取柄のない私は婚約破棄されて~どうしてこんな事になってしまっているのまじで有り得ないしっ!!~

一ノ瀬 彩音

第1話 壱

四宮家で生まれ育ち成長している四宮麗華しのみやれいかは四宮家の令嬢でもあった。


そんな麗華は今年で20歳になるのですけど、20歳になる麗華には両親の取り決めによって

既に婚約者となる人が決まっているのです。


婚約者の名前は愛崎省吾あいざきしょうごで年齢28歳となるのですが

省吾は有名な喫茶店を営む経営者でもあるのです。


しかし、麗華からすると両親が勝手に決めた婚約者なのですから

麗華の好みなのかもわからないし、相性もいいかもわからないのです。


そんな最中で婚約者である省吾が四宮家を尋ねて来ると

麗華とは初顔合わせとなるのです。


麗華自身は省吾の事を初めて見るのですけど、省吾自身はイケメン男性で

素敵な人ではあるのですから麗華はどう思っているのでしょうか。


そこで麗華は省吾の事を上から下までジロジロと見ているのですので

麗華も心の中では省吾の事に一目惚れしているのでした。


一目惚れしてしまった麗華は早速、省吾とお話しようとしているのですが

立ち話させるのも悪いので省吾にはあがってもらう事にするのです。


麗華と省吾は麗華のお部屋へと向かっているのですが

そんな時に、父親と母親と鉢合わせとなると省吾は挨拶しているのです。


もちろん麗華も父親と母親と会話しているのですけど、

省吾の邪魔にならないようにしているのです。


会話が終わると二人は麗華のお部屋の前に到着すると麗華が

ドアを開けて省吾が先にお部屋の中へ入ると省吾が可愛らしいお部屋だなと

言われると麗華は頬を朱色に染めているのです。


麗華がお部屋の中へ入ると麗華と省吾は高級な椅子に腰を下ろして

座っていると麗華がお茶を出すのを忘れておりまして

マズイと思うとすぐに省吾にお茶を出しているのです。


お茶を飲みながら二人は会話していると省吾がいきなり

麗華とは結婚出来ないと言われ、麗華は驚き戸惑っているのです。


麗華は省吾と結婚したいと言うのですけど、省吾はごめんな、それは出来ないと

言われてしまうと俯いてしまう麗華であったのです。


そこに省吾はとどめとなる言葉を言うのでした。


麗華は取柄もないし、俺とは相応しくないし、悪いが婚約を破棄させてもらうと

言われ、麗華は両手で顔を覆うと泣き出しているのです。


泣いていると省吾は高笑いをしながら、麗華は無能なんだよっ!! まじで使えない女だなっ!!

あっははははっと言われると泣いていた麗華は省吾の事を睨みつけているのです。


そんな省吾はおいおいっ、睨みつけるなよ、取り柄ないお前が悪いんだろうがっ!!

両親を恨めよっ!! と言われるのです。


それを聞いた麗華は激怒すると高級な椅子から腰をあげて

立ち上がると省吾の所まで行って襟首を掴むとそのまま

省吾の頬に往復ビンタするのです。


往復ビンタされた省吾はこう言うのです。


取柄のない女は暴力するしかないよなっ、最低な女だなっ、まじで最低だ!!

と言われると襟首を掴んでいたのを離すと麗華は床に座り込んでしまうのです。


あ~あ、まじで有り得ないし、婚約を破棄するな、じゃあな

省吾からそう言われると麗華は呆然としておりまして

どうしようもなくなると元気もなく暗いのです。


省吾は麗華のお部屋から出て行くと一人ぼっちである麗華は

泣きじゃくっているのです。


そう麗華は心の中でどうしてこんな事になっているのっ!!

まじで有り得ないしと思っているのです。


その後、麗華は両親に婚約を破棄された事がわかると

両親は麗華の事を勘当していまして

勘当された麗華は蒸発して行方不明となるのであった。

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取柄のない私は婚約破棄されて~どうしてこんな事になってしまっているのまじで有り得ないしっ!!~ 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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