第79話 セクシーの臨界点

「サクセッション」というテレビドラマに最近ハマっていました。世界的なメディア企業帝国の継承をめぐる物語で、ドロドロしたドラマがスピーディーに展開し、回を追うごとに目が離せないシリーズです。


(日本では「キング・オブ・メディア」「サクセッション」「メディア王 ~華麗なる一族~」と、チャンネルによって異なる邦題でリリースされてるみたいです)


 役者さんもすばらしいし、怒涛の展開がずっと続くし、目が離せない要素はいろいろあるんですけど、図らずしも、私が一番ドキドキして目が離せなかったのが、ある登場人物のです。


 オーストラリア出身の女優さん、サラ・スヌークさんが演じる、シヴォーンという役。メディア王の末娘で、そのセクシーな風貌と、夫と私を同時に「ひぃぃ!」と震撼させるような腹黒さで、私を虜にしました。


 シヴォーンさん、シーズン1から、女性らしい丸みのあるボディーが魅力的でした。


 2000年以降の欧米ドラマ、ふくよかな役者さんが増えたな〜と好ましく思っています。美人のヒロイン役とかがさ、一昔前だったら「あと5キロしぼってください」とマネージャーさんに言われそうなくらい、ちゃんとお肉が付いた健康体だったりするんですよね。


 スーパーモデルが一世を風靡していた時代、痩せたいあまり健康を損なう女性が後を絶たたなかったことを踏まえての変化かなと思います。


 私が高校生のときは、安室奈美恵さんの全盛期でした。安室奈美恵さんの体重が38キロだと雑誌に載っていて「うわー、細い〜。私も40キロ切りたい〜」なんて生理が止まりそうなことを願っていたので、健康美を推す今の欧米ドラマの風潮は、個人的には大賛成です。


 それはさておき、シヴォーンさん、シーズン2ではさらにふくよかになってるんです。んもう、触ったらパーンとはち切れそうなくらい色気むんむんです。何をもって美しいとするか、好みもあると思いますが、役どころとしては、男を翻弄する美女です。


 そして待ちに待ったシーズン3。シヴォーンさん、いっそう丸みを帯びたボディーラインになっております。うんうん、やっぱりお美しい……のですが、いや待てよ。BMI的には軽肥満? と思うくらい、セクシーの臨界点に達してる感じが……。


 服装も、下半身がピッタリしたワンピースだったりするんですよ。もっとフワーッとしたやつだと下腹のお肉が目立たないのに。「美しい=痩身」という固定観念に一石を投じたい! という気概を感じるくらい、おっぱいはもとより、お尻や太もものお肉もバーンと演出しております。


 シヴォーンさん、年齢的には三十代です。シーズン3では、「小太りのおばちゃん」に見える角度があって、私は「うへぇ!」と心臓発作を起こしかけました。「妖艶な美女」がセクシーの臨界点を超えて「小太りのおばちゃん」になる一瞬。親族同士の裏切りや復讐、帝国破綻の危機、そんなドッキドキの展開を横目に、シヴォーンさんが臨界点を超えるか超えないか……という一挙一動に目が離せない自分なのでした。


 まだまだ続くよ〜という余韻を残して、シーズン3が今週終わったばかりです。シーズン4で、シヴォーンさんのお肉とファッションはどこへ行くのか、今後も目が離せません。(余計なお世話だよ、と自分でも思うんですけどね)


追記:「ダーリンはユダヤ人」のエッセイを完結済みで公開しています。読んでくださった方々、どうもありがとうございました。まだの方、ちん○んネタもありますので、よかったら読んでくださいね♪

https://kakuyomu.jp/works/16816700428630837369

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