ごきげんよう、これは萩尾丸先輩、なにやら勘付いているんじゃないかしら?
すっかり口調が皮肉めいた煽り口調になっていますものね。
紅藤さまは反対に素直に萩尾丸先輩の言葉を鵜呑みにしていますが、これもちょっと怪しいなあとか思ってしまったり。
というか、島崎君、報告しなかったんですね。
というよりバレなかったと喜んでいる様子。
ちょっと社会人としての基礎が出来ていませんね。
て、いうより、危機感が今一つ足りないのかしら?
そういう意味では萩尾丸先輩のいう通り、おぼっちゃま育ちで権謀術数や派閥争いという生々しい状況をリアルにイメージできないのかも。
というか、萩尾丸先輩と紅藤さまは、島崎くんを試しているようにも思えますね。
作者からの返信
斑猫です。
ご指摘の通り、萩尾丸先輩は勘づいておりますね。
そもそも彼はぱらいその一件を熟知している方ですので、だからこそ研修の内容を変更するようにと紅藤様に要請した感じです。
島崎君は、残念ながら上司への伝達よりもおのれの保身(?)を優先してしまいました(汗)
危機感がない、生々しい状況をイメージできないというのはその通りですね。
権謀術数・政治的駆け引きどころか実際の戦闘や知略を用いたあれこれさえ縁遠かった子ですので。
萩尾丸先輩は試し半分と弟分をからかうのを半分という感じですね。
紅藤様の真意は……案外お見通しかもしれない気がします。
ではまた。
ぱらいその件、ついに紅藤様にバラされてしまいましたね……。
ミーティングがやっと終わったかと思ってほっとした矢先にこれでは、源吾郎君のダメージも大きいでしょうね(>_<)
これがバレたことにより、より一層お仕事に励んでくれれば良いのですが。
でも、あまり傷ついてしまうと、かえって仕事に行けなくなってしまう方もいらっしゃるから、上司にとってはけっこうデリケートな問題な気もします。
作者からの返信
斑猫です。
いつもコメントありがとうございます。本当に嬉しく思っております。
王鳳来様がやって来たあたりの時は、こういう展開に持って行く予定はなかったのですが、あの萩尾丸先輩は黙っていないだろなと思い、より島崎君を追い込む展開と相成りました(笑)
成程、確かに傷ついて出社拒否という事もありますね。その辺りは私も失念しておりました。
さて次話にてこの件もひと段落しますので、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。
ではまた。