やたらと都合良く頭が良かったり、一般人として有り得ないだろって言うような行動力をもっていたりする、そんな主人公達がいる中でこの作品の主人公は妙にリアル。
変に引きこもりだとかオタクだとか言うようなことはない就職浪人一歩手前な男性。
便利スキルをもって異世界に行ったら……って言うシチュエーション、転生・転移モノを読む読者が誰でも考える「もし自分が〜」な光景の一つを凄い的確に捉えた主人公だと思います。
異世界・便利スキル・圧倒的アドバンテージ
普段は逸般人で肝心な時は一般人。
そんなちょっと俗っぽいけどよく考えたら普通な思考を持った「妙にリアルな主人公」のアサクラさん。
良いですよ〜ホント(笑)
是非一度、って言える作品は久しぶりでしたので良ければ御目通しあれ〜
ライトな小説というのは物語の進展で読ませるってのが僕にとっての面白さの基準。
「異世界モノ」という共通知の中で意外性をもたせて、クドくない説明とともに、次の展開を進めていく・・・
オーソドックスだけど難しい・・・
描写を地の文に頼らずに会話や心理の中から読み取れるので物語の展開の邪魔にはならない。
次へ次へと楽しく読んでしまいました。
収納系?のアイデアもこの作品では非常に洗練されたものになっててきたと思う。
そして、何より、猫は正義である。(´・ω・`)
フィールド冒険から都市冒険への場面転換。
早速事件に巻き込まれたのは意外だった。
イベント発生、解決型のストーリーが楽しく続く、キャラの入れ替えにも驚いた。