貴方も巡り会えるはず

今の自分

そうして小説を書き続け今は高校生。

18になりふと部屋の掃除をしていた時

タイムカプセルの様に現れたのは

小学生の時に小説を書いていたノート。

下手くそな字で、起承転結もなく

まるでメモ書きの様になった小説。

でも小学生の時を思い出すのには充分で。

高校に入ってから書いていた小説と

見比べると断然高校生の方が上手だった。

でも自分らしさには欠けていた。

小学生だから感じたもの。

小学生だからやりたいと思えたこと。

それらが今の自分には無くなっていた

もちろん高校生にもなれば知識も増え

小学生のような純粋さはないのかもしれない

それでも忘れてはならないものがある。

自分らしさ、そして夢。

高校生になった私は将来の夢が無かった。

小学生の頃は小説家になりたいと

中学生の頃は歌手になりたいと

そう思っていたのに。

色々な現実が見えてきて全てを諦め

忘れていたのである。

幼い私が教えてくれたもの、

私の人生を変えた本が教えてくれたもの

私はまた忘れるかもしれない。

でも、思い出す事は出来るだろう。

きっとこれを読んでいる貴方だって