カタルシス半端ない・・・

人の欲望は際限がない。
その中でも、性欲。これは紛れもなく最も大きいものの一つだろう。
主人公は、その迸る衝動をどうにか解消させたかった。
その利己的で、淫靡な思いから物語は紡がれていく。


++++

主人公の転生が良いスパイスを加えている。また、物語の展開もテンポがよく最終話まで読んだものの退屈な気分にはならなかった。

とにかく・・・官能的。そこにそれぞれのキャラクターの個性が確立していることが上乗せされ、良い風味を醸している。

迸るパトスを抱えている紳士は是非読んでいただきたい・・・