「罰ゲームの話」

46.なんでおやくそく守らんのや!

 こんにちは。ソロリです。今日もいい天気です。朝はスズメが鳴いていました。清々しい、最高の朝でした。

 わたしは、フトンから飛び起きて、しっかり朝ごはん食べて、出かける前にちょっと早めの昼ごはんもしっかり食べてきました。今日も絶好調や思います。


 私は、今、大阪城の広場にいます。大阪城の広場は今、権兵衛ごんべえさんの罰ゲームの準備で大忙しです。


 わたしは、おくにさんと一緒に、権兵衛ごんべえさんの罰ゲームの後に、歌って踊らせてもらうんで、罰ゲームのちょっと前に、現場入りさせてもらいました。

 大阪城の広場では、三成みつなりさんが、色んな人に、エラそうに指図をしていました。


「おぉ! ソロリちゃん! 定刻どおりですな。皆様もおそろいで!」


 わたしの事見つけけた三成みつなりさんが、ニコニコしながら声かけてきました。


「・・・ええ、まあ」


 わたしは、ちょっと不機嫌に返事しました。理由は、昨日の別れ際の、三成みつなりさんの態度にムカついたからです。


 わたしは、昨日、三成さんに、

 

「どれくらいに前に着けばええです?」


と聞きました。三成みつなりさんは、わたしの顔見んと、偉そうに色んな人に指図しながら言いました。


四半刻しはんこくくらいに来られれば良いであろう?」


 四半刻しはんこく・・・?

 もうちょっと、わかりやすく教えてくればええのに。あんまり訳わからんので、わたしは、策伝さくでんさんに聞きました。


 策伝さんは、


「ええでっしゃろ」


そう一言だけ返事して、時間通りに大阪城の広間に現場入りさせてくてました。キッカリ定刻通りに現場入りさせてくてました。


 策伝さくでんさんは、立派なマネージャーになれると思います。

 三成みつなりさんは、ダメなマネージャーになれると思います。


 ダメなマネージャーの三成みつなりさんは、


「昨日は、かたじけのうござった」


って、ちょっとカッコつけながら、ハンカチを返してくれました。


「もちろん、シミひとつ付かず、念入りに洗濯致しましたぞ」


「・・・ありがとうございます」


 わたしは、三成みつなりさんのカブが、ちょっと上がりました。ムカついてたんをちょっと反省しました。


 ちょっとカブの上がった三成みつなりさんは、自信満々で言いました。


「熱湯風呂は、準備万端ですぞ! ご案内致す」


 ちょっとカブの上がった三成みつなりさんは、自信満々で、白い布で覆われた中に入っていきました。


 わたしは、白い布で覆われた中に入っていく三成みつなりさんを見て、三成みつなりさんは、ディレクターさんなんやと気付きました。頑張って、立派に熱湯風呂のセットの仕切りをしてる、ディレクターさんなんやと気付きました。


 わたしは、頑張って立派にディレクターさんやってる三成みつなりさんに、ムカついてたのを反省しながら、熱湯風呂のセットがある、白い布で覆われた中に入っていきました。


 そして、わたしは、思わず叫んでしまいました。


「あっかーーーーーん!」


 驚きました。大きい鉄鍋の中の湯が、グラグラと煮たっていたからです。


 わたしは、ムカつきました。

 三成みつなりさんは、立派なディレクターやと思ったけど、ダメなディレクターでした。かなり、ポンコツなディレクターでした。


 わたしは、三成みつなりさんの事、おもいっきりダメ出ししました。


「なんで守らんのや!」

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