主人公の源蔵の日常から始まるんですが、日常は明るい雰囲気で、しっかりと盛り上がりの場面もあって、しかも読みやすいので読書初心者でも楽しく読める時代小説といった印象です。

京介のトラブルメーカーっぷりが面白いです！
源蔵とお美代の淡い恋模様も見どころだと思います☆

真面目な働き者・源蔵と、お調子者の粋な男・京助。
ある日源蔵はうまい儲け話があると京助に持ちかけられる。
ところが、やっぱりうまい話には裏があるようで…？

気軽に楽しめる、下町長屋の人情話。
凸凹な二人のやりとりが面白いです♬

これは、ウマイ話なんてないよね！という教訓を学べます。

世の中にはウマイ話なんてない！！

というのも、友人がこのコロナ影響でこのような提案を受けたようなのです。

幸い、友人はとどまることができましたが……怖いですよね。

是非、友人にも勧めたいと思う物語でした。

時代小説という物は普段あまり読まなくてですね、しかも私が書けないものだから果たしてどんな感じなのだろうと私も興味津々で拝読しました。
古く細やかな町並み、キャラクターの細部に宿るその時代らしさを感じ、昔の人はこんなにふうに生きていたのかもしれないという想像をしながら巧みな文章表現に宿る面白さを感じていました。
話の展開はですねふふ、とちょっと微笑ましく思ってしまいました。
上手い話ってそんなにないのですよ。
そのことは京介と源蔵の教訓になったのではないでしょうか。
短編ですがとても読み応えがあります。
短編を堪能したいという方におすすめいたします。

時は江戸時代。働き者の大工、源蔵さんの元に、お調子者の京助が持ってきたのは、ちょっと変わった儲け話。
お金はもちろん欲しいけど、ウマい話には裏があるのが世の常です。

時代劇風の台詞や地の文で綴られた物語はとても読みやすく、日本昔話を読んでいるように、スラスラ頭に入ってきました。
御伽噺が好きな人なら、気に入るであろう一作。江戸の町を舞台に起こる、デコボココンビの不思議な騒動を、是非ご覧下さい。

江戸の街で暮らす、働き者の源蔵と、お調子者の京助。ある日京助は、源蔵に儲け話を持ちかけるのですが……

凸凹コンビが遭遇する、少し怖くて不思議な話。
個人的に、メイン二人のテンポのいい掛け合いによる物語の運び方がすごく好きです。
元々この作者様の書かれる文章は、何気ない場面でもつい惹かれてしまうような暖かさがあるのですが、舞台が江戸になってもそれは健在。
時代ものはちょっとと敬遠される方も、試しに少し覗いてみてください。時代ものという枠を飛び越え、本作だけの魅力を感じとっていただけると思います。

働き者の大工の源蔵。
仕事がなくなったところに、居候の京助が胡散臭い儲け話をもってきて……。

時代劇は得意じゃないのですが、そんなわたしにもとても読みやすい文体です。
お遣いをして対価をもらう……二人にとって悪くない仕事ではあるのですが、
そのお遣いを依頼するお屋敷がなんだか怪しい！

そして、二人はなぜかそのお屋敷に招待されるのですが、どうなるのか気になって追わずにはいられません！

源蔵さんを慕うお美代さんともどう話が絡んでくるのか、この先も楽しみです！