30.バナナ、ホンマちぃちゃい。
「
でも、海に落ちた
わたしは、ニコニコしながら「良かった」思ってたら、鼻と口の間に、おっきいホクロがある
「なんと!
「そう、そこで、毎日バナナ食べてたの。コメの代わりにバナナ。三食バナナ。寝ても覚めてもバナナ。もう毎日バナナ。バナナしかない。バナナだけは、もう、二度と食べたくない」
「ですが、甘くてメッチャ美味しいのであろう?」
三成さんは、わたしを見ながら言いました。わたしはちょっと恥ずかしくなりました。
「全然! マラッカのは甘くもないし、モサモサしてて口の中の水分とられてもう最悪! 多分、
そう言って、
わたしは思いました。マラッカのバナナ、ちぃちゃい。
「それがしのバナナの大きさは、断じてマラッカではない! それがしのバナナは、ソロリちゃんが食べたバナナである!」
「
わたしも、これ以上ないくらい大きな声で言い返しました。
大阪城の大広間は、大きな笑いに包まれました。
わたしは、メッチャ恥ずかしくなりました。まさかバナナで、二回も恥ずかしくなるなんて、思ってもいませんでした。
わたしは思いました。
・
・
・
それから、ちょっとだけ不思議なことに気付きました。
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