ヒート オフ ライジングと新生龍(ノバードラゴン)

風凪漆黒

第1話

約500万年程前になるだろう。

この国、今で言う日本をおさめていた、ある王がいた。この国では悪霊と呼ばれる生物がいたと言われている。この悪霊が後にモンスターと呼ばれるようになった。そして、悪霊の大量発生し、この国は破滅の危機にさらされていた。そうした中、宇宙から巨大怪獣が現れた。その怪獣はとても強く、誰もその怪獣にかすり傷さえ負えさせれなかった。そして、この国の王と女王も戦ったと言われている。2人は王と女王しか使えないといわれている封印の魔法を使った。無事に封印を成功させるとその怪獣は地球の地下へと封印された。

この怪獣は後にヒート オフ ライジングと名付けられた。





俺は祐介

高校生


「あーあー今日も学校かぁ」

すると、

「きゃあー」

女の人がさけんでいた

俺はすかさず振り向き

子供が車にひかれそうになってた

俺はすぐに助けにいった

子どもは助かったが俺がひかれそうになった

「ドンッ!」




祐介は気がついたら何も無い草むらに横になっていた

「ここはいったいどこだ?」

「そうだ俺は子どもを助けて車にひかれたのか」

横になっていたので起き上がると。

「なんだこれ?」

「看板 ?」

「右?」

「右にいけってことか」

「次は左その次は右でまた右」

10分後、、、

「なんだここ。」

大きい建物に街の中心には塔が建っていた。

「街?」

とりあえず入ってみた。

そこには、商売をしてる人に遊んでいる人。

「めっちゃ人がいる」

どんどん先に進んでいくと、目の前にものすごくでかい建物をみつけた

そこには、入口らしきところ。

祐介はとりあえず入ってみた。

入口に看板がある。

「ここから先はダンジョンです。

もし30階層までクリアしたら何でも願いが叶う。ただしチームを組むこと。」

と書いてあった

「じゃぁ30階層までクリアしたらもとの世界に戻れるということか」

と祐介はいった

「でもチームでかー」

「どうすれば」

「探すか」

祐介は仲間募集の掲示板を見つけチーム募集をという紙を貼った。

1日後。

俺は歩いていた

すると後ろから

「ねぇねぇチーム募集してるんでしょ?」

「私も入れさせて」

その女の人は祐介と同じぐらいの年齢で金髪ロングでめっちゃ美人だった。

祐介は

「うん!」

と元気に答えた

「私の名前はユイ」

「よろしく」

祐介も

「俺の名前は祐介」

「よろしく」



「ところで祐介はどこからきたの?」ユイが質問した。

祐介少し戸惑っていた

「実は俺違う世界からきた。ダンジョンをクリアしてもとの世界に帰るってのが俺の願い」

ユイは「へー」と答えた

祐介は

「なんでユイはびっくりしないの?」

ユイは

「なんか他の世界からきたってのがなんかかっこいいから笑」

ユイは笑いながら言った

ユイは

「とりあえず武器と防具集めをしよう。」

祐介は「そうだな」といった


「武器集めは終わったね」

ユイは

「レベルのあげ方とか知ってる?」

祐介は「知らない」といった

ユイは説明した

「今の私たちはレベル1。これをどんどん上げなきゃいけないの。あげ方は、敵を倒すともらえる経験値でレベルが上がっていく。今持っている武器も同じで経験値でレベルが上がっていく。ざこ敵だと経験値は少ないけどボスを倒すと大量の経験値がもらえるようになってるの。あと階層ごとのボスを倒すと次の階層にいける。今は他の人が5階層まで攻略しているらしいよ。」

祐介は

「そうか今はたくさん敵を倒してレベルを上げるということか」



数日後

2人は作戦を考えダンジョンにはいることにした

1階層の敵を倒しながら経験値を稼いだ

祐介とユイはレベルが2、3、4、とどんどん上がっていき他の人よりも、うんと高いレベル40になりいろんな技をゲットした。

ユイは

「6階層をクリアしにいこう」

と言った

祐介は

「そうだね」

といった。


6階層についた

「じぁゃ扉を開けるよ」

2人とも剣をしっかり握りしめ構えていた

ボスがでてきた。

2人は協力して攻略した。

祐介は初めてでなかなか上手くいかずでも現実よりかはなんか軽い気がした。

2人同時攻撃で6階層のボスを倒した

7、8、9とどんどんボスを倒した

10階層は次の日に攻略することになった

2人はレベルを確認すると祐介はレベル5になり、剣のレベルも上がっていき剣の色が赤から水色に変化した。

ユイはレベル61祐介と同じ剣そわ赤から水色に変化した。

ユイは

「武器屋の人に見てもらおう」

と言った

2人は武器屋に向かった。


「なんで剣の色が変わったんですか?」

祐介とユイは言った

武器屋のおじさんは

「武器の色は階級みたいなもので、順番に赤色、水色、青色、で最後はその人次第で色がかわるんじゃ」

と言った。

祐介とユイは

「ありがとうございます!」

と言った

おじさんは

「また困ったら来いよ!」

と言った。



その後2人は近くにあった宿にとまることになった。

祐介は

「1(ワン)は一斉に2人で攻撃

2(ツー)は1人が攻撃し、もう1人が一瞬休憩を繰り返す

3(スリー)は1人が敵をひきつけて、もう1人が裏にまわって攻撃」

と言った。

ユイは

「了解!」

と元気な声で言った。



2人はどんどん距離が近くなっていった。


祐介は念のため

「これだけは言っておく絶対に死ぬなよ!」

と言った。



次の日

祐介とユイはダンジョンの10階層のボスを倒しにいった。

扉を開けるとそこにはボスがいた

祐介は

「行くぞ!ユイ!」

と叫んだ。

ボスは防御が高すぎて全然ダメージを与えられなかった。

祐介が

「1!」

と叫んだ

でもやっぱりダメージは与えられなかった。

ユイが

「3!」

と叫んだ。

ユイが敵をひきつけて祐介が裏からまわる。

祐介は勢いよく剣を振った。そしたら、ダメージが与えられた

祐介は

「ユイ!裏だ!裏を攻撃だ!」

と叫んだ。

ユイは

「OK!」

と言った。

祐介は

「1!」

と叫んだ。

ものすごくダメージがきいていた。

祐介とユイは

「やぁーーーー!」

と叫んだ。

なんとか敵を倒した。

祐介とユイは

「やったー」

といった。

祐介とユイは、ハイタッチをした。

大量の経験値をもらい、祐介とユイは2ともレベル70になった。

そのあと2人は外にでた。

「家を買おうか!」

とユイがいった。

祐介は

「うん!」

と言った。

2人は街の少し遠い場所に家をつくることにした。

テーブル、椅子、ベッドなどいろいろ集めた


そして2人の新しい家での生活が始まった。



2人はダンジョンに入った。

11階層.12階層13階層をクリアした。

祐介とユイは

「いぇーい!」

といいながらハイタッチした。

14階層の攻略。

「やっぱり敵が強くなってる」

祐介が言った。

「ぐわぁー」

祐介とユイは手も足も出ないどころかボスにかすり傷すらダメージが与えられない。

ボスはユイに向かって、技を出してきた。

「ドーン!」

音が響いた。

祐介は

「ユイーーー!」

と叫んだ。

ユイは意識がなく倒れていた。

祐介は怒りが頂点に達した

「おまえー」

祐介の剣が黒色になり、闇に包まれた。

祐介はボスに向かって勢いよく走った。

「おりゃーーー」

ボスにものすごくダメージをくらっていた。

ボスを倒した。

ユイをおんぶして、

すぐに家に連れて帰り、ベッド横になっていた。


「ユイ死ぬなユイ、ユイ」

ユイは祐介が言っていることがかすかに聞こえた。


「ここは?」

ユイがめを覚ました

祐介は

「ユイ、ユイ!」

とても嬉しそうだった。

「お前1週間も寝てたんだぞ」

と祐介がいった。

ユイが

「1週間もか、、」

「ダンジョンに行かないと」

と言った。

祐介は

「まだいい、休んでて」

ユイは

「うん、ありがとう」

といった。

祐介が朝、昼、夕のご飯を作った。

ユイはだんだん元気になっていく。

ユイは

「祐介わたしそろそろ大丈夫みたい」

祐介は

「そうだな、明日には久びさのダンジョンにいくか」

2人は少し張り切っていた。



15階層のボス攻略。

「ガラガラ」

祐介が扉を開けた。

祐介とユイ は

「いくぞ!」

と大きく叫んだ。


「よし倒した。」

「あと半分か」

祐介は言った。




暗い部屋...

「どうだ?」

謎の女の人が言った

「はっ! 祐介とユイという2人の剣士が15階層までたどり着いたという報告がありました」


「これからが本番だ!」






「ドーン!」

空から何かが降ってきた。

祐介とユイはなにかが降ってきたほうに走っていった。

「なんだこれ...」

「大きい石 隕石...」

街中にいた人が騒いでいた。

祐介は石の方を見ていると、かすかに光っている。

「なんだこれ?」

祐介は光っているとこ触ろうとしたら大きい画面が出てきた。

「我が名はエフェナース、ダンジョン第30階層最終層のボスだ もうそろそろダンジョンごっこ遊びも終わりだ もうすぐあの計画が始まる。」

祐介とユイはなにかが始まるという予感がした。

ユイは

「そもそもダンジョンって何のためにどんな理由でつくられた?」

祐介は

「計画が始まる前にはダンジョンをクリアしていこう」

ユイは

「そうしよう」

と答えた。

2人は

ダンジョン攻略を急いだ。

前よりかは、はるかにボスが強くなっている。

「1!」

「2!」

「グワーッ」

祐介とユイは横たわっている。

祐介は

「まだだまだ倒れるわけには...」

「ドン!」

祐介が赤いオーラを放っている。

祐介は二刀流になった。

「ドン! カーン ドーン!」

とても激しい戦い

「シャキーン」

ボスを真っ二つにした。16階層のボスを攻略した。

祐介は倒れて意識を失った。


ユイは祐介が寝ていたベッドの横に椅子をおいて、寝ていた。

祐介はゆっくり目を開けた。

祐介は周りを見渡した。

「こ、ここは?」

ユイが目を覚ました。

「祐介ーー、よかったー」

ユイが安心そうに言った。

「祐介大丈夫?」

ユイが言うと、祐介は

「うん。大丈夫みたい」

ユイは

「よかったー」と言った。



数日後

祐介は歩けるぐらいまでに回復した。

ユイは

「ところで祐介、なんであんなに強くなったの?」と質問した。

祐介は

「なにも分からない。」

と答えた。

ユイは「そっかー」とつぶやいた。



「いくよ!」

「あー!」

2人は走りながら敵がいる場所へ向かい

「ドーン!」

17階層、18階層をクリアした。

「残り12階か」

祐介が言った。

2人ともレベル100になっている。

2人は家に帰った。

歩いていたら、こんな話が聞こえてきた。

「誰かが19階層をクリアしたらしいぞ。名前はたしかアカリって言ってたかなぁー」

「えー!どういう人なんだろう?」

祐介とユイもびっくりした。


「ぼん」

ユイがよそ見をして、向かいからきた女の人とあたった。

「すいません。」

ユイは謝った。女の人は剣、防具を装備していた。

「もしかしてダンジョン行くの?」

ユイは女の人の顔みて

「えっ、、、もしかしてアカリ、、アカリだよね?」

アカリは

「もしかしてお姉ちゃん?」

ユイは

「そうだよ!」

祐介は

「姉妹?」

ユイは

「そうそう。でもなんでここに?どうやってきたの?」

アカリは

「心配したんだよ。お姉ちゃんが、、、」

ユイは

「アカリちょっと待って」

アカリが話ていた途中で言った。

「祐介ごめん。今さらだけど全部話すね」

祐介は

「どうしたの?急に」

ユイは

「実は私祐介と同じ世界からきたの。現実の世界では、私のお父さんは有名な企業の社長なの。だから毎日お父さんはいなくて、お手伝いさんがお世話してもらってたの。夏休み前のこと周りのみんなは家族と旅行。それがとても羨ましくて、お父さんに言ったの『私は家族で旅行に行きたい』ってそしたらお父さんが『そんな余裕はない!仕事の邪魔をするな!』って怒られたの。家を出て目的もなく走っていたら車とぶつかって、、、気づいたら、この世界にきたってこと」

とても悲しそうに言った。

祐介は

「そうか。今はどうなんだ」

ユイに質問した。

「私は今すぐにお父さんに会いたい。でもどうやって帰れば、、、」

ユイは泣きながら言った。

祐介は

「諦めるのは、まだ早いぞ。この世界に転生されたってことはまだ生きるチャンスがあるってことじゃないのか?だってダンジョンをクリアしたら願い事が叶う。帰りたいことを願えばいいんだよ。まあ自分も同じなんだけどね」

ユイは

「そうだよ!がんばろう!」

「ごめんね。アカリ急にいなくなって」

アカリは

「私も事故でこの世界にきた。でも私も願い事は同じ!3人でがんばろう!」



3人はダンジョン20階層にきた。

「ガラガラ」

扉を開けたら、真っ暗でなにもみえなかたった。

3人は奥へと入っていく。

「ボン」

火がついて明るくなる。

3人はいっせいに正面をみた。そしたら、とても大きい黒い影。

部屋が明るくなって、ボスが見えた。

「えっ!これって」

「まじかよ」

「こんなの、、、」

3人は黒い影の正体をみてしまった。鋭いつめに大きい手足、大きい羽、黒いドラゴン

「がぁぁぁぁぁぁああああああああああああ!」

ドラゴンがすごい鳴き声をだしている。

祐介は

「と、とりあえずいくぞ!」

「おりゃっ!」

「カチーン」

ドラゴンの皮膚がとても固く傷一つおえない。

「祐介さん避けてください!はっ!」

アカリが手から炎をだした。

ユイは

「アカリ魔法使えるの?」

と聞いた。

アカリは「そうだよ」と言った。

アカリはどんどん魔法を使っている。アカリの魔法がドラゴンの背中にあたった。よく効いているようだ。

「2人とも背中です!背中が弱点です!」

アカリは2人に伝えた

「よし!ユイ一気に叩くぞ!」

ドラゴンのしっぽから登り一気にせめる。

祐介は「1!」と言った。2人ともドラゴンの背中に一斉に攻撃をする。アカリも魔法を放っている。祐介とユイが持っている剣が光だした。祐介は炎の形をした赤い剣、ユイは氷の青と水色の剣祐介とユイは

「これって、まさか自分の剣の色」

「祐介いくよ!」

「あー!」

「これが俺たちの」

「私たちの」

「力だ!」

祐介とユイは一気に叩きこんだ。

「どーーーーん!!」

2人はドラゴンを倒した。

「祐介、あと少しだね!」

ユイは明るい表情で言った。

「アカリもありがとうね。アカリがいなかったら、ボスの弱点見つけられなかったよ」

祐介は

「でも、まだこれからだな。あと10階」

そして、なんとこの日から25階層まで登りつめた。3人ともレベルは100になった。

「レベル100が一応この世界でのレベルの上限だって」

ユイが言った。アカリの剣の色も変わり、白銀に変わった。アカリは

「これが自分の剣の色」

とつぶやいた。


「ドドドーーーン」

ものすごい轟音がダンジョン第25階層に鳴り響く。

「ユイ!あぶなーい!」

祐介が前に立っていたユイを素早く掴んで避けた。

「アカリ大丈夫か?」

祐介は心配そうに言った。

「なんとか大丈夫」

アカリは言った。

祐介とユイとアカリは上を見上げた。するとどこかで見たことがある顔が画面越しに写っている。

祐介は

「もしかしてエフェナース?」

「あーそうだ。もうダンジョンごっこも終わりだ。」

ダンジョンが大きく揺れだし天井や壁がどんどん崩れていく。

「やばいダンジョンが崩れていく。」

祐介はそう感じた。

「ユイ、アカリ俺にしっかり捕まっとけ。いまから飛び降りるぞ。」

ユイは

「えっ!正気?」

祐介は

「やって見ないとわからないだろ。」

そう言って勢いよく走り、

「行くぞー!しっかり捕まっとけよ!」

飛び降りる。

ユイとアカリは

「うわぁーーーー!」

と叫んだ。

アカリは

「どうやって着地するの?」

と言った。

「ユイ氷出せるか」

「うん。出来るけど」

「着地する場所に氷を張ってくれ。なるべく大きくて分厚い氷だ。」

「わかった。やってみる。」

「おりゃー!」

着地する場所が家などが立ってる建物、ユイはやるしかないと考え、氷を張った。

「ドーン」

「祐介できたよ。」

「ありがとうユイ」

そう言って祐介は剣を後ろにやり、勢いよく投げた。剣は灼熱の炎に纏って氷の先端部分に刺さり、氷が溶け始める。氷がとけ、水になって、大きな水溜まりができた。ユイとアカリは祐介にしっかり捕まった。

「ジャボーン!」

祐介は近くにあった自分の剣をとり、急いで上がった。祐介はユイとアカリを地面に横にする。

「大丈夫か?」

「なんとか大丈夫」

「私も大丈夫」

祐介は安心し

「あー怖かったー」

と本音を打ち明けた。

3人はダンジョンを見上げた。するとダンジョンの頂上で

「ボーン!」

大きいドラゴンが出てきた。その背中に人らしき人が乗っている。

祐介はすぐに気づいた。

「もしかしてエフェナース」

ダンジョンがどんどん崩れていき、周りにある建物もダンジョンの破片が落ちていき、建物をどんどん破壊していく。

「はっはっはっー 我が名はエフェナースこの世界を破壊する。ついにこれを使う時がきたようだ。」

街にダンジョン1階層からダンジョン25階層のモンスターが次々へとでてき、街の人たちも剣をかまえる。

「うわぁぁー」

次々へと人が死んでいく。「ドーン!」という音があちこちで響いてる。祐介は

「嘘だろう。人が死んでいく。街が燃えている。いろんな場所で爆発がおきている。」

ユイはずっと戦っている。

「こんなのキリがない。祐介、祐介、ねえ祐介」

ユイが戦いながら言った。ユイが祐介の方を向くと祐介が刺されそうになりそう。

「祐介ー!あぶなーい!」

とっさに祐介は振り向くそこにはエフェナースの姿。エフェナースはユイを刺すのをやめ剣を落とすと、注射器をユイに打った。

「ぐああぁぁー」

とても苦しそうな声。ユイは横に倒れる。祐介は

「ユイ!大丈夫か?ユイ!!!」

「エフェナース、ユイに何をした?」

エフェナースは

「あーこれね。これを打ったら、宝石化するんだよ。全身宝石で覆われると、砕け散って、消滅する。」

そう言ってエフェナースは高くジャンプし、空中で、こう言った。

「全人類に告げる。間もなくこの世界は消滅する。。」

祐介は

「地球って俺たちの世界、、、」

ユイが少しずつ宝石化が進んでいる。

「ユイ大丈夫か?」

「なんとか大丈夫。まだ動けるみたい。」

「無理するなよ。」

祐介は安全な場所にユイを連れて行った。


「宝石化はいい感じか?」

エフェナースが言った。

「はい!なんとか」

「あとどれくらい残っている?」

「あと2個です。」

「あの2人にも使うか。」

エフェナースは心のなかでつぶやいた。

「いけ!メル 2人とも宝石化にするんだ。」


「はーはーはー」

祐介はそろそろ疲れきってきている。

「あーもキリがない。」

「私も戦うよ。祐介」

ユイは言った。

「大丈夫のか?」

「今はなんともない。動けるときに動いとこう。」

祐介はアカリを見つけた。

「アカリ大丈夫か?」

「大丈夫です。」

祐介は

「3人でこの街を守ろう!」

ユイとアカリは「うん!」とうなづいた。

「ドーーーン!!!」

上からものすごい勢いで敵が落ちてきた。煙が消えかかったら人影が見えた。

「お前は誰だ」

祐介は言った。

「私?私か私はねメルって言うの。手加減して上げるから戦わないどこ?」

「無理だな。お前はエフェナースの幹部だろ?」

「ちっ!言うこと聞かない子だねー。さっさと殺してしまおう。」

そう言ってメルは祐介の方に突撃してきた。

「カーンキーンカーンキーン」

剣の音が響く。ユイも一緒に戦った。

「ユイ行くぞ!」

「私に勝ってるかな。」

メルは力を溜めている。

「くらうがいい。エクスレーション!」

巨大なビームが祐介に向かってくる。ユイが祐介を投げ飛ばした。

「ぐわぁぁぁー」

叫び声が響く。

「ユイ!!!」

ユイは地面に横たわった。ユイの服は所々黒く焦げていた。祐介はユイのところに行った。

「大丈夫か?ユイ、ユイ」

ユイを横に振りながら言った。祐介はまだ意識はある事にきづいた。

「お前!」

祐介はメルに向かって言った。剣を持って構えた。

「お前はここで倒す。」

「カーンキーンカーンキーン」

祐介は少し押されている。祐介は持っていた剣を弾き飛ばされた。祐介は今なにも武器がない状態になってしまった。メルは大きく剣を降って祐介に切りかかる。

「なっ!ぐはっ!」

祐介はユイが倒れたとこよりも後ろに飛ばされた。祐介の体は斜めに切られてた。倒れたところは血まみれの状態。メルはユイに近づいていき、ユイまでもを切ろうとする。祐介は

「やめろおおぉぉ!」

と叫んだ。メルはなにかがこっちに向かっていることを感知した。メルはユイに切りかかるのをやめた瞬間、「いっけええぇー」と声が聞こえた。

そこには、アカリがいた。

「祐介さん大丈夫ですか?」

とアカリは言った。

「あとは任せてください。」

そう言ってアカリはメルと戦った。アカリはメルの攻撃を防ぐだけで精一杯だった。

「カーンキーンカーンキーン」

という音が鳴り響く。アカリはボロボロの状態で体からは切り傷で血まみれの状態だった。アカリも限界だった。

「まだ、まだ倒れるわけにはいかない。」

祐介は

「もういい。アカリ逃げろ!」

と言った。

「祐介さん、いろいろとありがとうございました。お姉ちゃんもありがとう。」

アカリはメルと戦った。

祐介は

「アカリやめろ、アカリ、アカリ!」

アカリは技を出した。


白銀の如く 銀花


メルも技を出した。


エクスレースョン


アカリは最後の力を極限まで出した。メルはどんどん押されていく。アカリは

「いっけええええぇぇ!!!」

と叫びメルに当たった。

「なんだと。私がここで倒れるわけには。まだエフェナース様に、、、」

メルは倒れた。

「まだだ。」

メルはまた起き上がり剣を持って、アカリの方に行った。アカリは力尽きて倒れそうになっているところをメルはアカリの体に剣を刺した。

「よくも、よくもやってくれたね。」

そしてメルは剣を抜いた。メルは勢いよくジャンプし、消えていった。ユイもその時を見ていた。

ユイは

「アカリ、アカリ、アカリ!!!」

と言った。アカリは倒れた。ユイがそこに行った。

「お姉ちゃん、ありがとう。祐介さんも短い時間だったけどありがとう。とても楽しかったよ。お姉ちゃん、これを使って」

アカリが渡したものは、アカリが持っていた剣だった。

「これを使って倒して、きっとお姉ちゃんと祐介さんなら勝てるから。最後にお姉ちゃんの宝石化も治すね。」

ユイはどんどん宝石化がなくっていっく。

「お姉ちゃんと祐介に出会えてとても嬉しかったです。本当にありがとうございました。」

アカリは静かに息を引き取った。

「アカリありがとう。」

「アカリありがとう。」

ユイと祐介は泣きながら言った。

「ユイ立てるか?」

祐介はユイに言った。

「うん。アカリのかたきは絶対にとってみせる。」

「よっし、行くぞ。ユイ」




「あれはたしか小さい時中学校入学したときだった。この街に初めてきて、初めての学校。周りには知らない人だらけ」

アカリは教室に座っていた。

「それでは自己紹介をお願いします。最初はそこのあなた。」

指名されたのは、アカリだった。

「わ、わ、私は冬美朱里です。」

少し小さい声だった。

「好きなことは音楽を聴くことで、、、」

アカリは自己紹介が終わった。

家に帰るとユイがいた。

ユイは

「おっ。アカリおかえり どうだった学校?」

アカリは

「うん。」とうなづいた。

「アカリどうしたの?もしかして友達ができなくてなやんでるの?」

アカリはうなづいた。

「アカリ。最初はみんな誰も知らない。小学校入学したときや中学校入学したとき、高校入学したとき、たくさんの出会いがあると思うよ。友達は気が合う人と友達になれば一番だと思うよ。だからまずは周りの人に話しかけてみれば?きっといい人に出会えるはずだから。」

アカリは

「でも友達に話しかけるのが大変っていうか。」

「アカリ、大変っていうのはね、゛大きく変われる゛ってことだよ。だから勇気だしなさい。」

アカリは「うん!頑張ってみる。」と大きくうなづいた。

次の日学校へ行くと、ユイが言ったことを思い出した。

「ねーねー一緒に話そう。」

とアカリは勇気をだして言った。すると話しかけた人から

「いいよー!そういえば、音楽好きって言ってたね。私も音楽好きなんだ。」

アカリとアカリの友達が会話をしている。

「楽しかったなー。また一緒に会話しようね!」




エフェナースは祐介が歩いている前に降りてきた。

「はっはっはっー」

「エフェナースお前!」

祐介は剣を振った。

「おりゃ!」

エフェナースは左手で剣を掴んだ。

「これで勝てると思ってるのか?」

エフェナースは祐介の剣を握ったまま祐介の頭に右手をおいた。

「ふーん。これがお前の記憶か。」

「やめろー!」

ユイが叫び、エフェナースに立ち向かうとした。

エフェナースは祐介が持っているけんを離し、左手でユイの動きを止めた。

「な、なんだこれ。」

ユイは手も足も動かせない。エフェナースは左手を離し、左手を上に挙げた。

「転移システム起動!」

時計の形のした丸い円がでてきた。

「なんだあれは」

「お楽しみはこれからだ。」

祐介とユイは強力な光を浴びた。祐介とユイは目を開けると、そこにはなんと祐介とユイが見た事のある景色が広がっていた。

「祐介、もしかしてここって」

「あ、あぁー。これって日本なんだよな。しかも街中」

「どういうことだ。」

祐介とユイは混乱していた。その時、「ドーン!」と近くで音がした。そこに行ってみると、ダンジョンのモンスターがいる。

「おいおい。どういうことだ。」

「いったい何が。」

すると街なかにある大きいテレビにエフェナースがいた。

「この地球、全人類に告げる。この星は滅亡させる。」

すると街のど真ん中に大きい城が建った。エフェナースは城に入り、周りにはバリアができ城を包んだ。

「ユイ、とりあえずそこのモンスターを倒すぞ。」

と言って、モンスターの方を向くと、人の死体が無数にある。

「う、嘘だろ。やめろ。やめろ!」

祐介はモンスターの方に走っていった。剣が燃えながら

「炎の如く 炎色」

祐介は近くにいたモンスターを倒した。祐介とユイは回復をした。




「ほー。やってくれるね。エフェナース。」

「おー、ウリライトか。久しぶりだな。」

エフェナースとウリライトが城のなかで話していた。

「お前もそろそろ本気出させてもらうぞ」

エフェナースはそう言って、ウリライトは笑いながらそこを去った。




1週間後

モンスターが出てきてからは日本中が大騒ぎになっている。国の機関というのが無くなった。街は壊滅状態。ビルは今にも崩れて気そうなのが多い。でも今はそれと言ったことも何も起きていない。

「ユイ、そこに座ろう。」

頑丈なビルのような屋根の下に2人は座った。

「ねー、祐介これからどうするの?」

「とりあえずエフェナースを倒す。倒せるのは俺とユイだけだからな。もうこの戦いは終わらせる。終わらせて、平和に暮らす。」

「ところで祐介は本名なんって言うの?」

「俺の名前は高坂祐介だ。」

「私の名前は冬美結衣。」

「なんか今頃自己紹介って変な感じだな。」

「俺実は昔の頃はほんとにかすかにしか記憶がないんだ。ゆういつ覚えてるのが妹と兄さんがいたことだけなんだ。」

「そっか。ねね、祐介この戦いが終わったら、祐介の記憶を取り戻そう。」

「出来たらいいな。」

「できるよ!取り戻してみせる。」

ユイは本気な顔で言った。




路地裏で若い20代ぐらいの男3人が猫を蹴っていた。そこを通りかかったフードを被ったウリライトがそれに気づき

「私も混ぜてくれないか?」

「あ?誰だお前?」

1人がウリライトを殴ろうとした途端、1人の男が宙に浮いた。

「え?な、なんだこれ。」

「ただ仲間に入れて欲しかっただけなんだけどなあ。まあいっか。」

ウリライトはフードを取り銃を向けた。

「や、やめてくれ。謝るから。」

ウリライトは引き金を引いた。「ボンッ」と音が響いた。ウリライトは顔に着いた血を舐めた。

「次はお前たちだ。」

「やめてくれー」

倒れ込んだ1人をウリライトは剣を向け、刺した。

路地裏は血まみれになっていた。

「最後はお前だ。」

ウリライトは右目を前髪で隠していたのを手で前髪をどかした。ウリライトの右目は左右で色が分かれていた右は赤色、左は黄色

男の人と目を合わせ、目が赤く光ると男は体がバラバラになってた。ウリライトはまたフードを被り、笑いながら去った。



祐介とユイは寝ていた。祐介の前にウリライトが立っていた。祐介は目を覚まし、前を見ると人が立っている。

「ユイ、起きろ。」

「祐介?どうしたの?」

ユイが目を覚ました。

「お前は誰だ。」

と言ったとたん

「沙友理?」

と言った。途端頭にものすごい激痛が走った。そして祐介は気を失って、倒れた。

「祐介、祐介!」


祐介は夢を見ていた。

「お兄ちゃん、お兄ちゃん。」

「沙友理大丈夫か?」




数時間後

「祐介、祐介起きたか?」

「俺はいったい。はっ!」

勢いよく起き上がった。

「祐介大丈夫?」

「あー。なんとかな。」

「ようやくお目覚めですか。」

祐介とユイは上を見るとメルの姿が。

「メル貴様っ!」

「アカリの仮は返してもらう。」

「お前たちがその気なら戦ってやろう。もう昔の私ではないからな。」

メルは地上へ降りてきた。

「お前祐介と言ったな。」

「だったらなんだ。」

「昔の記憶知りたくないか?」

「なんでお前が」

祐介はメルに向かって剣を構えて走り出した。メルと祐介は戦いながら

「教えてあげましょう。」

「お前は妹がいる。」

「でも俺には兄さんがいる。」

「あー。そう言えばいましたね。今はどうしてるのでしょうね。」

祐介は下を見てうつむいていた。とその時

「祐介危ない!」

ユイは叫んだ。腹に注射器らしきものが刺さった。

「・・・」

祐介は何が起きたかよく分からなかった。すると祐介の目に

「WARNING! WARNING!」

の文字。

「な、なんだこれ。ぐはっ!意識が・・・なくなる。」

「バタッ」と祐介は倒れた。

「メル、祐介にいったいなにを。」

「あ、これはね、ラナウェイってやつだ。打たれた者は早い者で1日、遅くて2日もせずに暴走する。なにをするかは分からんがな。」

メルは姿を消し、ユイの後ろにきて、祐介が打たれた注射器らしきものをユイも打たれた。ユイの目にも

「WARNING! WARNING!」

ユイも意識がなくなって、倒れた。


1日が経った日の夕方。祐介は目を覚ました。

「ここは。」

祐介は立とうとしたら、手と足に手錠がかかっていた。祐介は横にユイが眠っている姿をみた。

「おい、ユイ、ユイ。」

ユイは目を覚ました。

「祐介。ここは。」

「分からない。意識を失っているうちに牢屋に入れられのかも。」

すると足跡が聞こえてきた。牢屋の前に人影のような、よく見ると、メルの姿だった。

「2人とも起きたか。お前たちにいい事を教えてやろう。さあ来い。」

鎧を着て、剣を着けて来たのは、なんとアカリの姿だった。

「アカリ?」

ユイはびっくりしていた。

「メルどういうことだ。」

「これはただのコピーさ。まあお前たちのことは覚えて無いけどな。」

すると、ユイが

「返せ、返せ、アカリを返せ!」

地面と壁にヒビが入ってきた。

「ユイどうした。」

「ついに来たか。」

ユイは手錠を壊し、檻を壊して、メルの方に向かった。

「これはヤバいかもな。」

ユイは剣を握り、メルに向かって、振った。

「ヤバい、避けるので精一杯か。アカリ逃げるぞ。」

メルとアカリは消えた。

「ユイ大丈夫か?」

ユイは祐介の方を向き、こっちに歩いてきた。ユイは祐介の前に立った。

「ユイ?」

ユイは祐介の髪を掴み、手錠を壊した。祐介は首を絞められた。

「ユ、ユイ。」

するとユイは苦しそうに頭を抱え、首から手を離した。

「どうしたユイ。大丈夫か。」

「ぐ、ぐ、ぐ」

「ユイ落ち着け。」

「ぐ、ぐ、ぐ、ぐわぁー!!!」

「ユイ、ユイ。大丈夫だ。俺だ。祐介だ。」

祐介はユイにキスをした。ユイは落ち着いてきた。

「祐介。」

と目を覚ました。

「祐介、ちょっ、キスしてる。」

(なんかユイといるとなんか落ち着くなぁ。)

「あっ、ユイごめん。」

「いや別に。」

ユイは少し顔が赤かったが嬉しそうだった。

「私今までなにをしてたの?暴走?」

「え、ユイ暴走ってどういうことだ?」

「メルが言ってたの。」

「打たれた注射器はラナウェイってやつらしい。打たれたら早くて1日、遅くて2日もせずに暴走するんだって。」

「ってことは俺ももうすぐってことか。」

「そういうことだね。」

「よし、決めた。祐介。もうメルを倒そう。メルを倒したらなんとかなるかもしれない。」

「うん、そうだな。」



そのころ城の中では。

「メル、暴走する前に2人を倒して来い。」

「すいません。エフェナース様、ラナウェイは失敗でした。」

「あいつらを倒してきたら許す。」

「すぐに行きます。」



祐介とユイは城に向かって走り出した。

「城のバリアみたいなのをどう破るかだなあ。」

「技をどんどん出していく?」

「そうだな。」

祐介とユイは走りながら作戦をたてていた。すると上から声が聞こえた。

「お前らをここで倒す。」

「やられるのはお前だ!」

メルは降りてきた。祐介とユイは剣を構えた。

「ダークナイト!」

メルは叫び、メルに向かって剣が向かってきた。メルは飛んできた剣を手に取り、剣を振った途端一瞬で祐介の前に来て、剣で切られた。

「ぐはっ」

祐介は口から血を吐き、腹からは切られて、血がでてきている。

「祐介!」

ユイはメルに向かった。メルは風を出し、ユイを飛ばした。

「ユ、イ」

「これで終わりだ。」

メルは倒れている祐介を剣で刺そうとすると、祐介は手で剣を握った。メルを勢いよく蹴り飛ばした。

「まさか暴走か?ここで倒さないと私は」

剣を手に取り、振った。

「ドン!」「ドッカーン!」「ボンッ!」

周りにある、建物を次々破壊していく。

「祐介もか」

ユイは祐介の暴走を止めることは絶対に無理と思った。とその時ユイも周りがだんだん暗くなり、ユイも暴走が始まった。


「俺はまだこんなことをしてる場合じゃない。」

「私はまだこんなことをしてる場合じゃない。」

祐介とユイは少し自我が残っていた。

「や、め、ろ」

祐介とユイは剣を離そうとするが

「お願いだ。離してくれ。お願いだ!!!」

「離して。剣を離して!!!」

すると祐介とユイの剣は勝手に直した。

「お姉ちゃん。祐介さん。これを使って。」

「え、アカリなの?」

「お姉ちゃん。祐介さん。私の力を授けます。倒してください。」

祐介とユイの前に光が。手に取った。

「なんだこれ力が」

「力がみなぎってくる。」

「ユイ、いくぞっ!」

「うん!」

祐介とユイは


超新星!


と叫んだ。祐介とユイの背中に羽が生えてきた。目の色が祐介は赤色、ユイは水色に変わり、服装も変わった。

「ユイ!」

「うん!」

「メル覚悟しろ!」

メルは空を飛んで行った。

「行かせん!」

祐介とユイは空を飛んだ。祐介はメルの前に来た。

「チッ!」

祐介はユイのところに来た。

「ユイ決めるぞ!」

左にユイ、右に祐介、そして真ん中にアカリ。

「炎の如く」

「氷の如く」

「白銀の如く」


氷白銀炎




エクスレーション



膨大な力を出し、3人の巨大な一筋の光はメルのビームを押し出した。

「いっけええええええええええええええ!!!」

「この私が・・・エフェナース様。」

メルはビームの中消えていった。メルが作ったアカリのコピーもなにもすることなく消えた。

「アカリありがとう。」

ユイは上を向いて言った。

「ユイ。」

ユイはうなづいた。祐介とユイはハイタッチをした。

「ユイまだだ。」

そう言って、祐介はエフェナースがいる城を指さした。

「バリアを破るぞ。ユイ。」

「うん。」


「炎の如く 炎色」


「氷の如く 氷河」


祐介とユイはバツ印を宙に描き放った。祐介とユイの炎と氷が交わり大きくなった。

「バリンッ!」

という音が鳴った。すると城の周りのバリアが消えていった。元の姿に戻った祐介とユイは走って、城に向かった。

「よっし!ユイ」

「うん。」

「いくぞッ!」

祐介とユイは城に乗り込むと、城の出入口から入った途端ドアが閉められた。すると、周りが少しずつ明かりが灯されていく。

「よく来たな。私はウリライト。」

すると祐介は頭に痛みが走った。

「ぐわ、ぐググッ。」

祐介は頭を抱えた。

「さ、沙友理なのか?」

ウリライトは

「なんのこと?まあいいや。」

すると祐介は脳に今までの記憶が一気に思い出した。

これが俺の・・・

「全部思い出した。」


俺には妹がいた。今会ったやつウリライトが俺の妹、沙友理なんだ。俺の親は小学校入ってすぐ亡くなった。事故死だったらしい。居場所が無くなった俺は、親の友人で近所の人に引き取られた。その近所の人の家そこで出会ったのが沙友理だった。沙友理はとても可愛くて、恥ずかしがり屋で、甘い物が好きで、甘えん坊で・・・でも、沙友理は病気で入院してた。俺は学校が終わると、毎日欠かさず沙友理のお見舞いに行っていた。

「沙友理大丈夫か?」

「うん。毎日ありがとうね。お兄ちゃん。」

沙友理はとても笑顔で言った。

俺はまだ高校生。アルバイトで金を稼いでいた。「いらっしゃいませ。」

今日はレストランの接客と皿洗いのアルバイト、次の日はコンビニでアルバイト、その次の日は、清掃のアルバイト。とにかくたくさんのかけ持ちをしていた。そしてもうすぐクリスマス。

「沙友理。今日も来たぞ。」

「お兄ちゃん。」

「クリスマスはお昼から出かけようか。」

「いいの?」

「あぁ。俺が病院の先生に話してみる。」

「ありがとう。お兄ちゃん。」


そしてついに待ちに待ったクリスマス。街は一面雪景色。俺は沙友理向かいに病院に向かいに来た。

「沙友理行こう。病院の先生からも許可はもらったから安心して。沙友理どこ行きたいか?」

「うんとね、学校!」

「学校でいいのか?今は冬休みで誰もいないぞ。」

「うん。まだ中学校行けてないから。」

「そうか。それじゃ行こう!」


この時は思っていなかった。まだ兄弟がいたことを・・・


「沙友理中学校どうだったか?」

「うん。楽しかったよ!ねぇ、お兄ちゃんみんなは?」

「みんな?」

「美咲と涼だよ。」

「は?だれだ?」

すると、祐介は全部を思い出した。

「な、なんで忘れてたんだ。」

「沙友理、その2人のところにいくぞ。」

走って祐介と沙友理は家に帰った。

「2人ともいるか。」

「いるよ!お兄ちゃん。」

よかった。なんで忘れてたんだ。

「よし、こんどは4人で行こう!」

祐介はそう言って、家を出た。4人はレストランに行った。

「みんな、お腹いっぱい食べていいぞ!俺はこの時のために貯金をしてたからな!」

「はーい!」

夕食をすませた4人は家に向かった。

「お兄ちゃん、ご飯美味しかったよ!」

「そうかよかったな!」

前から女の人が歩いてきた。

「お前らでいいか。」

フードで顔を隠していた女の人はボソッと呟いた。その女の人は剣を持った。不審に思った祐介は

「3人とも逃げろ!!!!」

3人は何が起きたかよく分からず立っていた。女の人は3人に向かって剣を突き出した。

「動くな。」

「お前一体誰だ?」

「私?私はエフェナースだ。」

エフェナースは3人の首を噛んで血を吸っていた。3人は意識が朦朧になった。

「やめろ!!!」

祐介はエフェナースに向かって突撃した。

「シャーン」

剣の振った音が聞こえた。祐介は自分の体を見たら、お腹の周りが血だらけだった。祐介は意識がなくなって、倒れた。エフェナースは祐介の髪を掴んで、

「またいつか会うかもな。」

そう言ってエフェナースは沙友理、美咲、涼を連れて消えた。


気がついたのが病院だった。

「ここは・・・俺はいったいなにを・・・」

祐介は今まで起きていたことを忘れていた。

「あ、そうだ。今日は学校だ。早く行かないと。」

祐介は病院を出て、家に帰って、制服を着て、学校に行った。

「あーあー今日も学校かぁ」

すると、

「きゃあー」

女の人がさけんでいた

俺はすかさず振り向き

子供が車にひかれそうになってた

俺はすぐに助けにいった

子どもは助かったが俺がひかれそうになった

「ドンッ!」


そう。これが俺の記憶なんだ。そして、車に轢かれて異世界にきたってことだ。


「ウリライトお前は沙友理なのか?」

「わ、私がどういうことだ。」

ウリライトは頭を抱えて、思い出したかのように

「お、お兄ちゃん。」

と言った。

「そうだ。沙友理。お兄ちゃんだ。」

沙友理は祐介の方に手を伸ばした。するとエフェナースが階段を降りてきた。

「へー。やってくれたね。祐介」

「エフェナース。お前はいったい何をしたいんだ。」

「いいだろ。全部話そう。」

「私はな、他にまだ仲間ってのがいたんだ。その仲間と一緒に宇宙からこの地球にやってきた。」

「なんでだ。」

「なんでって、それはね、地球を滅ぼすためさ。私の仲間は人間に殺されたんだ。そして仲間にこう言われた「5人の人間を探してくれ。その5人はものすごい力を持っている。ヒート オフ ライジングを起こしてくれ。そのモンスターはとても凶暴だ。地球を滅ぼしてくれ。俺のかたきをとってくれ。」と言い残して私の仲間は消えた。そして、何年、何十年、何百年って探したらようやく見つけた。お前たちなんだ。祐介、ユイ、沙友理、美咲、涼。」

エフェナースは祐介、ユイに言った。

「今この城の最上階で地球を滅ぼす儀式を行う。美咲、涼は今そこにいる。」

「エフェナース、お前・・・」

祐介はエフェナースに切りかかろうとしたら、エフェナースが手を前に出した。

「私は今は戦わない。そんなことをしている暇があったら、早く最上階に来たらどうだい。いけ、ウリライト。せいぜい頑張るんだな。ふふふん。」

エフェナースは最後笑いながら消えていった。沙友理は祐介とユイの方を向き、右目にかかっている髪を上に上げた。

「さあお前たちを頂くよ。」

すると、右目の左部分が黄色く光った。祐介たちがいる部屋は目が開けられるのが無理なほどまぶしくなった。

「な、なんだこれ。」

祐介とユイは周りがあまり見えていない。

「ユイ、大丈夫か?」

祐介はユイがいることを確認した。

「私は大丈・・・」「バタッ」

ユイは後ろから首を叩かれて気絶し、倒れた。

「ユイ?ユイ!」

まぶしい光が消えた。祐介は目を開けると、前の方にはウリライトが立っていた。

「沙友理・・・。」

「あとはお前だ。」

すると、祐介は横にユイが倒れていることに気づいた。祐介はすぐにユイのところに行き、ユイをさすった。

「ユイ、ユイ起きろ!ユイ!」

するとウリライトは祐介のところに行き、祐介の耳元でこう言った。

「お前はバカだなぁ。」

と言って、ウリライトは銃を祐介の肩に向けた。ウリライトは引き金を引いた。

「バンッっ!!」

という音が鳴り響いた。そして、ウリライトは祐介の首を叩いた。祐介も気絶し、倒れた。ウリライトは2人の腕を握ってそのまま城の最上階に連れて行った。


「ここはいったい・・・?」

祐介は目が覚めると、横たわっていた。広い部屋。横にはユイ。

「大丈夫か?ユイ?」

ユイは目を覚まし、

「うん。大丈夫みたい。」

起き上がり周りを見渡す。オレンジ色のしたちょっぴりロングの髪の人が横たわっていた。よく見ると、美咲だった。そして、その横には涼がいた。すかざず祐介は美咲と涼のところに行った。

「美咲、涼。大丈夫か?」

祐介は美咲と涼の体を揺すりながら言った。2人は目を開けた。

「お兄ちゃん?」

涼は言った。

「お兄ちゃんだ!」

美咲は言った。

「よかった。美咲、涼。」

祐介は安心そうに言った。祐介はこう言った。

「エフェナース。お前を倒して、この戦いをおわらせる。」

「トン、トン、トン・・・」

と足音が聞こえる。祐介とユイは剣を構えた。

「よく来たな。さぁ始めよう。」

「は?なにを?」

祐介とユイは分からずにいた。エフェナースは横にいたウリライトに言った。

「ウリライト。」

「はい。」

ウリライトは広い部屋の真ん中に立った。すると、地面が光出した。円が出来ていき、模様が出来た。すると、5人の力が持っていかれている。

「ぐわぁぁぁー!」

祐介は上を見るとそこには、巨大な球体があった。そこに5人の力が吸われていく。エフェナースは円の外で見ていた。

「ついにこの時が・・・。」

その球体が少しづつ紫色に光出した。

「もっと、もっといけ。」

その球体は少しづつヒビが入ってきた。エフェナースは魔法陣を止めた。祐介、ユイ、ウリライト、美咲、涼は力尽きたのか床に倒れた。エフェナースは祐介のところに行き、祐介が持っている剣を抜いた。球体に向かって剣を向けエフェナースは

「やっとだ。やっとこの時が・・・」

と言い、エフェナースは球体に向かって、剣を投げた。その剣は球体に刺さり、球体は全体にヒビが入ると、ヒビの隙間から光を出し始めた。祐介の剣は祐介の目の前に落ちた。そしてエフェナースは

「やっとこの時が、こい!ヒート オフ ライジング!!!!!!!!!」

と叫んだ。その球体は割れ、中から巨大な怪獣が現れた。ヒート オフ ライジングは城の最上階を壊した。

「新生!」

祐介は剣を取り、とっさの判断でユイ、ウリライト、美咲、涼を抱えて残りの体力を使い切る。祐介たちは近くの壊れたビルの下に隠れた。祐介は体力の限界で新生が解除された。すると、ユイが目を覚ました。

「祐介大丈夫?」

「ちょっと厳しいかも・・・。」

祐介とユイは城の方も見るとそこには、巨大な怪獣、ヒート オフ ライジングがいた。

「あれがヒート オフ ライジング・・・」

祐介たちは城の約1.5個分ぐらいの大きさに言葉を失ってしまう。恐竜のティラノサウルスの体格をして、手足の鋭い爪、2つの巨大な角、巨大な羽。祐介とユイにはあまりにも倒せない敵だと思っている。

「ユイ。」

「うん。分かってる。必ず倒すでも言うんでしょ?」

「あー。生きて帰ってくるかは分からない。ユイそれでもいいか?」

「もちろん倒すに決まってるじゃん。」

「よし!これで終わらせる最後の戦いだ!この地球の平和のために。」

すると祐介とユイが持っていた剣が強く光だした。

「うわっ。なんだこれ?!」

祐介とユイは光がなくなったと思って目をゆっくり開けた。

「えっ。」

「なんだここ・・・」

祐介とユイがみた光景は地面が白く、青々とした空に、少しまぶしい太陽、ちょうどよく並んでいる綺麗な雲。平な地。祐介とユイは周りを満遍なく見渡す。

「ぎゃゃゃおおおおおおおぉぉ!!!」

鋭い声が響いた。

「な、なに?」

祐介とユイは周りを見渡した。すると上に横長い生き物らしきのが浮いていた。祐介とユイの方に向かってきた。

「ん?あれ?こっちに来てないか?」

「うーん。こっちに・・・来てるね。」

「ユイどうする?逃げるか?」

「そうだね。」

そして祐介とユイは逃げようとしたその時

「お前らか祐介とユイは。」

それは大きい龍が2体。赤い龍、青い龍。

「なんで俺たちの名前を。」

「おー。そうか。まだ伝えてなかったな。」

「我が名は赤龍。祐介の剣だ。」

「我は青龍。ユイの剣だ。」

「祐介とユイの剣にやどっている。」

「実は、今祐介とユイが持っている剣はヒート オフ ライジングを封印したと伝えられている剣だ。要するにヒート オフ ライジングを封印した王と女王が使ってたやつだ。」

「これが・・・」

祐介とユイは驚いていた。

「そして、なんで祐介とユイはその剣を持っているのか。それは・・・祐介とユイお前たちがヒート オフ ライジングを封印した王と女王の生まれ変わりなのだ。」

と赤龍が言った。

「え?俺が。」

「え?私が。」

「じゃあヒート オフ ライジングを封印できるんじゃないのか?」

「それは無理だ。」

青龍が言った。

「どうして。あんなんじゃ勝ってこない。」

「お前たちはあくまで王と女王の生まれ変わりだ。だから封印の能力は昔の王と女王にしか使えない。」

「それじゃどうすれば・・・。」

ユイは手段がないか考えた。

「だからだ!我たちは王と女王に仕えていた、剣なのだ。」

「祐介!お前をずっと見てきた。祐介はできる。ヒート オフ ライジングを倒せる!」

赤龍は言った。

「ユイ!お前をずっと見てきた。ユイはできる。ヒート オフ ライジングを倒せる!」

青龍は言った。

「行け!祐介・・・いや王よ!」

「行くのだ!ユイ・・・いや違う女王よ!」

「この世界はお前たちにかかっている。」

そして、また光出した。


「ユイ。行くか!」

「うん!」

「俺たちでこの世界を救う!」


──新生!


祐介とユイは剣を構え、ヒート オフ ライジングのところに向かう。

祐介は体に当てたがキズ一つ付いていない。

「まじか・・・。」

「祐介!どいてー!」

祐介は素早くその場からどいた。するとユイがヒート オフ ライジングに勢いよく向かっていく。剣を当てたがダメージが0だった。すると祐介とユイの方にヒート オフ ライジングの手がこっちに向かってきてる。2人は急いで逃げようとする。がものすごいスピード。これを逃げ切れることはほぼ不可能。手が当たり2人は同じ方向に吹き飛ばされる。

「ドンッッッ!!!ドンッッッ!!!ドンッッッ!!!」

ビルを貫いた。そして、その後ろにあるビルも貫き、その後ろにあるビルで止まった。煙が消えるとビルには大きい凹。そして2人は頭から血が出ていて、ボロボロの状態。だが、かろうじて生きていた。

「ぐうぅ。」

「ユイ、大丈夫か?」

「うん。こんなの全然。」

そして、ヒート オフ ライジングがこっちに向かって来る。

「ちょっとまずいな。」

と思ったその時上空に小さい光が祐介とユイがいる真上を通っていき、その光はヒート オフ ライジングに当たり爆発した。その一撃でヒート オフ ライジングは止まった。

祐介とユイは何が起きたか分からず周りを見渡すと、そこには、沙友理の姿が。そして、沙友理は祐介とユイの方に来た。

「・・・沙友理なのか」

「うん。祐介久しぶり。」

「あー。って祐介!?」

沙友理はいつも祐介のことをお兄ちゃんって呼んでいたのでびっくりした表情になった。

「え、なんで祐介なの?」

「まぁいいじゃん。私も成長したんだよ!」

「でもなんで元に戻ったんだ?」

「えーとね。なんか・・・エフェナースの城の最上階で魔法陣を浴びたらなんか戻ってその瞬間倒れた。って感じ。」

そう言って、沙友理はユイの方を見た。

「もしかして彼女さん?」

沙友理は少しふざけて祐介に言った。

「・・・ち、違うし。」

と声を小さくして言った。本当はユイのことが・・・。

そして沙友理は

「よし、祐介、ユイ行くよ!」

と言った。

「うん!」

とユイはうなずき、

「沙友理、お前の力見せてくれよな!」

と祐介は言った。

そして、3人はヒート オフ ライジングのとこに向かった。

3人とも技を出したが全部跳ね返ってくる。

そして、ヒート オフ ライジングは祐介とユイ、沙友理に向かって火をはいてきた。

それに3人は当ってしまう。祐介とユイ、沙友理は空から地面に激突し、煙が舞った。

激しく叩きつけられて、祐介とユイは意識を失った。


「祐介、ユイ起きるのだ。」

祐介とユイは横になって寝ていた。

そして、祐介とユイは目を覚ました。そこには赤龍と青龍の姿が。

「あまり時間がない。急いで話す。」

赤龍が言った。

「お前たちにあの敵は倒せない。」

青龍が言った。

「そこで、祐介。ユイ。」

赤龍が言った。

「お前たちに我々の力を貸そう。」

青龍が言った。

赤龍と青龍は急いで話した。

「龍の力・・・」

祐介は心の中で悟った。

「わかった。」

ユイは赤龍と青龍に言った。

「それじゃ祐介にユイお前たちに力を貸そう。どうかこれでたおしてくれ。」

「行くのだ!王、女王!」

そして、強い光。


──────日本

祐介とユイは目を覚ました。前には沙友理がいた。ヒート オフ ライジングは沙友理に攻撃をしていた。沙友理は倒れていた祐介とユイを守っていた。

「沙友理!俺たちは大丈夫だ。やすんでくれ!」

「祐介。ユイ。」

安心そうに言った。沙友理は祐介とユイを守るのをやめ、少し距離をとった。

そして祐介とユイはヒート オフ ライジングの前に来た。

「ユイ!」

「うん!いくよ祐介!」


龍よ!俺に力を!


龍よ!私に力を!


祐介とユイは全身にものすごいパワーをだし、祐介には赤いオーラがでて、ユイには水色のオーラがでた。


赤き龍よ、今この時に甦れ!いでよ!赤龍!!!


青き龍よ、今この時に甦れ!いでよ!青龍!!!


祐介とユイは大きな声で叫ぶと、背中から羽がでて、その羽を祐介とユイが包んだ。そして空からものすごい光が祐介とユイに向かってきた。その数は1000個いや1万個そんなちっぽけな数じゃないどんどん増えていく。そして祐介とユイは


超新星!!!!!!!!!!!!!!!!!!


と叫ぶ。羽が開き始めた。祐介とユイの姿は祐介は赤い服をユイは水色の服をきて、背中には巨大な羽。そして、首から足のところまでマントをしている。

「この宇宙にはたくさんの星が存在する。星が誕生しすぐになくなってしまった星、太陽の様に暑い星、猛暑、極寒な星。地球みたいに海があり、生命が生きていける星。数えきれない無限と言っていいほどある。そして、この超新星は無限大のパワーがある。」

祐介は言った。

「ユイ!行くぞ!」

「うん!もうそろ倒すよ!」


炎の如く 炎色!!!


氷の如く 氷河!!!


前よりレベルが上がっており、ヒート オフ ライジングにダメージを与えられた。ヒート オフ ライジングは立ち止まった。

「祐介!今だよ!今倒せる。」

ユイはこれがチャンスだと思い、祐介に言った。

「よし!決めるぞ!」


赤い炎にやどし、聖なる龍よ。赤龍の如く


青の炎にやどし、聖なる龍よ。青龍の如く


『エクストラストライク!!!!!!』


剣から出た、一本の光がヒート オフ ライジングに当たり、ものすごいダメージを与える。その強大な力によって、ヒート オフ ライジングはその場で倒れた。



「へー。ヒート オフ ライジングを倒したのか。」

エフェナースはそう言って、地上にいた、6人ぐらいの人たちに火の玉を放った。

「うわぁー!」

「あぶなーい!」

祐介はとっさに地上にいた人たちを守った。

「早く逃げて!!!」

地上にいた人たちを逃がした。

「お前は、エフェナース。」

倒れたヒート オフ ライジングの上にエフェナースは飛んでいた。

「お前ら見とけ、私の本当の力を・・・」

そう言って、エフェナースはヒート オフ ライジングを吸収し始めた。

祐介とユイは止めに行くが周りにバリアが張ってあり、攻撃できない。

その時ものすごい光が

うわぁぁぁ!なんだこれ・・・。

祐介とユイはゆっくり目を開けるとそこには、いつもと違うエフェナースの姿が。

黒い翼が生え

黒いマント

鋭い爪

鋭い牙

鋭い角

人1人分くらいある尻尾

そして腰には剣と銃。

エフェナースの全身は黒で覆われていた。

「僕の名前はヘルエフェナース。」

「ヘル・・・」

「エフェナース」

祐介とユイは少し恐れていた。なぜなら、ヒート オフ ライジングよりものすごいパワーを感じているからだ。

「お前らを地獄に突き落とす。」

ヘルエフェナースは言った。ヘルエフェナースは攻撃を仕掛けてくる。

「びゅん!」という音をしたその時祐介とユイの目の前にいたはずのヘルエフェナースがどこにもいない。祐介とユイは周りを見渡していた。

ヘルエフェナースは祐介の後ろにまわった。ユイは祐介より早く気づいた。

「祐介!後ろ!」

ヘルエフェナースは攻撃をしようとしてたので、祐介はその場から避けきれず、攻撃が当たり、祐介はそのまま地面へと叩きつけられた。

ユイは祐介を見ていて、後ろにヘルエフェナースがいることに気づかなかった。ユイは後ろにいると気配を感じ、ユイの剣で自分を守った。

「ほぉ。やるじゃん。」

ヘルエフェナースはもっと力を出し、ユイはきつそうにしていた。

「くっ。」

「もうこれで終わりか?それじゃさようなら。」

そう言って、ヘルエフェナースは銃を取り出し、ユイに銃口を向けた瞬間、祐介が勢いよく向かってきた。

「まだまだ!これからだ!」

と言いながら、祐介は剣を勢いよく振ると、ヘルエフェナースは持っていた剣で自分を防御したが軽く弾き飛ばされた。

「ユイ大丈夫か?」

「うん。あ、ありがとう。祐介。」

ユイは顔が赤くなっていた。

「よし!行くぞ!」

祐介は言った。

「お前ら、まだ気づいてないようだな。」

ヘルエフェナースは言った。

「・・・?」

「僕を倒してもまだモンスターはいる。」

「どういうこ・・・。まさか」

「沙友理ちゃん」

祐介がひらめいたと思いきやユイが先にひらめき、とっさに言った。

「ようやく気づいたのか。ウリライトは僕が生み出した人間からなるモンスターを作ったんだ。僕を倒してもモンスターはまだ全滅しない。仮にお前たちがウリライトを倒さないと決めたら、モンスターは湧いて出てくるかもしれない。」

「どういうことだ。」

祐介とユイは頭の中で整理し、必死に理解しようとする。

「なぜかって?それは、ウリライトはモンスターを生み出すモンスターだからだ。」

「モンスターを生み出すモンスター・・・」

「あー。そうだ。ヒート オフ ライジングを生み出したのもウリライトの意思だ。」

「でもそれは大昔のモンスターじゃないか。」

「え?僕の能力忘れた?僕は異世界転移と時空移動ができるんだよ。」

「まさか・・・」

「そういうこと。実際に僕が500万年前に飛んで、ウリライトがヒート オフ ライジングを生み出した。でもその時代にいた王と女王がヒート オフ ライジングを封印した。つまり僕は少しだけ歴史を変えたってことだ。」

「お前は何をしたか分かってるのか?」

祐介は怒りをあらわにした。

「沙友理を利用して、正しい歴史に泥を塗ったってことなんだぞ!」

「ふふん。いいじゃないか。僕がこの歴史を変えたモンスターだ!」

「エフェナースお前!!!」

祐介とユイは剣を力強く握り、へルエフェナースと戦った。祐介はへルエフェナースに向かって剣を振ったが右手で止められた。

「な、なに!?」

ユイもへルエフェナースに向かって剣を振ったが左手で止められた。

「くっ。」

2人が手こずってる時こんな声が聞こえた。

『お前たちなら勝てる』

赤龍と青龍の声だった。

そして、

『祐介さん、お姉ちゃん2人だったら絶対に倒せるから。頑張って!』

アカリの声だった。

ユイは泣きながら

「アカリ・・・。」

と言った。

『お前たちに力を与える。さあ。』

赤龍と青龍は言った。

『私の力をあげる。さあ』

アカリは言った。

『さぁいくのだ!』

『地球の未来のため、祐介さんとお姉ちゃんの未来のため!』



「お前たちには僕には勝てない。さぁ地獄に落ち・・・。」

へルエフェナースは祐介とユイのものすごいパワーを感じた。

「・・・?なんだこの力・・・。」

へルエフェナースは少しづつ押されていく。

「俺は」

「私は」

「「ヘルエフェナースを倒し、この地球を救う!」」

「お前ら調子に乗るな!!!!!!」

ヘルエフェナースはそう言って、手を上に挙げた。

「時空転移システム起動!」

「させるか!」

遠くから声が聞こえた。祐介とユイは後ろを見ると、沙友理の姿。

一直線に光がとおっていき、その光はヘルエフェナースの手に当たった。

「今だよ倒して!祐介!ユイ!」

「ちっ!」

軽く舌打ちをした。

「お前たち人間どもが調子に乗るな。」

祐介とユイはヘルエフェナースに攻撃をしようと構えた。

「行くぞ!」

「うん!」

祐介は先に攻撃をしに向い、その後、ユイは動き始めた。祐介はヘルエフェナースを切ろうとしたが上手くいかなかったがヘルエフェナースは軽く飛ばされた。

その後ろにいたユイが勢いよく向かって、ヘルエフェナースが持っていた剣をはじき飛ばした。ヘルエフェナースも飛ばされた。剣は地上に落ちていった。

「ユイ!」

「祐介!」

「これで終わらせる。最後だ!メルエフェナース!」

祐介とユイは勢いよく向かっていく。ヘルエフェナースはとっさに火の玉を出す。祐介とユイはその火の玉を避けたり、切ったりした。

「なんでだ、なぜ避けきれる。」

「終わりだ!」


赤い炎にやどし、聖なる龍よ。赤龍の如く


青の炎にやどし、聖なる龍よ。青龍の如く


『エクストラストライク!!!』


祐介は空中に右斜めに線を描いた。

ユイは空中に左斜めに線を描いた。

赤と青のその線を合わせたら「バツ」の印になった。祐介とユイは

「いっけえええええええぇぇぇぇ!!!!!!」

と叫びそのバツ印を押し出した。輝き出し、その光はくるくる回転していく。

光の周りには赤龍と青龍の姿があった。

その光はヘルエフェナースを貫いた。

「なぜこの僕が・・・」

そう言って小さい光の粒になり、空に消えていった。




エフェナースを倒して、数日後。

生き残った人が片付けをしていた。

「これはこっちでいいか?」

「いいよー」

色んな声が聞こえたきた。


とこんな声が聞こえた。

「あ!王様と女王様だ!」

そこには、剣も何も装備していない祐介とユイの姿が。

「みんなありがとう。」

ユイは片付けをしてくれてる人に言った。

「王様と女王様は休んでいてください。お二人は俺たちを救ってくれたのですから。」

「うん。ありがとう。」

ユイは優しく微笑みながら言った。


するとユイは少し苦しむ仕草をみせた。

「ユイまだ苦しむか?」

「うん。大丈夫。」

「やっぱりあの時か」

祐介はヘルエフェナースと戦った後のことを思い出した。


ヘルエフェナースの戦いが終わったとき。

「なぜこの僕が・・・」

そう言って小さい光の粒になり、空に消えていった。

「やった。勝った。」

祐介は安心そうに言った。

「勝った。祐介、勝ったよ。」

「うん。やっと終わった。」

少しづつ日が昇る。

「祐介頭が・・・クラクラする。」

「大丈夫か?ユイ。」

ユイの視界はくるくる回っていた。

「やばい俺もだ。多分力を使い過ぎたせいだろう。」

2人は地上に降りていき、そのまま横になり、寝てしまった。


「おーい祐介ー、ユイー。起きろー。」

「はっ!」

祐介は目を覚ました。

「そうだ俺は・・・。頭がクラクラするで・・・って治ってる。って沙友理。」

「大丈夫?」

「うん。なんとか」

祐介は横を見ると、ユイが横になって寝ている。

「ユイ!ユイ!」

ユイはゆっくり目を覚ました。

「ユイ大丈夫か?」

「あ、うん。でもまだ少しクラクラするかも。でも立てないわけじゃないから。」

そして遠くから声が聞こえてきた。

「おーい!!!いたぞ!2人を見つけた!」

「ほんとうか?」

男が祐介とユイのところに駆け寄ってきた。

「大丈夫ですか?」

「あ、うん。大丈夫。ところであなたたちは?」

「俺たちはあの時あなたに助けて貰いました。」

「あ、あの時の。」

「祐介!」

遠くから声が聞こえてきた。

「家に戻ろう。」

ユイが言った。

夕焼けが祐介とユイの姿を照らしていく。

2人は手を繋ぎ、歩いて行った。


シルエットのように。





戦いから3年後。

日本は元の生活に戻りつつある。

経済がまわり、政治が復活。

他の国からも応援がきた。

そうして、日本はどんどん戻っていた。


そして、あの戦いを忘れないようにあることがされた。

それは、ヒート オフ ライジングの死体を残すということ。これを残すことによって、未来にも伝えられるからだ。

この件には話し合いが行われた。

「ヒート オフ ライジングを残すという人は挙手。」

そしたら、そこにいた、全員が挙手をした。

ヒート オフ ライジングの死体の周りには柵ができた。

近くには大きい看板があり、そこにはこう書いてあった。


赤き剣士と青き剣士によって、このヒート オフ ライジングは倒された。

この戦いの犠牲者は31021人 行方不明者56137名。




そして、書いてあった最後の言葉は・・・



この戦いがあったから平和がある。

この戦いがあったから生きられる。

この戦いがあったから未来がある。



この戦いの犠牲があったから今がある。絶対に忘れてはならない。


「新時代」を切り開いた、彼と彼女らを絶対に忘れてわならない。

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ヒート オフ ライジングと新生龍(ノバードラゴン) 風凪漆黒 @meaty

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