青の決意
動いた。僕の本能が。動かしてしまった。貴女との関係を。昨日までは、貴女と僕との距離感はずっと昔と変わらなかった。昨日までは、貴女が可愛がる年下の男でいられたから。一度踏み出した
学校を卒業するまでは、一緒だった。今の僕はまるで違う。カウントダウンのたびに口元を弛むのが判る。本能が動く解放感と、侵食する距離に、僕はただ笑う。動いた、僕の本能が。動かしてしまった、貴女との関係を。さぁ、もう貴女が弟のように愛しんでいた『坊ちゃん』とはお別れだ。
日日是好日を望む(2/3更新) 狂言巡 @k-meguri
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。日日是好日を望む(2/3更新)の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます