第15話 黒猫カフカのおかえりなさいのご挨拶
おかえりなさい。いかがでしたか今夜の話は?
え!お前は誰だって? いえいえいえ、あなたを夢の世界にお連れした黒猫のカフカです。あまり長い物語だったのでお忘れになった?
別に私の話じゃないのでかまわないのですが。
今夜は大ナマズさん達の夢の物語でした。
水中の魚なのにやたら勉強好きで、向上心にあふれていて、なんと皆さん子供の頃から学校に通っているんです。まるで人間みたいですな。
ところで、私の仕事はちっごランドのいろいろな住人さんの所に行ってインタビューすることなんです。そして面白かったら皆さんに紹介します。
ナマズさんには最初インタビューなんかできないと思っていました。なんせ水中に住んでいる人たちですから。
私は猫ですから、水が大!大大!!きらいなんです。
で、どーしたかって言うと、結構快適なインタビュー場所が見つかったんです。
宮殿の屋上プールサイドです。サングラスをかけて、サイドチェアに腰を下ろして、クリームソーダをチューっと飲みながらインタビューさせてくれたんです。リーン様!サイコー!!♪
ということで、夜も更けてまいりました。
満月ですね。窓をガラッと開けて、雲の間に顔を見せているお月様に向かって、一声、ワオー…ン!!て叫びましょう。
え、何故だって? そんなことをしたら警察に通報される?
んー、たまにはいーじゃありませんか。
たいがい物語の最後は、月に向かってワオーンなんですよ。
そしてあなただけの孤独な夜に戻りましょう。
…Good Night
…Good bye
…bye bye bee
…zzzzzz
ちっごランド迷宮物語 大ナマズの夢 @Chiggoland_MASA
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ちっごランド迷宮物語 大ナマズの夢の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます