第10話

椿が消えたその瞬間

学校が崩れていく

宇津川「どうなってんだよ」

「くそっこのままだと瓦礫に挟まって死ぬか飛び降りて死ぬかどっちかに一つじゃないか」

「考えている暇はねぇ」

「瓦礫で死ぬより飛び降りて死んだ方がいい」

何故かそう思った。

「うわーーー」と叫びながら何故か僕は屋上から飛び降りた。


ドン

「痛い…」

「死ぬのかな…」

うっすら聞こえてくる救急車の音

それが段々と聴こえなくなっていった。


そして次に起きたのは病院室のベッドで、体は全身包帯だらけで、起きた。

僕は何も喋れなくただただベッドの上で点滴受けながら過ごしていた。


それから3年後…

僕の体の容態が良くなり声を発することが出来るが…まだ少し体は動かせないでいた。

声が発することが出来るようになったので、

医師にこの状況について聴いて見た。

医者からは生きてるのが不思議だと言われた。

もう一つ言われたのが良く2年半で目が覚めたとビックリしたとも言われた。

そして母からも話を聴いた。

もう生きられないかもしれないことと目が覚めたとしても50年はかかるだろうと医者から聞いた。

僕は母に聞いたなぜ俺は病院にいるの?

母「和成…あんたは学校の屋上から狂ったように発狂しながら飛び降りたって他の生徒から聞いたんだよ」

「あんたどうして飛び降りたか覚えて無いの?」

僕は思い当たる節はあるがそれは…違うだろうと自分で、関連性は全くないと思ったから母には「覚えてない」と答えた。

しかしあの夢は何だったんだろうか?

人に触った感覚が妙にリアルで

椿、加藤名前言っていて


その椿って言う人が「目が覚めたら分かる」

「この世界を造ったのは…」って何だったのだろう?

目が覚めたけど…

未だに良く分からない。

続く…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夢の中の記憶 フナ @fhna

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る