13.あーあ、ヒマじゃのう・・・。
「殿! お触りは厳禁でございますぞ!!」
ちぃちゃいゴリラの
「ええから! はよ離せ!」
ちぃちゃいゴリラの
「離せ!」
バカ殿の
「離せて言うとるやろが!」
バカ殿の
「調子のんなよ〜?」
と、言って、サイコロを放り投げてから、後ろを向いて自分の席に戻りました。
バカ殿の
「あーあ、ヒマじゃのう・・・なんか、おもろいことないかのう?」
「・・・では、
「じゃがのぅ。おまらの話は聞きあきたからのぅ・・・はぁ・・・ヒマじゃのぅ・・・」
わたしは、ニコニコしながら、必死で考えました。
そう思いながらニコニコしてると、
「ソロリちゃん、『こぶとり爺さん』の話は知ってはります?」
・・・わたしが、無言でうなづくと。
「では、お願いしますな」
そういって、元の席に戻っていきました。
わからん。
「はい! わたし話ます!!」
わたしがニコニコしながら、元気に手をあげると、バカ殿の
「おおソロリちゃん〜! 何? 何? どーんなはーなし?」
「『こぶとり爺さん』の話です」
わたしが答えると、バカ殿の
「『こぶとり爺さん』? 何? 何? どーんなはーなし?」
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