第4話

ジュリアはエルジオン医大病院で診察を受け、大事をとり、1週間ほど入院した。

「みなさん、本当にありがとうございました。」

エルジオンのカフェで、ジュリアは深く頭を下げた。

「いや、俺らはただ手伝っただけだから。ウィリーに礼を言いな。」

アルドはにこりとして、手を軽くあげて答えた。


ジュリアはウィリーに向き直り、

「本当にありがとうございます。助かりました。」

と、深く頭を下げた。

「あ、あ、あ、そ、その・・・」

ウィリーは言葉にならない。耳まで真っ赤にしているから、相当緊張しているようだ。アルドやフィーネたちは、目で合図する。

(今だぞ。がんばれー)

「こ、こ、これからも仲良くしてください!」

「はい。よろしくお願いします!」

ジュリアはニッコリと微笑み、軽くお辞儀した。


その様子を見たアルドたちは楽しそうに笑っていた。

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エルジオン恋物語 茨城王子 @ibaraking

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