極致の剣聖〜壊れた世界で剣聖は笑う〜
烏鷺
第1話
「フッ、フッ、フッ・・・」
朝6時のまだどの家も目覚めていない閑散とした住宅街の一角に立つ『刀将』の名前が彫られた看板をかけた古き良き日本家屋の豪邸の庭で背丈から察するに高校生ほどの男が一心不乱に木刀を振るっていた。
この一心不乱に木刀を振るう男の名は
16歳。
父に、世界剣術大会3連覇中の刀将
、そして齢10歳にして自らの流派をひらくというまさしく天才というに相応しいハイスペック人間である。
そんな彼の日課である素振り一万回。既に彼はその内9000回ほど終わらせているのだが、彼はその回数を一時間や二時間かけて行なった訳でも手を抜いて煩雑に行っている訳でもない。
先述、彼が木刀を振るっていると記したがそれはあくまで神の視点的物言いであって実際その場で見た者からすると彼の肩から先がブレて見えるのみで彼が何をしているか、何をしているか分かっても何を振っているか分からないであろう。
その実、彼はその9000回という数の素振りをものの5分で終えている。単純計算、一分に1800回、一秒に30回という常識の枠外の所業である。
しかし、彼はそれを平然と行っているように見えるし、彼の額を見ても汗一つかいていないことからも実際そうなのだろう。
そして、一分もたたないうちに日課の素振り一万回を終えた。
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初めまして烏鷺(うろ)です。
初執筆、初投稿なので、誤字脱字や違和感などがあるかもしれませんが頑張ろうと思います。
次話からは主人公視点になります。
極致の剣聖〜壊れた世界で剣聖は笑う〜 烏鷺 @hsyouta
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