第21話 月曜から緑原さんと登校
月曜日の朝から俺の気分は最悪だ。
なぜなら、緑原さんが登校の時から隣で鼻唄を歌いながら俺と一緒に登校しているからである。
「あの~、緑原さん?」
「何ですか?」
「どうして自分の登校するルートを把握しているんですかね?」
「簡単ですよ。何日か書記さんの後を付けていたんです」
何をさらっとストーキング発言してるのこの子!?
「ええっと、今日の放課後生徒会室に用事があるので、帰りは付いてこなくても……」
「ご安心を、ウチも生徒会役員なので」
そういえば、会計だったの忘れてたぁ!
まずいぞ、放課後なら逃げられると考えていたのに。
「な、なら、放課後以外は会えないですよね……?」
「それもご安心を、ウチら同じクラスじゃないですか~」
そうだったぁ!
全く関り合いが無かったから気付いていなかった。
「あぁ、もう休みにならないかな……」
週明けの月曜日が週末になれば良いと思ってしまった朝から始まった。
学校一の美人生徒会長が偽の恋人役を頼んできたのは、なぜか書記の俺だった件 @mypace3
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