第12話 想いに対する返事
俺は2人に告白されてから、自分なりに考えた。勉強も同じくらい頑張れよと言われるほどには考えているつもりだ。
(よし、伝えよう)
俺は
あっという間に、その時がやってきた。
「……」
「……」
緊張しているせいか、2人とも目をつむって黙っている。
俺は2人に想いをぶつけた。
「
「想華さん、チャットで知り合って丁寧な所やこうして会って優しい所や逆にその優しさで自分を苦しめてしまう部分も見えた。そんな所を守ってあげたい。そう思った」
そして遂に、自分の口から告白の返事をするときがきた……。
「俺は……俺は……。
おま、あぼぼぼぼ!?」
返事をしようとした途端。頭上からなぜか水が落ちてきてそれをかぶってしまい、更にはバケツが落ちてきて俺は気絶してしまった。
「ちょっと!大丈夫!?」
「今保健室に!」
2人に心配をかけられながら、そのまま保健室へ運ばれるのであった。
こんな形で覚悟を水だけに水の泡にされた俺だが、告白場所がバレて
チャットから始まるラブコメディ! 歩く屍 @fb25hii
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