第七回最強のツッコミ野郎杯

書き下ろしのアパート──管理人の舞(の海)

 笑いのヒトキワ荘・第七回大会

「最強のツッコミ野郎杯」はこちら↓↓↓

 https://kakuyomu.jp/user_events/16816927860350826346



 さあ、ディスプレイの前のみんなー、勝手に歌うので聴いてね!


  ♩♩♫♩♩♪〜



 ある日 自主企画の中

 太郎さんに出会った

 花咲く言葉のディスティネーション、アプロプリエーションの道

 太郎さんに出会った



 管理人の言うことにゃ

 「もう、3作書いてさすがに打ち止めっち思ったけど、

 太郎さんがガンガン投稿してくるやん。

 私も頑張らないかん、

 こんなことでへこたれたらいかんばい。

 石炭の国の人やもん」

 カタカタ カタカタター

 カタカタ カタカタター(キーボードを叩く音)



 ところが太郎さんが負けじとついてくる

 ドヒャドヒャ ドヒャヒャのヒャー

 ドヒャドヒャ ドヒャヒャのヒャー(たまがっている音)


 

 管理人さん(年齢的に「お嬢さん」と呼べないことは明らか)

 お待ちなさい

 ちょっと 常軌を逸してるわ

 たしかにあんたが主催の自主企画やけど

 そげんに自分ばっかり書き下ろし投稿するのは

 松ぼっくりやわ……いや違った、間違ってるわ



 あら太郎さん ありがとう

 お礼に歌いましょう


 ララララ ルルルのルー

 ララララ ルルルのルー




 (旧)焼き飯太郎さんに捧ぐ歌──書き下ろしをたくさんありがとう(感謝)。




 ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものと似通っている気がするだけのものです。





 皆様、お疲れ様でございます。

 主催者のくせに書き下ろしをいっぱい投稿し、どさくさに紛れてKAC2022参加小説まで忍び込ませてしまい、誠に申し訳ありませんでした。


 ……と、まあ、私と焼き飯太郎さんで青春の走り(?)を披露し合ったわけですけれども、焼き飯太郎さんは旧焼き飯太郎さんになり(筆名を変えられ)、参加作もアトリエから消え去り(大会終了後)、私も数作引っ込めたので(大会終了後)、今大会の参加作品数は「昔の笑い〜」に続く最少を記録、ということになってしまいました。

 

 この悲しすぎる結果を重く受け止め、次回以降はもっと愛される企画づくりに励んで参りたいと思います(政治家の謝罪っぽい)。本気です! ごめんなさい!




 やはり、文字数を少なくしすぎたり、募集テーマを絞りすぎたりすると、参加作が増えませんね……。

 それはそれでじっくり読むことができましたし、感想もゆっくり書けますので悪いことではないとは思います。


 ただ私はコメディ作品はいっぱい読みたい方ですし、個人の好みでいいにしても、あまりに作家さんたちが尻込みしてしまう企画というのもどうかと思いますので、その辺工夫していきたいとは思います。


 ちょっと厳しかったなぁと思われた方がおられましたら、ほんと、すみません。




【最近のネタになるかも報告】


 ① note.comで「ブラックユーモア杯」の記事を読んでくださった方が(カクヨムで)フォローしてくれました。

 今大会もnoteで宣伝はしたものの、やはり反応は少なかったですねえ……。しかし、ヒトキワ荘の企画記事は、しばらく経ったのちも結構読まれていますので、諦めずにやっていきたいです。


 ② チャーハンさんにフォローされました(カクヨム)。ひょっとしてピラフさんもいないだろうかと思い検索(どういう目的?)。ピラフドリアさんという方がいらっしゃったので、怪作『超人ババアとも子』を読ませていただきました。おもしろかったですよ。


 この後、③、④と書いたのですが、「企画と関係ないこと書くでねーよ」という声が起こりそうな内容でしたので、カットカット(自粛)。




 

【企画総評】



 では、今回の大会の感想を! 


 えー、101号室から105号室まで五人も選出する……はじめてのことですかね。

 実はですね、私、最近いやーなことが立て続けに起きていまして、絶不調の真っ只中におったのですよ。とても苦しかったです。例によって、仕事での不調の影響を受けたのですが、仕事が回復しても執筆の調子の悪さが戻りませんでした……。


 日本では古来から、厄年などの解消法として、「四つ角に誰にも見られないように五百円玉を落とす」とか、「他人にお金をばらまく」などの、身銭を切るかたちで厄落としをしていたらしいんです。ご存じの方もおられるでしょう。


 別に、私は現在、厄年でも大殺界でもないのですけどね、この悩ましいトンネルを抜けだすには、お世話になっている皆さんに賞をパァーッとお渡しして福を呼び込むのもいいのではないかと思ったのです。喜んでいただけたら私もうれしいし。



 そんな理由で賞が増えるのかよ! とツッコまれた方、もちろんそれだけではありませんよ。


 今回、101号室の真花さん以外の方々の作品──水棲虫さん、椛みさかさん、十文字さん、佐倉島さんの順位で若干悩みまして。

 

 それぞれのくわしい魅力については作品紹介ページに書かせていただきますが、五名の方々の作中のツッコミは本当にすばらしかったと思います。企画として、正直そこまで盛り上がらなかったな、私にも責任があるだろうなとは思ったのですが、そういう悄然とした気持ちを五作品は吹き飛ばしてくれました。


 ツッコミの吟味、勉強のために、インターネットで公開されているツッコミに関する専門家の考察の文章まで読み、評価に気合いを入れるつもりでありましたが、そもそもツッコミ自体が深い魅力を湛えた世界であり、様々な研究や数種類の分類までされている始末。


 そして五作品はそれぞれ違った個性と魅力を持ったツッコミ小説だったという感想です。過去、シュール&ナンセンス杯のときだけ四作品選び、あとは三作品の選出にこだわってやってきましたが、今回はもう選びきれない、「五作選出しよう」と決めました。


 私が企画発動時、想定していたツッコミ作品の形で投稿されたものは、真花さんの『寸止め〜』やみさかさんの『勉強したくないので〜』、椰子草さんの『好きすぎる男』(他多数)などであったと思います。いわゆる誰でもわかるボケとツッコミの応酬劇ですね。ツッコミ・ワードが秀逸であり、笑いとして突き抜けていれば、今大会のテーマであればたったワンフレーズのみでも住人候補になり得たと思います。


『僕のおくさん』、『くそったれがあ!』は少し意外性があり、よくよく吟味すると捨て置けぬツッコミ作品だなと思い、驚かされたというところです。そして終盤、四作品で選ぼうかなぁと考えていた中、突如エントリーしてこられた佐倉島さんの『コンニャク芋』も、単純なボケ&ツッコミ痛快モノではなく、社会的性別観へのメッセージ的内容、それを少々厄介な理屈で笑わせる作品だったのではないでしょうか。


 コロナをテーマにしたものや、朽木桜斎さんの『ホワイト社会』も深い笑いのツッコミ小説だったと思います。約三十作品中の多種多様なツッコミを味わうだけでも非常に楽しめる企画でした。



 また住人様以外の作にもいくつかに感想を書かせていただきましたが、本当はもっと書きたかったんです……。ただ冒頭で申し上げたとおり、管理人、なんだか非常に調子が悪くて、いつもなら大会終了前にはもう感想書きは終わっていることが多いのに、今回はまるで筆が進みませんでした。

 それは皆さんの作品の内容とは全然関係ない、私個人の精神状態の問題です。


 なので、書きたかったもの、途中まで書いていたものも存在していたのですが、情けないかな全部クリアにしました。そのような状態で書いても、皆さんに喜んでもらえる文章になるか自信がないですし、作者様の魂のこもった作品に失礼があってはいけないと思ってのことです。申し訳ありません。



 またnote(無料ブログ・サイト)の私のアカウントページの方にも皆さんの作品をいくつかご紹介させていただきましたが、途中退場された方の作品に関しては、その方のご意志でそうなさったに違いありませんので、そちらの記事は削らせていただきました。その他の参加者様の作品に関しましては、そのまま掲載させていただいております。


 もしそちらの作者様が、企画の盛り上がり如何で「別の企画の方がいいかも」と判断されたのだとしたら、参加作として残されることをとされないだろうな、と考えました。


 本来なら、作品削除やアカウント停止などの理由でない場合、途中退場はご遠慮願いたい、というのが本音です。


 ※大会終了後の下書きに戻すや削除は皆さんの自由で構いませんよ。


 大会の記録や審査など、信じられないかもしれませんが(!)、当方は結構真面目に運営しておりますのですよ。


 ただ先に述べた該当作に関して、過去に三度(?)ご参加があり、三度とも同じ途中退場がくり返されたことを記憶しており、「もしかして、この企画を気に入ってもらってないのかなぁ」といらぬ心配をしてしまいました。


 荒らし行為などではないのだろうなと判断しております。宣伝目的でのご参加でも要項さえ守られているなら全然構わないですし。参加してもPVが増えない企画の何たるや、というご意見もあるでしょうが、できましたら最後まで呉越同舟でもお付き合いいただけたらうれしいです。


 この、「参加作として残ってもらえるとうれしい」というもの、純然たる「運命論」です。それ以外の何物でもありません。私はカクヨムの自主企画を一種「アート・コレクティヴみたいなもの」だと信じています(制作はバラバラにやってはいるんですけどね)。


 これだけの数のユーザー様がいらっしゃる中、何百もの自主企画が開催される中、開催内容(テーマ)や時間を共有できる人たちというのはほんの数十名じゃないですか。

 その〈経験の共有〉が私はおもしろいと感じているので、大変だけどやっていきたいんです。大げさな言い方をすれば、たとえプロの作家になれなかったとしても、人生の思い出として残るだろうと思うんです。素人なのに、インターネット上に文章を公開して、見知らぬ他人に読まれているのですからね! 


 えー、これを読んで、「この主催者、マジメやわ……怖いんですけど。わしらアーティストじゃねえし」とドン引きしてしまわれた方がおられたら、謝っちゃう!

(お願い、引かないで……)


 そりゃ真面目ですよ。ふざけた小説書いてるからって、人間までふざけていたら企画なんてできませんから。

 そんな感じで、小説界ではメジャーじゃない気がする「ユーモア」「コメディ」で頑張ってる作家さん方と私なりに交流したい、頑張りを共有したい、という気持ちでやらせていただいている、それだけです。


 ですので、もし履歴としても残したくない、と思われるほど価値が見出だせない企画であるということでしたら、大変悲しいことですので、ほかのご企画をあたられてください。個人的な遺恨など私は抱きません。皆さんの選択の問題だと思います。


 よろしくお願い申し上げます。


 

 今後も、気に入った作品がなければ101号室のみ。あとは基本三作品、佳作が多ければ賞をプラスして、どんどんプッシュしていこうと考えております。ご理解いただければありがたいです。





【次回の大会のお知らせ】



 第八回大会ですが、6月〜7月の開催を予定しております。少し間が空きますが、どうか忘れないでね……。


 今回からですが、主催者の趣味もいいんですけど、特に「これやりたい!」がない場合、大会受賞者の作品ジャンル・得意分野などからヒントを得て大会テーマを決めるのもおもしろいかな、と考えました。


 受賞者はそれだけの実力を持った方たち。その栄誉にあやかり、次回の開催に関与していただこうかと。で、今回はこんな感じにまとめてみました。


 

 101号室 真花さん →純文学、ツッコミ・コメディ、会話劇


 102号室 水棲虫。さん →ホーム・コメディ、日常エッセイ


 103号室 十文字さん →ホラー、詩、言葉遊び


 104号室 椛みさかさん →ツッコミ、会話劇、学園コメディ


 105号室 佐倉島さん →現代ドラマ、恋愛、グルメ小説




 私の中で興味が強いものとして、「エッセイ」と「ホラーコメディ」の二つに絞りました。

 というわけで、こちらに決定します!



 第八回大会「見た目は小説、中身にエッセイ、爆笑体験杯」(仮タイトル)


 作中に、皆さんが実際に体験した、あるいは家族・友人・知人から聞いた「おもしろ出来事」を含んでいる(エッセイ風)小説の募集になります。


 つまり、出来事自体は「現実」ですが、それを小説(フィクション)にリメイク? リライト? したものです。


★身バレを防ぐために、女性作家さんであっても主人公を「少年盗賊団」とか「60歳のおじいさん」にしてもオーケー。

 

★異世界転生した勇者の物語で、その中に「電車に乗って誰かの忘れ物を発見し届けたが、自分のカバンを忘れてしまい(家に)帰れなくなった」という実体験が入るのもオーケー。実体験以外の部分はフィクションでいいということです。


★基本ワン(ONE)出来事のみ。いくつもの出来事をわんさと挿入するのはNG。


★純粋にエッセイ・ノンフィクションとして書いてくださってもオーケー。


★評論・創作論以外の全ジャンルで投稿可能。


★字数制限は2万字くらい? までで。


★ご本人がその出来事をおもしろいと感じていらっしゃるなら、オチなし・ギャグなしでも大丈夫。

 

★犯罪行為、大人な体験談はNGとします(どういう顔で読んでいいのかわからなくなりますので……)。



 そして、「書き下ろし限定」にします! これは大会初ではないでしょうか。


 早めにお知らせしているので、準備される方もあるでしょう。申し訳ないのですが、企画開始前に公開されたものは無効とします。


 お一人何作にするか、また書き下ろしを投じていただくのですから、全作に講評をお届けするのが礼儀じゃないかとも思います。それはこれから考えていきたいです。



 本当か嘘か、などの精査は非常に難しく、悩ましい+デリケートなものだと思っています。書いた本人しかわからないし、まれに「その出来事、◯◯でも紹介されていましたよ?」みたいな問題が持ち上がることがありますよね? 似たようなことが過去現在、または全国で同時発生している場合もあるでしょう。


 なので審査は、出来事も含めた「作品としての価値、おもしろさ」を一番の基準にします。本当におもしろいものというのは、四の五のという理屈を吹き飛ばすものだと私は信じています。そういう勢いのある作品を読んでみたいです。


 同時に「こんな事、この人の身に(または知り合いに)あったんか」と想像しながら読むのもおもしろいんじゃないかなぁ、と思いますね。

 実はこの出来事、誰かに話してみたかったんですよねー、というエピソードを長年温めていた人にとってはお披露目のチャンスかもですね。



 どれくらい集まるでしょうかねぇ。テーマによって参加メンバーが大分変わりますからね、ヒトキワ荘は。書き下ろし限定ですから、少なめにはなると思います。



 五月くらいに近況ノートで早めにお知らせいたします。企画テーマが変更になったり、時期がズレたりする場合も早めにお知らせしますので、よろしくお願いいたします。


 たくさんご応募いただけたらうれしいです。

 これからも皆さんに参加したい、と思ってもらえる企画を目指していきますので、応援いただけると幸いです。





 ヒトキワ荘管理人・崇期すうき

 2022年3月末

 

 

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