25.いろいろあったの!
わたしは、尊敬しているオモロイ
「では、まず
「はい!」
わたしは元気に、ニコニコしながら手を上げました。
大阪城の大広間が、クスクスと笑い声につつまれます。
小早川さんは、大広間を見渡しながら言いました。
「うーん、見たところ、ソロリちゃん以外はご存知の様子。では、細かいところはかいつまんで、ソロリちゃん向けにご説明しましょう。
ソロリちゃん?
わたしがニコニコしながら首をかしげると、小早川さんは別の人の名前を言いました。
「じゃあ、
わたしがニコニコしながら首をかしげると、
大阪城の大広間が、クスクスと笑い声につつまれます。
「えーっと、じゃあ、
「あー、なんか聞いたことあるような・・・ごめんなさい。もうちょっと、特徴を教えてくれます?」
「えーと・・・女神様が
「ああ、奈良の大仏あるとこ!」
わたしが、自信満々で答えると、
大阪城の大広間が、クスクスと笑い声につつまれます。
しまった! そういえば奈良県には海なんてない。海におっきな
「・・・あー・・・じゃあ、瀬戸内ってわかる? これわかんなきゃ無理!」
「ああ! しまなみ海道! 島がたくさんある! 中国地方ですか?」
わたしが答えると、
「そう! 中国! そこの
「へー、そうなんですか。・・・あ、でもなんでお父さんと名字違うんです?」
「いろいろあったの!」
大阪城の大広間が、クスクスと笑い声につつまれます。
わたしは、みんなヒドイと思いました。みんな、
あ、でも元を正せばわたしが失礼な質問したせいでした。お父さんと名字が違う事質問したせいでした。
わたしは、かなり落ち込みました。
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