本当に、とてもとても!おもしろかったです!
夢中で読みました(〃ω〃)
舞台は京都、自分に自信がないでも優しい女の子が前世からの繋がりと記憶に悩み戸惑い、それでも愛する人を見つけ、自分の意思を大切にできる女の子へと成長していく。
過酷で熾烈な過去の記憶
それが現世での気持ちに影響を与えても、でも、現世での新しい絆に、想いに、その過去の辛い記憶がそっと優しく昇華されていくようで…ラストを読み終えた後、2人の幼い武将の穏やかで幸せなひとときに手を合わせたくなりました。
本当に素敵な物語です。
1人でも多くの方に読んでもらいたいって思います。
冒頭の丁寧な描写から心を掴まれる、しっとりとした物語。
かと思いきや、その空気を壊すぐらいの笑えるお話も満載なので、読者は飽きる事なく最後まで読み進められます。
戦国時代の因縁、前世は誰なのか?という謎解き、ハンドメイドの知識、そして目に浮かぶ京都の風景。
もちろん、心ときめく恋物語も目が離せません。
このどれもが楽しすぎて、物語が終わってしまうのがとても寂しくなりました。
前世の因縁に囚われるのか、乗り越えるのか。
それぞれの現世での向き合い方、そして今を生きる自分自身の困難に立ち向かう姿に是非、思いを馳せてほしいこちらの作品。
作者様の表現力にも圧倒されながら、皆様もどうぞ、前世も現世も心から堪能して下さい。
京都の街並みや人情、ハンドメイドの楽しさや情熱、そして戦国武将たちの因縁をめぐる歴史ロマンなど、ただの恋愛ものに収まりきらない、見どころたっぷりの本作。
様々な要素が散りばめられ、軽妙な筆致でテンポ良く進む物語は、エンタメ作品としても存分に楽しめる仕上がりです。
個人的に上手いなと思ったのは、主人公・雪深を縛る、前世と現世それぞれの因縁の描き方です。
ちょっと訳ありの家柄で、母親から尊重されずに育ってきた雪深は、心に深いトラウマを負っています。
そこへ現れたのが、彼女に前世の影を重ねてアプローチしてきたイケメン外国人・アル。
現世でも前世絡みでも、大きな問題は雪深自身の意思の所在。
アルとの関係が進展していく傍らで、「『雪深自身』を解放する」というのがもう一つのテーマとしてあるように感じました。
読む人によって、いろいろな楽しみ方ができる作品だと思います。
京都へ、戦国時代へ。恋のドキドキとハンドメイドのワクワクをお供に、あなたも旅してみませんか?
京都に暮らす女子大生の雪深は、鴨川でイケメンだがおかしな外人に出会う。そして、その外人、雪深の前世とかかわりのある人物であるらしいのだが、前世の記憶がない雪深にはぴんとこない。が、ちょっとおかしな外人はぐいぐいと雪深に迫ってきて……。
前世でかかわりのある男女数名が、現世と前世のしがらみに縛られながらも、すったもんだするストーリー。いきなり前世のキャラクターが出てきたり、戦国の場面がフラッシュバックしてきたり、それが京都の街とリンクしていて何やら新しいジャンルの恋愛小説が出てきた印象です。
観光地としても素晴らしい京都の街の風景や名所、小物やアクセサリー、詳細に描かれた戦国風景、そして前世と現世を巻き込んで絡み合う人間関係。妙にリアるで生々しい展開も多いのですが、べたべた甘々の恋愛小説にはならず、まるで大河ドラマのようなどろろどろバチバチの恋愛小説。
作者が趣味全開で邁進したような部分もありますが、そのぶん勢いがすごい。あれよあれよと展開する、現実ではありえない恋愛模様。恋愛要素は少なめかも知れないです。そしてピンポイントで詳細に語られる歴史の一場面。
個人的には戦国時代の場面が好きでした。
主人公の雪深ちゃんの周囲には、リアル王子様たちがたくさん登場します。
それぞれのキャラクターたちは、とある戦国武将の生まれ変わり——なんですけど。
過去の因縁+現在の感情が絡み合って、複雑な想いを乗り越えていく雪深。
読み進めるごとに、読者は彼女にエールを送りたくなります。
それにもましてこの作品の楽しみ方は、なんといっても「乙ゲー」的楽しみ方!
毎日決まった数のチケットでシナリオを読み進め、イベントの時にはもう課金!
誰を攻略してやろうか?
次はどんな展開になるのだろうか?
まるで「乙ゲー」を楽しむような感覚を味わえるのはこの作品だけ。
ぜひ、恋する乙女の皆様には読んで欲しい作品です。
大学生の雪深は京都で暮らしています。
そんな彼女はある日、イケメン外国人と出会うのですがその後、また彼と再会します。
これだけでもドラマチックで、きっと恋が始まるんだろうなと予感させてくれるのですが、この話はそれだけでは終わりません。
なんとこの恋愛模様に戦国武将が関わってくるのです!
戦国武将であった前世の記憶を持つ人々、彼らの人生の背景も相まって物語は予想もつかない展開をみせます!!
ちなみに途中明らかになってゆく主人公の雪深とその母親、そして雪深の祖母の三人の女性の関係にスポットを当てて読むのもオススメ。
考えさせられます。深いです。。。
正解は本編を読んでお確かめいただくということで(*´▽`*)
ヒロインの雪深が、ある日、鴨川で偶然会っただけのイケメン青年。
本当なら、縁もゆかりもないはずの彼なのに、なぜか彼はどんどんぐいぐい雪深に近づいてきて……。
ヒロインの雪深も、イケメン外国人・アルフォンソも、それぞれ事情を抱えているようで、いったい何が隠されているんだろうと、どきどきしながら読み進めてしまいます。
また、京都の風物イベント、ハンドメイドといった雪深達を取り巻く環境や趣味なども丁寧に描かれ、作品世界へ思わず遊びに行きたくなります(*´▽`*)
楽しめる要素が満載の今作。
物語はちょうど雪深の事情にふれられてきたところで、続きが楽しみでなりません!(≧▽≦)