最初はほのぼのと、エッセイのような感じで読んでいました。
おばあちゃんはカッコいいけど、ロック歌手だったのかな?
自分をすり減らし生の声を出せなくなってしまうほどの会社勤めの機構について、考えさせられました。私も会社員でした。仕事は変わっても、社会で偽りの自分で生きることは変わらないですね。
後半は唐突な展開でびっくりしましたが、「泡」がキーになっているので、主人公は、あるいは作者様は海へと繋がっていったのかな、と思いました。
誰しも泡のような人生。水面に浮き上がるまで、ブクブクともがきながら魂の解放を目指す人生……。
暗いイメージのように思いますが、そこが今の主人公の場所なのかも。考えさせられる物語でした。また読ませて頂きます。
作者からの返信
崇期(すうき)さん
おばあちゃんはロック歌手です。
書き込んだものが伝わっていることが、その上でそれ以上のことを思って頂けたのだなと、コメントを読んで感じました。書くこと自体は好きでやっていることですけど、このような言葉を貰うと、書いてよかった、作品が生まれて発表して、よかった、と思います。
読んで頂き、声も頂き、ありがとうございます。
真花
心にもない言葉を発し、精神を磨耗させていた主人公が、大好きなおばあちゃんとのやり取りを通して本当の声=心からの言葉を取り戻していく。心の内から浮かび上がる声と、水底の泡をかけた発想が素敵だと思います。
全体的に文章が長いように感じたため、改行をこまめにつけたり、場面ごとで話を区切ったりするとより読みやすくなると思います。
作者からの返信
瑞樹さん
読んで頂きありがとうございます。
なるほど、長いと感じましたか。色々やってみてるので、意見を頂けると改善出来て有り難いです。
真花