「夏、京都。その想い 切り取って…」 作者:もってぃ 様
こんにちは。
14作目の感想は、もってぃ様の「夏、京都。その想い 切り取って…」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054897013409 についてです。
もってぃ様の作品は、これまで企画を通して2作読んでいて、これで3作目ですね。
「心霊写真」を撮ったことから始まる幽霊少女との交流、そして少女と先輩の関係。少女、先輩、そして主人公の悩みがしっかり伝わってきて、泣きそうになりながら読みました。
さて、ネタバレ感想は下記です。
未読の方はご注意ください。
☆
主人公の一葉の恋心、それにヤキモキしながら始まった物語。
写真部を舞台にしているだけあって、カメラのことなどしっかり調べられて書かれているなあと思いました。
こういうところ小説を書く上で、リアルに書けるかどうかが決まってくるんだろうなあと、改めて思いました。
一葉視点を中心に展開していく物語。
少女の想いを受けて動き出す彼女に対して偉いなあと思ってましたが、その裏にあった悩みに、そういうところあるよなあと同調しました。
他人に対して頑張れるけど、自分に対しては頑張れない。
努力した結果が怖いから。
なんだが、考えさせられてしまいました。
単に恋愛だけではなく、こういった部分にも焦点を置いて、主人公、そして先輩の心の変化が書いていくのは凄いなあと思いました。
心の成長、殻を破る、うわっぺらだけの話でないところ、いいですね。
最終回に向けて、思ってもいない展開があって、それで泣きそうになりました。
もう亡くなって数年たってるし、成仏するだけなのですが、消えていく時は悲しくなりました。
立ち直るまで、次の一歩に踏み出す心の動きが良く描かれた作品だと思いました。
今回も企画に参加くださりありがとうございました。
次は15作目は、鳥川ハル様の「隣の芝生は敷居が高い」https://kakuyomu.jp/works/1177354054894297034 についてです。
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