日本決裂の最終

第7話 北海道を統一し、北半球同盟に加盟

2103年8月(平明九年)


世界的な大停電の影響で、「第二明船」は壊滅した。「第二明船」によって構築された「明船世界システム」が崩壊する。世界は深刻な混乱と困難に陥っている。食糧不足、経済破綻。


「グローバル改造計画」に参加した7カ国。中国、ロシア、アラブ連邦、日本(東京政権)、アメリカ東海岸連邦、イギリス、ヨーロッパ連邦が国連再建を協議する。


しかし、これらの伝統強国は、「第二明船」による長年の「弾圧」を経たため、国際的な訴求力は大きく低下した。全人類の国連を再構築することが困難になったのです。


だから、これら7カ国は国連を創設しないことを選択しました「北半球同盟」を作ることを選んだのです。これら七国の政権が一つになって、首都は「太銭城」におかれた。


7カ国→中国、ロシア、アラブ連邦、日本(東京政権)、アメリカ(東海岸政権)、イングランド、ヨーロッパ連邦



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8月11日


日本(京都政権)は北半球連合に抗議した。京都政権は、日本(東京政権)が日本国民の意志を代弁するものではないと考えていた。



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8月23日


北海道政府は東京政権への復帰を宣言した。



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8月25日


京都政権が東京政権に再び宣戦布告したのが「秋の戦争」である。



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8月26日


東京政権は北半球同盟に援助を求めた。そこで北半球同盟内では、「日本の内政に干渉し、京都政権に宣戦布告する」という仮投票と議題討議がおこなわれた。


投票結果

同意→日本(東京政権)、アメリカ(東海岸政権)、イングランド

反対→ロシア

棄権→中国、アラブ連邦、ヨーロッパ連邦

(賛成する国が2分の1以下だったため、この議題は採択されなかった)


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9月3日


京都政権が北海道を奪還する


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10月5日


中国は日本(東京政権)を北半球同盟から蹴落とすことを提案した。

北半球同盟はこれに投票する。


投票結果

同意→中国、ヨーロッパ連邦、ロシア、アラブ連邦。

反対→アメリカ(東海岸政権)、イングランド。

(東京政権は北半球同盟から追放される)

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10月24日


イングランドは日本(京都政権)の北半球同盟への参加を提案した。


北半球同盟内の投票結果

同意→ヨーロッパ連邦、アメリカ(東海岸政権)、イングランド

反対→中国、ロシア

棄権→アラブ連邦

(日本の京都政権は北半球同盟に加盟)


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10月25日


日本(京都政権)は、北半球同盟の法的手続きに正式に参加し始めた。


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11月1日


北半球同盟は日本(東京政権)の政権合法性を認めないことで一致した。


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2104年(平明十一年)1月1日


日本(京都政権)が北半球同盟に正式加盟。



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