東京メイズ・ウォーカーズ! ~黎明期のメイズ受託業者達~

作者 金時草

1,256

469人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

【簡単なあらすじ】
ジャンル:現代ファンタジー
高校最後の思い出にと親友と3人で行った先のキャンプで、主人公の親友が行方不明となった。親友の失踪から8年後。世間は突如出現したメイズや感染症の影響などにより不況の真っただ中であった。主人公はブラック企業に勤めていたが、バイトテロのせいで失業してしまう。生活費を抑える為、近くのスーパーに寄った帰り道、主人公は不思議な空間へ落ちてしまうのだった。そこで主人公が見たものとは……?

【物語の始まりは】
主人公は大学受験を控え、親友たちとキャンプに来ていた。親友二人は惹かれ合ってはいるもののなかなか進展しない。リア充爆発しろと思いつつも、進展しない二人に肝試しを持ちかける。もちろん背中を押すためだ。二人の進展を願い、肝試しに送り出した主人公。しかし自体は急展開を迎える。なんと親友が行方不明になってしまったのだ。まるで神隠しにあったかのように。

【舞台や世界観、方向性(箇条書き)】
2020年のリアルな社会にファンタジーをかけ合わせた舞台という印象。
ブラック企業、バイトテロ、感染症による不況。そこに加えて架空の要素メイズ。もしこんな世の中になったら、大変である。

【主人公と登場人物について】
メインとなるのは、主人公と行方不明になる親友。
舞台となる2020年より8年前に親友は主人公が提案した肝試しによって行方不明となる。その8年後、彼の葬儀が行われ形見分けとして受けとった鏡により、彼とやり取りをすることとなる。彼から聞いた話は異世界の話しであったが、どうやらこちらの世界との共通点もあるようで?

【物語について】
親友失踪から8年後。新総理となる人物からこれまで世界に起きたことについて語られていく。メイズとは何か。どのようにしてできたのか、調査の結果など。現在の時代背景明かされていき、主人公の視点へと戻る。
この物語の舞台は現… 続きを読む

★★ Very Good!!

一人称視点で主人公の思考を書いているように見えて、書かれていない部分も多いので、それが明かされる時が楽しみです。
ダンジョンによっておこるトラブルを事前に知っていたが対応をしなかったため、多くの人が亡くなった事に対しての主人公の感情や考えが一切ない点は物足りないというより、作者がわざと書いていないんでしょうね。
鈍感設定で、ヤキモチを焼くといった言葉を理解できないなど無理矢理すぎるところがあるので主人公は結構怪しいですね。
もしかしたら、難聴キャラみたいな伏線かも…

★★★ Excellent!!!

文章力の高さや政治背景の設定までをちゃんと作り込んでるのでリアリティが出ていて面白い。
主人公がすぐ強くなってないのも良いですね。

一点だけ初期展開の中で気になった点なのですが、友人が10年近くも行方不明になってそれに主人公はトラウマ級に責任を感じていたはずなのに、その理由が判明しても友人の両親や幼馴染の女の子にすぐに説明に上がらないところ。
すごく大事なことだと思うが、これでは待っているままの友人の家族や幼馴染が可哀想だし酷い行為だと思うが、友人も本人も気にしてない事に違和感を感じてしまいました。

★★★ Excellent!!!

現在の日本にファンタジー世界が出現したらって観点で良く練られた作品です。
映画「シンゴジラ」やなろう作品の「Dジェネシス」に通じるものがありますが、その分情報量が多くてしっかりとして世界観を読み取れるスキルが必要かも知れません。
序盤がシリアスでファンタジー好きには少し取っ付きにくいと思います。
初めの10~15話が作者さんの文章の癖に慣れず読みにくいと思いますが、それを上回るストーリー展開の面白さに夢中で読み進めました。
最新話はルビがふられてたり改善されてとても読みやすくなってます。
特に最近はサスペンス要素が入ってファンタジーファン意外も楽しめます。
好きな人には嵌まる作品だと思います。
もっと評価が高くて良いと思います。

★★★ Excellent!!!

 主人公は強いが油断もするし悩みもするとても人間らしいキャラクターをしています。

 そして、現実味を帯びたストーリーで世界観に引き込まれます。


 過去の自責を背負った主人公そして、世界の変化とともに再び出会った親友。この親友が今の所大きく関わってはいませんが、世界設定に説得力を出す上でとてもいい存在だと思います。
 ハムスターたちは言わずもがな。

 そして、読みやすかった点については基本的に悪人はいますが悪い意味でヤバすぎる奴がいないからでしょうか。
 残酷なシーンが無いわけでもないのですが人為的で理不尽なというのは控えめですね。

 読む人によっては視点変更が多い部分が何箇所かあるので気になる人はいるかもしれないです。
 私はそこまで気にはなりませんでしたが……。

 主人公が無双する話ではありませんが堅実さや、リアリティのある作品が好きな方にはオススメです。


 まとまりのない感想ですが応援しています。
 

★★★ Excellent!!!

これは引き込まれます!
すっと物語に入っていけ、実際にメイズが出現しても受け入れることができそうなクオリティ……。

サクサク展開しますが、決して読み手を置いてきぼりにしません。
程よいリズムが心地よく、うまくできた設定に物語の雰囲気に浸り込めます。
おそらく、大多数の方が主人公に感情移入して一緒にメイズを探索しているのではないでしょうか。
まずは、自転車に乗って――。

★★★ Excellent!!!

最初の掴みもギャグを交え上手だなーと思いましたが、内容の密度とレベルの高さに脱帽しました。

途中から重たい政治的な話になってますが、説明の仕方が上手で読めてしまっている自分がいてビックリしてしまいました。

これは賞をとれるレベルどころか、映画化まで繋がる内容なんじゃないかと感じてしまいました。

途中までしか読んでないので、これからじっくり読んでいきたいと思います!