ランダム物語製作

渋谷かな

第1話 おかたづけ物語

「10万字書いてると、話を拘ってスケールを大きくして創作していると、涙が零れる。」

 もう出版業界の大人の事情が理解できるからだ。まあ、あからさまなので小中学生でも分かるだろう。このネット全盛時代だから。従えているはずの大人が子供に馬鹿にされている。

「ということでショートストーリーでいいのだ。」

 カクヨム短編賞は1万字以下で良い。そればかりに100作品は出品してやる! ワッハッハー!

「でも夢はない。」

 既に500作品を超えた応募がある。ということは埋もれる。じゃあ、どうする? 最初っから大賞は決まっている。それがカクヨムの歴史。第1回なんかフライングで大賞作を発表しているアホもいたな運営側に。


「さあ! 新作を考えよう!」

 本当にアホな作品でいい。難しいのは要らない。採用なんてされないから簡単なので書き続けられればいい。

「FD。」

 ファイナル・ドラゴン。DQとFFを足して2で割っただけ。成功すればスクエニがスポンサーに着くのは間違いない。それぐらいアホなレベルでいいや。


「少し書いては短編賞に1つ投稿。面白いな。アハッ!」

 まだまだミサイルは100発はある。見開き100作に自分の作品がどれだけ登場するか楽しみだ。現在10分の500。確率は50分の1。

「ひれ伏せ! カクヨム運営!」

100作投入すれば、5分の1にはなるな。キャハ! 時に復讐は粘着と呼ばれるパワーになり正義になる。ちなみに、これを書いているのが12月1日カクコンの投稿開始日である。全集中! ミサイル発射!


「やっぱり異世界ファンタジーか?」

 今までの苦労が無駄になるので、今までの流れを汲んでいこう。

「舞台は現代。そこに異世界ファンタジーがやって来る。」

 楽する。

「主人公は水月蒼から無月幻。」

 意味は何もないよ。まぼろしー! ということである。ここからもやる気がないことがよく分かる。

「無月のレベルは1。」

 本当にこいつは弱い。

「ある日、幻は泣きながら家に泣きながら帰ってくる。」

 まずはドラえもん方式。

「どうした?」

「学校でいじめられた。」

 幻はいじめられっ子。

「バカ野郎! やられたらやり返せ! 殴られたら殺すまで殴れ! 蹴られたら相手の家に火をつけろ!」

 どちらも列記とした犯罪である。幻の父親はちゃぶ台をひっくり返す。


「やる気ねえのに、お父さんキャラ面白いな。」


「相手を倒すまで飯抜きだ!」

「ギャア!?」

 餓死で生命の危機になり始めて問題と向き合う幻。

「強くなろう! 強くなるんだ! それしかない!」


「まずは通行人を倒そう。経験値がもらえるはずだ。」

 通行人はスライムなど雑魚のモンスターである。

「えい!」

 初陣! 戦闘未経験者!

「やったー! 僕でも倒せたぞ!」

 意外に弱かったスライム。

「いける! いけるぞ! これなら僕でも強くなれる!」

 調子に乗る素人いじめられっ子の幻。


「これの繰り返しか?」

 最初ジャイアンにいじめられ、オヤジにぶん殴られ、奮い立ち努力して克服する。起承転結で考えると起承はあるが、転結がボリュームがないな。1話2000字で50話で1作10万字位が理想だな。


 いらない部分を消したら約300字。ダメじゃん。でも問題点があからさまになっていいな。改善点が見つかる。


暇なのでアンパンマン・エピソードも足してみる。


「困っている人がいないかな? いた! はい僕の顔を食べて。」

「ゲスト登場。しかしバイキンマンにいじめられる。」

「やめろ! バイキンマン! アンパンチ!」

「めでたしめでたし。」


 無月幻は7歳の小学一年生。平凡な普通の日常の生活をしている。

「うえええーん! いじめられた!」

 ある日、事件が起こった。幻は学校でいじめられた。

「男がいじめられたくらいで泣くな!」

「とうちゃん!?」

 幻の父親はスパルタ教育だった。

「やるよ! 父ちゃん! 僕は強くなっていじめっ子を倒すんだ!」

 幻はいじめっ子と戦う決意をする。


「でも僕はどうやって強くなればいいんだ?」

 苦境に立たされる幻。

「メールだよ。」

 幻のスマホにメールが届く。

(モンスターと戦って少しずつ強くなるのよ。)

「母ちゃん! ありがとう!」

 幻の母親はメールでアドバイスして息子を助ける。


「怖い!? でも、ここで戦わなければ、僕の人生は終わる! やるしかないんだ! やるしか!」

 強くなると決めた幻は成長していた。

「やったー! 僕でも勝てたぞ!」

 幻はスライムを倒す。


「違うな。ここで一度スライムに倒されるんだ。」 


「ウワアアアアア!? 攻撃なんかどうすればいいんだ!? ギャア!? なんでネバネバしてるんだ!? ギャアアアアアア!?」

 負けて落ち込む幻。

「どうすればスライムに勝てるんだ!?」

 転換期を迎える幻は勝つための手段を模索する。


「腕立て1回、腹筋1回、背筋1回!」

「1メートル走!」

「500グラムペットボトルダンベル!」

 試練を努力で成し遂げる幻。

「ブチッ!?」

 慣れない運動をした性で幻は筋肉を汚してしまう危機を迎える。

「おやすみなさい! zzz。」

 解決の糸口は寝て怪我を治すことだった。


「勝負だ! スライム!」

 再び対決する両者。

「無幻斬り! やったー! スライムを倒したぞ。」

 遂に幻は宿敵スライムを倒す。

「やれる! やれるぞ! 僕は強くなったんだ! ヒーハー!」

 幻の冒険は続く。

 つづく。


こんな感じか? 少し欲が出てきた。無月幻では悲しいから、夢月希にしよう。正に少女漫画! 正に宝塚!


なんかで利用したな? 夢! 夢全開! 聖闘士星矢みたいなもんだな。

夢月希? なんかで使用したかな? 記憶にございません。


主人公の名前が変わるとスムーズに進んだりもする。


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