47.賢いのに、なんでこんなにダメなんやろ?
大きい鉄鍋の中の湯が、グラグラと煮たっているのを見て、わたしは、
「なんでおやくそく守らんのや!」
わたしが叫ぶと、
「沸騰したお湯入ったら、
わたしが叫ぶと、
「死ぬかどうかは、御仏が決めるのであろう? 許すかどうかは神さんが決めるのであろう?」
・・・あかん。この人、ホンマもんのポンコツや。
なんで話がかみ合わんのやろ?
わたしは不思議でした。実は結構前から不思議でした。
わたしは、なんでか考えました。本当は結構前から気付いてました。
わたしは質問変えることにしました。わたしは、ニコニコせずに本気で質問することにしました。「笑ってる場合やない」思うて、本気で質問することにしました。
「
「・・・死んで欲しくないに・・・決まっとるであろう」
「
たしかに、頭足らぬところあるが、どうしようもなく頭足らぬところあるが、誰よりもの
わたしは思いました。
そして、そんな
「・・・だったら、
わたしは、さっき返してもらったハンカチを、もう一回、
わたしのハンカチで、顔がスッキリした
「かたじけない。ハンカチは、明日きれいに洗ってお返し致す」
わたしはニコニコしながら言いました。
「大丈夫です。そのハンカチ、
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