　♬キーン、コーン、カーン、ゴォォォー！！　（ウエストミ◯スターの鐘）

　　ビリビリビリ……（古い校舎が音に耐えかね10秒ほど振動する）

　さて、おなじみのチャイムも鳴ったし、ホームルームはじめるとするか。

　みんな、２０２２年の最初の企画、お疲れ様やったな。

　ワシ？　ワシは生徒指導やっとるワタナベや。今日、何人か校長室に呼ばれるっち話やったんやけど、校長先生が出張で出られとるんよ。だけ、ワシが代わりに厳しい指導、させてもらうことになったけ。

　……ん？　講評？　なんね、そんなんやなかばい。ワシは管理人と違ってちゃあーんと教員免許持っとうとやき。ワシができるんは生徒の評価と指導だけ。それを今からあんたがたにやるっちいうこったい。

　ワシ筑豊弁やけ、聞き取りづらいとこあるかもしれんばってん、ワシも個性強めなあんたがた転校生の指導、しづらいとこある。だけん、お互い様やけな。

【参加順・敬称君付けで失礼します】

羽弦トリス君

いつも参加してくれるん、管理人すごい喜んどるんやけど、応募要項を読まれてないんやないかね。短編を投稿してくれたばってん、今回は大喜利やったんよ。

羽弦君、ギャグマンやからね。できれば大喜利に参加してほしかったわ。それが残念やね。ぜひ次回は要項読んでもらって、いつかヒトキワ荘の住人になってな。頼むばい。

椛みさか・睡鬼君

『マイナーな神ゲー発掘してたらうっかりクソゲーを発掘してしまった件』

受賞者のため、ホームルームは欠席。

机から割り箸がぎょーさん（たくさん）はみ出しとるって？　多分、箸を忘れたときのための「置き箸」やろーな。抽斗（ひきだし）に入れとってやりぃ。

なかと君

『質問に答えてみたよ！』内

転校生は「熱血気配り社会人」

ヒトキワ荘の応援団長にして、理想の上司第一位！（管理人調べ）

冒頭の遅刻食パン咥えはちょっとビックリしたけどな。

しかしなかと君は大喜利は得意科目やろ。ちゃんと大喜利してくれたし、プラス管理人への気遣いも忘れん、その姿勢すばらしいわ。生徒会長に推薦しとくけーな。将来、この転校生たちと同窓会やろうっちいうことになったら、幹事は任せるけ（やたらと任を負わせる）。

最近の健康志向で割食ってる悲劇の食材「マーガリン」ネタは最高やったし、

（引用）皆んなで鍋パーティーをするのに、免許が必要ですか？！

この熱いメッセージ、しかと受け取ったけ。うん、管理人はたしかに、無免許でお笑い作品評価してるわ。楽しいパーティーやから、いいんやね。いつか住人になってほしいね、期待しとうばい！

焼き飯太郎君

『やきめしのヤ』

転校生は「愛すべきこじらせサラリーマン」

太郎君、プロフィールに「ひと違いです」っち書いとるけど、あの太郎君なんやろ？　

数々のユーザー君たちがやってきては去っていく管理人にとって、愛しの太郎君になりつつあるっち話ばい。近況ノートに女性ユーザーと仲良くなりたいっち書いたんね？　あげなん管理人に読ませたらいけんばい。本気にするけーねー。……大丈夫、怯えんでいい。逃げ道はある。

しかし同じ言葉で大喜利を乗り切るたぁ、太いわ。御法度感はあるばってんくさ、管理人、結構笑ったらしいわ。太郎君の奏でる「こじらせサラリーマンのバラッド」──最高やな。また聴かせてもらうわ。なんとかひと違いを続けてほしい。

十文字蝶子君

『返事は『ハイ!!』だけストロング』

転校生は「ドＭのスパイ」

あのな……ツッコミどころが多すぎて……。大喜利やのに七千字て……。

管理人な、姪っ子にちょうど〈笑いバクチク〉……やなかった、お年玉やりに行っとって、そんときに十文字君が参加してくれたっち通知が鳴って「おおっ、来てくれたんか」って喜んで開けたらしいんやけど、慌てて一回閉じたげなばい。

正月からこれ、必死になって、ルビ打ちまで頑張って書いてくれたんやって思ったら、なんか涙出そうになったわ。これ大喜利やないしな。エッセイでもないわ。でも、あんた芸人やな。めっちゃ芸人やん。これが「カクヨム始め」やったとしたら、どういう一年にしようっちいう魂胆やろ。意気込みがすごいわ。

あ、それから、十文字君の質問に管理人が答えてくれたき。

＞あんたも元から冷酷ムヒヒだったわけじゃ、ないんじゃない？

　元は冷静パスタでした。

＞さっきのやつは……さぞかし極上のトウガラシなんだろうな

　筑豊ではトウガラシのことは「コショウ」と言います。

「コショウ取って〜」と言われた場合、「一味唐辛子」を取ってあげてください。

＞一体全体おおまかに、ボクになにを期待しているっていうんだ……？

　十文字さんが参加してくださるときには、あえてこちらが〈笑いバクチク〉など望まなくても、予想をはるかに超える〈笑い過激派作品〉を送り込んでくださるので安心しております。むしろ予想範囲内だったことが一度もありませんでした。ええ、過去にいろんな作家さんの作品でドン引きしたことがありますが、ドン引きもごちそう……と喜んでいる自分がいるのも事実。それが皆様に過度で異常な笑いを要求しているかのように受け止められているとしたら大変申し訳ないと思っております。

　当方といたしましては、運営サイト側に迷惑が発生しないことを守っていただいた上で、皆様が一番輝いてらっしゃる姿（小説）を拝見できることが一読者としての喜び、ファンとしての幸福でありますから、「主催者はこれくらいじゃ納得しねぇー、あいつは悪だ、あいつはケモノだ……笑いに飢えたバケモンだ……」などとは思わないようにお願い申し上げます。

【笑いのヒトキワ荘・お客様センター】置きメッセージは24時間対応です。なにかありましたら、こちらにお問い合わせください。

https://kakuyomu.jp/users/suuki-shu/news

＞つまりあんたは……（略）……〈ドドスコドＳエス〉なのか……？

　その手の性癖について自己分析したことはありませんが、おそらくＭだと思います。ミディアムＭでお願いします。

まあ、なにはともあれ、今年もぎょーさん（たくさん）言葉を使っていくっちことやな。また度肝を抜く作品、読ませてくれな。校長室やないで、１０１号室で待っとるけーね。

紫李鳥君

『カクヨム作家さんが学校に来なすった！』

転校生は「昭和な九州人」

紫君はギャグはお手の物やからね。大喜利は得意やと思うわ。というか、答えの一つ一つ、堂々たる貫禄があったばい。魚ネタでうまーくつなげとったし、

（引用）スプーンさえ買えぬ、二人は枯れすすき～。

これ、よかったばい。で、スプーン盗んで『レ・ミゼラブル』やね（本文にはありません）。

でも管理人、「ごわす」で鹿児島県人と早とちりしたらしいで、タグに「熊本」っち書いとったけ、慌ててコメント書き直したっちいう話よ。南九州の知識が薄いらしい。

そいからくさ、佐野心眼君のコメントもナイスやったよな。フォロワーさんのコメントもその人の作品の一部やからな（とんでもないルールを採用）。佐野君にも座布団２枚送っとくわ〜。

朽木桜斎君

『【笑いのヒトキワ荘】疑問文に疑問文で答えたら素敵やん【第六回大会応募用】』

転校生は「虎の穴から来た男」

寡黙な感じやけど、すごい迫力あったわ。朽木君は創作世界の地獄を描ける魂の人やからね。

格闘技の魂も知っとるっちいうことやね。またとんでもない転校生を送り込んできたよな。前田光世に関しては、ウィキで調べさせてもらったわ。管理人、格闘技には疎いらしいんやけど、その精神は汲み取れる人間でありたいらしいけーね。

まあ、ちいっとタイトル詐欺っぽいとこはあるよな。疑問文で答えたらほんとに素敵やったと思うばってん。

（引用）負債です。

これは最高に笑った。ベスト・オブ「小説に抱えた問題」やな。

杜松の実君

『カクヨム作家さんが学校に来なすった！　杜松の実ver.』

転校生は「大喜利初挑戦風ウェブ作家」

管理人、これめちゃくちゃ気に入っとったらしいばい。大喜利やなかったけ、選ぶことができんかった……でも、おもしろかったわ。いわば、大喜利の制作風景を見せた、っち感じやか。リアルな杜松君がリアルな管理人と会っとる、みたいな感じで書かれとったけ、管理人、なんか照れたらしいけどな。

心の声丸聞こえもおもしろいし、朝食５分のお父さんは大喜利やったな。

（引用）最初の村で手に入れたひのきの棒でダンジョンに潜る喜びだけを目指して歩いている。

ここの部分の回答、なんかじ〜んと胸に響いたばい。物書きは物書きのポリシーやら意地やら夢やら理想があると思う。冒険に出たら全員勇者と呼ばれるように、小説書いたら全員小説家や。杜松君の胸に秘めた小説、文学に対する想いっちいうもんは、なんか伝わってくるもんがあるんよ。これは少なくとも重なるような想いを持ってないとビビっと来んかもしれんけどね。

そいでからくさ、回答中に質問をくれたけ、管理人が答えをくれたばい。

＞崇期さんに足りないものは何ですか？

　流行センス、華やかさ

これがないき、カクヨムでんどこでん（どこでも）いまいち、なんやろーねー。

杜松の実君はな、ヒトキワ荘にはコメディではなく「ユーモア小説」を投じてくれる人やから、管理人はうれしいんよ。管理人が本当に好きなのはユーモア作品やからね。ゲラゲラ笑う作品やない、クスッと、またニヤリとできる、ウィットに富んだユーモア作品、これからもよろしく頼むばい。

友未哲俊君

『カクヨム作家さんが学校に来なすった！』

転校生は「おちゃめな貴公子」

まさか、友未君が大喜利に来てくれるっち管理人は予想してなかったらしいで、うれしいサプライズやったらしいわ。しかも、カクヨムでよくやってる質問企画同様、作家君の人となりっちゅうか、作風＆人柄を出して勝負してくれて、すんごい親しみがわいて、おもしろかったばい。

生き物係がアリス・イン・ワンダーランドっぽいでほのぼのさせてくれたんに、その後の競走馬でしっかり落差つけてくれたなー。さすがばい。

管理人が企画の協力させてもらえて、楽しかったらしいばい。また里企画も引き続き頑張ってな。

猫のホウキ君

『【笑いのヒトキワ荘】１０の質問回答』

転校生は「宇宙から来たトイレ魔人」

毎度毎度、すんばらしい書き下ろし作品をあんがとな。管理人にこげん楽しみをくれるっちすごいばい。猫君をはじめ、みんなのおかげでなんとか企画続けられとるけーねー。

そういうわけで、ヒトキワ荘貢献度が半端なくすごいんやけど……しれーっとエッセイにしたらいけんばい。校長先生がえらい慌てとった。出張に行ったんも、「逃げたんやないか」っち、噂が出たけーね。

十文字君もそうなんやけどな、二人とも少なからずファンがおるやん？　これがガンガン読まれて、カクヨムの「エッセイ・ノンフィクション」のランキングにあがってくること考えてみ？　──怖いやろ？

意味不明なトイレ「ガン推し」──すごいな。管理人、思いだし笑いがしばらく止まらんかったらしいわ。しかし、なにが一番すごいっち、先生が「目を合わせてない」とか「答え終わっていないところに質問をかぶせてきた」とか、非常にうまい小技で管理人を上手に「変人ワンダーランド」に引き込んでくれたことよ。さすがやね。こういうのは予測してなかったけ、驚かされたわ。

田中ざくれろ君

『新年早早、この教室に笑われに来てやったぜ！』

受賞者のため、ホームルームは欠席。

なんかようわからんボタンが机に仕込まれとるな。みんな、押したらいけんばい。押しなんなよ、絶対押しなんなよ……！　この子、一体何者なんやろーな。NASAに連絡して調べてもらった方がいいんやないやろーか？

椰子草　奈那史君

『アンケート企画回答用ノート』

受賞者のため、ホームルームは欠席。

バンド募集の貼り紙が机に？　ギターかヴォーカル希望ばっかり来るんかー。そりゃなかなか決まらんよな。ワシ、思うんやけどな、バンドって、よく見たらベースの人が一番「いい男」ってこと多いばい。「たま」とかな（実名を出すな）。

八壁ゆかり君

『HELLFIRE —「笑いのヒトキワ荘」参加用ユーモア小説集—』内

転校生は「ダニエル・キイスではないらしいカクヨム作家さん」

思ったんやけど、大喜利でこの手法（？）で臨むと、何種類かの回答ができてしまうっちいう、ある意味「頭脳集団」がやってきた！　となったみたいやったわ。頭脳集団っち言っても「シンクタンク」ではないけどな……。

大喜利は一人の芸人さんが同じお題で何回も答えることもあるけ、いいと思う。それ思ったら、分身の術を使って複数回答する忍者転校生、とかも考えられるな。おもしろい発想やな。

「小説が抱えた問題」どころじゃない問題やったな……。結局、すべて一人の作家が創りあげた幻影（作品）やったという総オチ。

かなり作り込まれた内容で作品としてはすんばらしいと思うわ。笑いどころも多かった。しかし、大喜利という枠で考えるとな、十文字君と八壁君に関しては「ここまでやるのか……」感が強すぎて、回答内容よりも別の部分に魅力が移ってしまったのが惜しかったわ。また気になるテーマがあったら参加してくれたらうれしいばい。よろしくな。

よし、ホームルームは終わりや。

みんな、気をつけて帰りーな。寄り道はせんごと（しないこと）な。