天然すぎる勘違い

@wankun113

第1話

天然すぎる勘違い


ゆずか:ミシャのことを推してる女の子(本名→あこ)

ミシャ:新人配信者をしている男性(本名→とあ)

KANA:ゆずかの大親友(本名→すず)


使用許可

ツイキャス声劇・Skype声劇・discord声劇などの金銭が発生しない場所でのみ使用可。

金銭が発生する場合は使用不可。


その後に連絡はTwitterまで。

ID→@wankun113


「」→セリフ

『』→コメント、LINE

()→心の中、ナレーション

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ミシャ「コホンコホン、あぁー!あぁー!聞こえてますか?みなさんどーも!!来てくれてありがとうございますっ、、!」

ゆずか『ミシャ〜!こんにちは!』

KANA『こんにちは!』

ミシャ「お!ゆずか、かないらっしゃいませ!ミシャだよ〜!」

ゆずか『相変わらずかわいいなぁ…』

ミシャ「あははwありがとう!………皆さん今日は何してましたか?」

ゆずか『ミシャのツイート見てた!』

ミシャ「え!?ありがとう〜!今日何あげてたっけ?」

ゆずか『お手手あげてたじゃん!可愛かったよ〜』

ミシャ「あ、そーだそーだ!おててあげたの!見てくれてありがとう〜!可愛いだなんて嬉しいなぁ」

KANA(相変わらずあこってば……デレまくってるじゃん💦まぁ推し様だから仕方ないか…)

ミシャ「あははwゆずかいつもツイート見てくれてありがとうね!」

ゆずか『これくらいおやすい御用よ!!』

ミシャ「さすがゆずかだね!!すごく嬉しいよ〜」

ゆずか『わたしも喜んでくれて嬉しいよ〜!』

ミシャ「えへへっ!いつもありがとうね!そーいえばゆずかとかなちゃんってリア友なんだっけ!」

ゆずか『いいえ!!うん、そーだよ?』

KANA『あ、うんそーだよ?』

ミシャ「へぇ!いいなぁ!僕もふたりとリア友が良かった」

ゆずか『え!なろうよ!!』

KANA(え…そんなこと普通言う?なんか怖いんだけど……)

ミシャ「え!?いやぁ!ゆずかの言葉は嬉しいけどかなちゃんがどーか分からないし」

ゆずか『大丈夫大丈夫〜!かなは優しいんだから』

ミシャ「そーだね!いつかリア友になろうね〜」

KANA『もっと仲良くなってからでよければ…』

ミシャ「うんうん!そのつもりだよ!もっと仲良くなろうね!かなちゃん」

ゆずか『かな〜私フライングしちゃうぞ?』

KANA『ゆずか??』

ミシャ「まぁまぁwいつかね?うん───」



ゆずか『赤字〜』

ミシャ「わぁ!もぉそんな時間!?早かったなぁ…2人とも最後までいてくれてありがとうね!」

ゆずか『この後は?』

ミシャ「一旦終わるかな〜」

ゆずか『おっけい!おつみしゃ!』

ミシャ「おつみしゃありがとう〜!」

KANA『お疲れ様です』

ミシャ「かなちゃんお疲れ様ありがとう!じゃあ…終わりにするね!またね!!」


KANA、N)私はミシャが嫌いだった、なにを考えてるかわからないし、男だし、成人してるらしいから未成年の私達にはリア友になりたい、なんて不審にしか思えなかった…ってミシャについて考えてたらアコからLINEがきた

ゆずか『すずー!』

KANA『なに?』

ゆずか『明日さ、空いてる?』

KANA『うん、空いてるけど』

ゆずか『遊ぼーよ!!』

KANA『まぁいいけど……また勉強教えてとか言うつもり?』

ゆずか『えぇ!いいじゃぁあん!』

KANA『はぁ……いいけどさぁ……』

ゆずか『かみさまぁぁぁ!!』

KANA『はいはい、そーゆーのいいから』

ゆずか『相変わらず冷たいなぁ』

KANA『いつもどうりでしょ?』

ゆずか『まぁそーだけどね』

KANA『じゃあ、私は寝るから、またね』

ゆずか『えぇ…はーい!おやすみ』



ミシャ「………あ、皆さんこんにちは!」

ゆずか『こんにちは〜!』

ミシャ「お!ゆずかいらっしゃい〜!」

ゆずか『そと?』

ミシャ「そーなの!今日はお休みだからお買い物行っててさ!ゆずかは何してたの?」

ゆずか『かなと勉強会!もぉ帰っちゃったけど』

ミシャ「あぁ!かなちゃんと!!いいじゃん!」

ゆずか『でしょ〜!でも疲れたよぉ……』

ミシャ「あははwおつかれさま!」

ゆずか『ありがとう〜!』

ミシャ「さぁ、着いたのでっ…よし、たっだいまぁ!って誰もいないけど…」

ゆずか『かわいいww』

ミシャ「可愛くなんかないもんね!!」

ゆずか『私のお家に帰ってきたらなぁなんて』

ミシャ「あははw僕に出会い厨になれと?」

ゆずか『そんなこと言ってないよ!でも出会い厨か〜…🤔💭』

ミシャ「出会い厨はお好きですか?なんて、なわけないよな…そんなことよりさ、今日僕のご飯お寿司なんだけどゆずかはお寿司好き?…」

ゆずか『好きだよ!!

KANA「はぁ……相変わらず勉強全くしなかったじゃん…あれ?誰のだろうこのハンカチ…上の人のかな?はぁ……届けるか」

(ピンポーン)

ミシャ「うわぁっ!ちょっと待って!ミュート」

ゆずか『はあくー!』

ミシャ「どなた様ですか?」

KANA「あ、えっと、ハンカチ落としてたので…」

ミシャ「え!?今開けます、ちょっと待っててくださいね!」

KANA「はい」

ミシャ「ガチャ、すみません💦どれですか?」

KANA「……え?」

ミシャ「ん?どーしました?」

KANA「ミシャ…さん?」

ミシャ「え!?なんでそれを?」

KANA「あ……友達が、推し様って顔を見せたりしてきた顔にそっくりだったから……」

ミシャ「そっか…とりあえず上がっていかない?」

KANA「いや!大丈夫ですので…」

ミシャ「いいから!ほら、ね?」

KANA「ちょっ……」

ミシャ「みんなただいまぁ!」

ゆずか『おかえり!』

ミシャ「急にごめんねぇ!ただいま!」

ゆずか『大丈夫だった?』

ミシャ「うん!でももぉ赤字だからこれで枠終わりにするよ!」

ゆずか『そっかそっか……じゃあおつみしゃ!!』

ミシャ「ごめんねぇ!おつみしゃありがとう〜!………ってことで終わりにするね!みんなばいばーい!………あ、ごめんね、考え事してた、とりあえず座りなよ」

KANA「………」

ミシャ「いいから、早く」

KANA「……いやです」

ミシャ「名前は?」

KANA「言いたくありません」

ミシャ「その感じからして…かなちゃんかな?」

KANA「っ……」

ミシャ「図星かぁ!かわいい顔してるんだね、」

KANA「…そんな事ないです」

ミシャ「今日は帰り?」

KANA「はい…」

ミシャ「ふーん…かなちゃんが近くに住んでるということは近くにゆずかも住んでるんだね?」

KANA「……」

ミシャ「隠し事が下手だなぁ」

KANA「…何のつもりですか?」

ミシャ「なにが?」

KANA「絶対あ……ゆずかに近づかないでくださいよ?」

ミシャ「それは保証できないかな」

KANA「!?な、なにを……」

ミシャ「でも!かなちゃんが言うこと聞いてくれるなら何もしないよ」

KANA「…信用できませんね」

ミシャ「信用してないなら近づくだけなんで」

KANA「っ……」

ミシャ「物分りのいい子でよかったよ、とりあえず詳しいことは明日話すから、今日は帰っていいよ」

KANA「……はい」




KANA『あのさちょっと今いい?』

ゆずか『いいけど……すずからLINEしてくるなんて珍しいじゃん!どーしたの?』

KANA『ミシャさんのこと信用してる?』

ゆずか『うん、なんで?』

KANA『いや、なんでもないの、ごめんね』

ゆずか『う、うん』

KANA(やっぱり推し様って言うくらいだからすっかり信用してるよなぁ……これからどーすればいいんだろう……)

ゆずか(すずどーしたんだろう……急に変なこと言い出すし、長年の付き合いだけどすずからLINEだなんて指で数えられるくらいだったはずなのに……ミシャとなにかあったのかな……)




ミシャ「はーい……お、ちゃんと来て偉いじゃないの」

KANA「脅したのは誰ですか」

ミシャ「まぁまぁ!上がって上がって?」

KANA「……」

ミシャ「で、今回は逃がさないからね?」

KANA「……何が目的ですか?」

ミシャ「あの……ゆずかのことを色々知りたい」

KANA「…友達の事なので私は言えな……」

ミシャ「言ったこと忘れたの?」

KANA「っ……何を知りたいんですか」

ミシャ「本名」

KANA「……あこです……」

ミシャ「へぇ!可愛い名前してるんだ……あ、大丈夫だよ!言ったことはゆずかには言わないからさ」

KANA「……」

ミシャ「……今何考えてる?」

KANA「……あこにごめんって」

ミシャ「そーだよね〜」

KANA「……!?」(突然電話がなる)

ミシャ「……出ないの?」

KANA「今あなたといるので……」

ミシャ「あこちゃんなら出なよ」

KANA「……はい…もしもし?」

ゆずか「あ、もしもし?すず今時間ある?」

KANA「あるけど…どーしたの」

ゆずか「宿題手伝ってぇぇぇぇ(´;ω;`)」

KANA「はぁ!?」

ゆずか「お願い!今から来て!!このとーり!」

KANA「はぁ……わかった」

ゆずか「ありがとう!!!神様!!!!じゃあ切るね!バイバイ!」

KANA「あ、ちょ!!……切れた」

ミシャ「今からあこちゃんの家に行くんだ」

KANA「そうですけど……」

ミシャ「僕も家の前まで連れてって」

KANA「はい!?」

ミシャ「家は知っときたいもんでしょ?」

KANA「嫌ですよ!何言ってるんですか!」

ミシャ「僕が前に言ったこと忘れたの?」

KANA「ぐっ……分かりました……くれぐれもバレないようにしてくださいね?」

ミシャ「もちろんわかってるよ」




KANA「ここです……」

ミシャ「へぇ…広いなぁ」

KANA「じゃあここで…」

ゆずか「すず〜〜〜〜!!」

KANA「!?!?ばか!」

ゆずか「え!?なんで!?…ってかこの人誰?」

ミシャ「あっ………あっ………僕失礼します!!」

ゆずか「待って!!!」

ミシャ「ひぇっ!!」

ゆずか「あなた……ミシャさん?」

ミシャ「……はい」

ゆずか「えぇ!嘘!やっぱり!」

KANA「あこ、あの……これは……」

ゆずか「めっちゃ嬉しいよ!!もぉすず〜!知り合いなら言ってよ〜!」

KANA「あ……ごめん」

ゆずか「珍しく素直じゃん」

ミシャ「あ……僕ほんとに……」

ゆずか「とりあえず?二人の関係を教えてもらおうか…」

KANA「……はい」




ゆずか「なるほどね……」

KANA「ほんとにごめん!!」

ゆずか「全然大丈夫よ!それにすずは私を守ろうとしてくれたんでしょ?だったら謝らなくても大丈夫」

KANA「ありがとう……」

ゆずか「で、なんでミシャはそんなことしたの?」

ミシャ「そ、それは……」

ゆずか「それは?」

ミシャ「……あこの好きなタイプになりたくて……」

KANA、ゆずか「は……?」

ミシャ「前出会い厨好きって言ってたから……」

ゆずか「いつそんなこと言ったの!?!?」

ミシャ「え!?」

ゆずか「いやいや!好きじゃないんだけど!?」

ミシャ「でもたしかに……ほら!このコメント…」

ゆずか「あぁ…それはお寿司は好きか?って聞いたから…」

ミシャ「あ……そーだったの!?」

ゆずか「うん」

KANA「出会い厨好きだったら私引くかも……」

ミシャ「うそ……色々とごめんなさい!!!好きになって欲しかっただけなんだ!許して欲しい」

KANA「……そんなことで許せるわけ…!」

ゆずか「いいよ、許す!」

KANA「え!?何言ってんの!?私がどれだけ苦労したと……」

ゆずか「そこはほんとに感謝してる、だけどさ?悪気は無かったんだし許してあげよーよ!ね?」

KANA「はぁ!?……はぁ……わかったよ」

ミシャ「ありがとうございますっ泣」

ゆずか「これから仲良くしようね」

ミシャ「あ……はい!」

KANA、N(なんか……私からしたらすごい納得いかない結末だったのですが、こーして私たちは仲良くなりました、ミシャは思ってたより人見知りだった。なのにあこがグイグイ行くのでもっと慣れるまで相当時間がかかった)───





ゆずか「……ねっ!ミシャ!」

ミシャ「あっ……うん」

KANA「あこ!あんたさグイグイ行き過ぎ、とあがとまどってるじゃん」

ゆずか「だって!嬉しいんだもん!推し様とリア友になれるなんて」

KANA「だとしてもさ……」

ミシャ「ぼくは…大丈夫です…!」

KANA「う、うーん……」

ゆずか「ほらね!!」

KANA「はいはい…」

ゆずか「これからも2人とも仲良くしようね!だーいすき!」

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