現代ドラマに何ができるか
五味千里
『現代ドラマ』って何やねん!
こんにちは。五味千里と申します。
えー、大層なタイトルをつけてはいますが、本稿はカクヨムの「現代ドラマ」というジャンルの魅力等々を結構ゆる〜く私見で語るものです。
また、私自身、人気な物書きでもなんでもないので全ての記載の最後に(あくまで個人の意見です)がつきます。どちらかというと読者の目線みたいな感じで読んで貰えば…
さてさて、なぜ、『現代ドラマ』を語るに至ったかと言うと、「現代ドラマが読まれなさすぎる!」これに尽きます。
一般にネット小説は「異世界ファンタジー」が人気の傾向にあります。次いで「恋愛」かな?
じゃあ、人気=面白さの証明かと言うとまた別ですね。不人気と言われがちな現代ドラマのものでも面白い小説は沢山あります!ただ恐らく、面白さの種類が異なるのではないかというのがこのエッセイ全体で言いたいことです。
そもそも「現代ドラマ」というジャンルは何でしょう。現代はまだわかるにしても、ドラマ??
ジャンルとしてのドラマは一般に『人間を描く』とされています。曖昧な定義ですが、何となく腑に落ちる気もしますが、うーん。
私見として、カクヨムのジャンルわけは、主に『設定』『方法』『内容』についてそれぞれ述べられていると思います。
例えば『現代ファンタジー』はそれだけで『設定』ですよね。『詩』は、表現の『方法』、『ホラー』や『恋愛』は、その小説の主な『内容』について触れてます。
では、『現代ドラマ』は?
これが面白いことに『現代ドラマ』は『現代』という『設定』と『ドラマ』という『内容』を表してるんですね。
さて、となると『現代ドラマ』は、『現代』、つまり我々の生きているこの社会を前提(設定)として、そこに生きている人間を描く物語ということになります。あくまで主旨は人間です。
ただ、『現代ドラマ』といっても、『恋愛』の要素や、『現代ファンタジー』、『ミステリー』の要素を全く除かせることは大変だと思います。
人間を描くうえで『恋愛』は重要ですし、ちょっと不思議なこと起こるような『ファンタジー』要素、登場人物の過去を探るような謎解きとしての「ミステリー』もあるでしょう。
しかし、だからといって『現代ドラマ』のジャンルが不要という訳ではなく、いわば物語の展開に対する作者のスタンスや捉え方を表しているのではないでしょうか。
例えば『朝起きると枕元にプレゼントがあった』という事象があるとして、それを『ファンタジー』として展開するか『ミステリー』として展開するか『ホラー』として展開するかは作者次第です。
そして、これを『現代ドラマ』として展開する場合、人間を描くためには、その事象よりも、それに対峙してその人がどう感じ、どう考えたかが重要となります。
こう考えると『現代ドラマ』というジャンルの特徴がわかる気がします。
つまり、『現代ドラマ』とは、現代に生きる人ないし人々を描くことを主旨としており、ストーリーを描くというよりもそのストーリーに生きた人間を中心に描くということです。
ど、どうでしょう?何となくわかりました?頑張って説明したつもりなんですけど…え、全く?そもそもそんなことどうでもいい!?
…では、次からは『現代ドラマ』の魅力を『異世界ファンタジー』と比べて述べたいと思います…
感想等ありましたら、コメントいただけると。
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