いつか歌われる詞集

ずっと新月に探してる

新月で月が見えない

こんなに月を追いかけたいのに

星だけ暗闇で光っている

願いを掛けたら現れてくれればいいのに

月のような人を乞いながら

昼を生きているのに

夜の中でさえ

見失ってしまうなら

何を見上げて生きればいい？

今程あなたに救いを求めたくて

今程あなたに何もかも

伝えたくなってしまっても

もう少しひとりで歩けということ？

どんなにあなたに縋りたくて

途方もない時間を彷徨って

答えを見つける頃にはもう

あなたはただ遠くで輝いているだけ

新月で月が見えない

こんなに今は追いかけたいのに

星まで曇り空、探せなくて

願いを掛けたら現れてくれればいいのに

月のような人を乞いながら

昼を生きているのに

世界中から

見失ってしまうなら

何を目指して進めばいい？

今程あなたに会いたくてしょうがなくて

今程あなたに何もかも

伝えたくなってしまっても

違う誰かを頼れということ？

どんなにあなたに話したくて

途方もない時間を彷徨って

月が空に昇る頃にはもう

わたしはただひとりで歩いてしまっている

言葉を交わすサイクルが

満ちて欠けてくサイクルが

わたしとあなたで合わない

それなのに離れられなくて

今程あなたに全てを話したくて

今程あなたに何もかも

わたしを知ってもらいたくても

求めた先であなたを探せない

どんなにあなたに分かってほしくて

途方もない時間を彷徨って

あなたがわたしに気付く頃に

きっとあなたなしでも

生きられるわたしがいる