第9話
宇津川「そっか…僕が君の事を探っていたことばれていたんですね。」
椿「宇津川くんばれてないと思っていたの?」
宇津川「ん?」
椿「だって…私が屋上から飛び降りて、宇津川くんが来たら私が居ない」
「誰だって私のことを調べどう行動するのか?」
「どういう態度で次会ったときどう接するのか?」
宇津川「何でそこまで」
椿「だってこの世界を造ったのは……」最後の方でノイズがはしった。
宇津川「ん?なんて?最後の方ノイズがはしって聴こえなかった。」
椿「なるほどね。」
「もしもこの世界が自分自信が造った世界と死者が交わった世界だとしたら宇津川くんならどうする?」
宇津川「凄い世界観ですね。」
「どうするって言われてもいったいどうするのか分からないですから分かんないですね。」
椿「この世界にいたいかいたくないか?」
宇津川「うーん」
「楽しければいたいかな」
「死者がどんな状態で出るかにもよるかな」
椿「死者が私見たいならどう?」
宇津川「そりゃいたいに決まってるじゃないですか」
椿「その考えは変わらないかしら」
宇津川「変わらないに決まってるだろ」
椿「それなら私たちが行かなければならないね」
宇津川「何でだよ」
椿「宇津川くんの目が覚めたときに分かるよ」
宇津川「目が覚める?」
「何言っているんだ!」
椿「さようなら宇津川くん」
微笑みながら少しずつ椿の体が消えていく
宇津川「待って待ってくれよ。」
「何でだよ。」
「何で椿体が消えていくんだよ」
椿「仕方ないことだものこうするしかないんもん」
体は消えつつ顔を下にして涙を流しながら言った。
僕は椿の近くに行きハグしながら言った
宇津川「まだ色々分からない事だらけだけども…椿がこうするしか手段が無かったのは分かった。」
「だけど消えないでくれよ。」
「もう一人は嫌なんだ」
「だから……もうどこなもいかないでくれ」
「お前だけでもいてくれ」
椿は大粒の涙で「ごめん」「ごめん」と言いながら姿を消した。
続く
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