四章への応援コメント
年末のお忙しい中、更新お疲れ様です。
前話のコメントにまた、返信ありがとうございました。
私は読んだ後の興奮冷めやらぬまま半ば衝動的に、そして自身も一創作者としてこういったことが制作の励みになればという思いで感想を送っています。返事は期待していないものと知っていただければと思います。前回前々回とお忙しい中、律儀に返信ありがとうございました。目を通して頂ければ、それだけで嬉しく思います。
今回の内容、本当に心苦しいの一言でしかありませんでした。動き出した物語が追い詰められているところから始まり、早くも雪菜ちゃんがもう数える事も拒否する程の人数を手にかけてしまっている。なんなら彼女が1番の被害者と言っても過言ではないのに、やはり当たり前のように罪の意識を感じざるを得ない事。不詳ながらも殺してしまった人達の為に真実を知りたいと、知った後「涼くんは悪くない」と言葉をかけることができる雪菜ちゃんの優しさに震え涙しました。でもやはり、涼くんも雪菜ちゃん本人も、罪悪感を拭う為にその言葉を繰り返しているし、何度繰り返したって罪悪感を拭いきれない事を理解していることが、何よりも辛いです。
どうして涼くんだけはあの状況下でも無事なのか、そしてどうして拳銃を拾い上げたのか。次回の展開に気が気ではありません。
更新楽しみにしています、ありがとうございました。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます!
自分の作品を待ってくださる方がいるという事実は、大変励みになります。コメントに対して返信をするのは私自身がそうしたいのもありますので、お気になさらないでください。
これまでは雪菜と涼を中心とした閉じた世界にスポットを当てて描いておりましたが、警察などが出てきて、このあたりからもう少し広く価値観や意見の違いを描写していきます。
基本的にメインの登場人物に本当の悪人はおらず、皆優しいです。ただ、置かれた状況や立場の違いから対立が生まれ、結果的にそれぞれ苦しい決断を迫られるような時が来るでしょう。
物語としてはまだ三日経ったくらいなので序盤ですが、内容のスケールが大きくなっていくのに合わせ時間の描写も多少加速させていきます。長くし過ぎないようにしようとは考えていますが、やっと起承転結の承に入れたくらいでしょうか。
というわけで、今後もお楽しみにお待ちください。
三章への応援コメント
更新お疲れ様です。
前話のコメントに返信ありがとうございました。作者regulus様の作品に対する意向が聞けたことを嬉しく思うと同時に、もちろんその意向に則り作品を楽しむのを前提として、(私自身の性質として)やはり雪菜ちゃんの心情から目を背けられなかった故の感想コメントでした(以上は戯言でした、どうか無視して下さい。)。
今回で、涼くん自身が直接的な関わりが無いと言っても全く責任を感じないという訳ではないだろうというポジションだということが明らかになり、とても心苦しくなりました。彼が本当に2者間にいるのだと。恐らく本人も気づいているだろうに、雪菜ちゃんのもとに走って助けに来てくれた。2章での2人きりの会話の時にはもう決心していたのか、とか色々と考えてしまいました。彼の心情と今後の展開に、気が気ではありません。
次回もとても楽しみです。ありがとうございました。
作者からの返信
またコメントありがとうございます!
正に仰る通りです。涼も雪菜も本来責任を感じる必要はないはずの立場でありながら、現実問題としてそうも言っていられないというジレンマに悩まされます。
自分は悪くないはずなのに罪の意識を感じる、というキャラクターたちの内面に注目していただけると、この作品への理解が深まるかと思います。
次回更新は31日の予定です。
もう少々、お待ちくださいませ。
二章への応援コメント
雪菜ちゃんと涼くんの繋がりが深まっていくと分かるのが、とても良かったです。
涼くんからはまだ分からないけど、雪菜ちゃんにとって彼がかけがえの無い存在となり始めている事に心動かされました。
次回も楽しみにしています、ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
この作品は「セカイ系」と呼ばれる作品群をベースとしつつも、逆にそれらの特徴と言われている、"国家や社会などの具体的な中間項を描写しない"という条件を大きく覆すものにするつもりです。
つまり、"主人公とヒロイン"の二者間(この作品の場合は女主人公なので逆ですが)の意思決定が全てそのまま終末に結びつくものとは言えず、現代日本を舞台とした社会に容認されるのかどうかが大きな鍵となります。
雪菜が涼のことを想っているのは大前提として、雪菜の傍らに居ながらも、"社会の総意"としてのアイコンの役割を、涼は担わなければなりません。
雪菜 - 涼 - 社会、という構図の中間に位置する涼が、トロッコの行く先を決めるレバーを握っていると言えます。
なので、そういった見方から作品を楽しんでもらえると嬉しいです。
とは言え、当然ですが主人公である雪菜の心理描写は、かなり強めのものになることは間違いありません。しかし、"雪菜がどうしたいか"という事だけでトロッコの行く先は決まらないということです。
六章への応援コメント
お忙しい期間を過ぎた事、そして1ヶ月ぶりの更新お疲れ様です。
最早、何と言えばいいか。
予想を裏切ってくれなかった事実に絶望し、それすら超える驚愕の展開に思わず頭を抱えました。
殺して欲しいと願う方も願われる方も、どれだけ辛いか。結局、独善的で。
大切な何かを護ろうとすることの、何が罪だろうか。
この物語の本質を、今回の章で今一度目の当たりにし再考させられました。
そして関連曲を再びじっくり聴き直さなければ、と感じました。
新曲投稿、お疲れ様でした。Regulus様の作曲、執筆活動を今後も応援しております。
次回の更新も楽しみにしています、ありがとうございました。
作者からの返信
いつも応援コメントありがとうございます!
予想を裏切らないという点に関しては、私の作品の作り方として今後も続く可能性が高そうです。
というのも、既に与えてある条件から推察すれば、ほぼひとつの答えに収束するだろう、という内容について敢えて変更しようとは考えていません。
夜明涼さんの仰られている通り、私の伝えたい問いかけを表現するための作品として、都合の良い物語にしたり、無意味に凄惨な描写をしたりする必要がなく、まるで本当に起きた出来事であるかのように無慈悲に、全体として淡々と、私の頭の中で起きた物語と人物らの心情をあるがままに表現していくだけでございます。
つまり、答えが求めやすい数値になるように都合よく問題文の条件を調整してあるような問いにはしたくなく、不変の、あるがままの条件を個々人に提示した時に得られるフィードバックに、私は意義を見出しているのです。
それが、音楽も文章も関係なく、私の作品が持つ意味なのです。