第27話 美少女と恋愛相談
十二月のある日。某ファストフード店にて。
「おう、光。待たせたな」
「凌平……」
何も知らない凌平が俺の前の席に座る。
「どうしたんだ?俺をこんなとこに呼び出して」
「実は話さなきゃいけないことがあって……」
今日、凌平に俺と心春のことをすべて伝える。ここまで来たらもう後には引けない。
「ほう、なんだ?」
「それは……その……」
言葉に詰まる。凌平の顔を見ることが出来ずに俯いてしまう。
もし俺と心春が幼なじみで、今付き合っていることを伝えたら、凌平はいったいどんな反応をするだろうか。それを考えれば考えるほど怖くなってくる。
凌平はナイフを持って切りつけてくるだろうか? それともフォークを持って突き刺してくるだろうか? いや、スプーンで殴りかかってくるかもしれない。
ゆっくりと息を吐く。その吐息が震えているのが分かる。
「そんなに緊張するなって」
その言葉に肩の力が僅かに抜けた気がした。ゆっくりと顔を持ち上げて凌平の方を見る。
「なんの話か知らねーけど、そんなに怯えるなよ。ほら、取りあえず飲み物飲め」
手元にあるジンジャーエールを手に取る。そして深呼吸をする。
「そうそう。落ち着いたか? 大丈夫だ、話してみろよ。俺はちょっとやそっとのことじゃ怒ったり驚いたりしねーよ」
凌平がニッと微笑む。
「凌平……」
そうだ、言うんだ。
「実は……」
凌平の目を真っ直ぐと見つめる。
「俺と桜河は……付き合っているんだ」
「ほう」
あれ、意外とあっさり。
「付き合い始めたのは最近で」
「ふむふむ」
「ずっと幼馴染みだった」
「なるほどな」
「分かってくれたか」
「ああ」
凌平はニコッと笑って、俺の肩に手を置いた。
「さすがにその設定は桜河さんに失礼だと思うぞ」
「妄想じゃねーよ!」
「自分主人公のラノベでも書き始めた?」
「嘘じゃないんだって!!」
まさかこんなに疑われるとは……
「マジなん?」
「マジ」
「ホントのホント?」
「だからそうだって」
「そうか……」
「ごめん……」
しかし、予想に反して凌平は落ち着いた様子だった。
「いや、なんで謝るんだよ?」
「だってお前は桜河のことが好きで……俺は桜河と幼なじみであることを黙ってて、お前を騙してた」
「正直ショックかショックじゃないかでいえば、ショックだ…………」
やっぱり、そうだよな……
「それでも、桜河さんと付き合っているのが、他の誰でもなくお前で良かったと思っている……」
そこには普段の面白おかしく振る舞う凌平はおらず、真剣な表情でこちらを見つめる凌平がいた。
「それに隠してたのは何か事情があったんだろ? 俺が告白したのを知っていたら、なおさら言いづらいだろうし……俺に何か悪いことをしようとしたわけじゃないんだから、別に謝る必要はないだろ」
「凌平……」
「お前は悪くない……だから……」
凌平は紙ストローを握る。
「恨むんならお天道様を恨むんだなァ!!!」
「落ち着け、早まるな! その
紙ストローには注意してなかった!
「分かった。取りあえずこれは置く」
凌平は聞き分けよく手に持った紙ストローを机の上に置いた。
「光、親友としてのせめてもの情けだ。遺言だけは聞いてやる」
「俺が死ぬことに変わりはないのか……」
「当たり前だ! 桜河さんと幼なじみとか……どんな幸運だよ! それだけで万死に値するッ!!」
「分かったよ、遺言伝えますよ……心春へ」
「おい、ちょっと待てェ!!」
凌平がおどろおどろしい顔を向けてくる。
「お前ホントは下の名前呼びしてんのかァ、あァン!?」
「……二人の時は」
「桜河さんはお前のことを何と呼ぶ?」
「ひかる、って……」
「くそぉぉぉぉぉぉおお!!!!」
何たる魂の叫び。
「まあ、いいさ。お前らは好き勝手にイチャついていればいいさ。だがな……ほんの少しでも隙見せたら俺が奪ってやるんだから!!」
「負けたヒロインみたいな台詞やめろ。 口調もよせるな」
※ ※ ※ ※ ※ ※
十二月某日。私はゆずと二人でとあるファストフード店に来ている。
「あれ、心春は誘ってないの?」
「いや、心春ちゃんも誘ったんだけど何か用事があるみたいで。あれはデートですね、デート!!」
ゆずがニヤニヤした顔で言う。
「水族館で二人がデートしてるとこに遭遇してしまいましてですね、もうラブラブでしたよっ!!」
心春と秋谷が付き合ってからまだそれほど経っていない。もっと二人をからかってやりたかったけど、学校が終わって冬休みに入っちゃったからなあ。秋谷はともかく心春とは会う機会があるだろうし、その時にからかってやろ。
心春の話は取りあえず置いといて、今日の主題はゆずのことだ。
「それで? 何か相談することがあって私を呼んだんでしょ?」
「……うん」
ゆずはこくりと頷く。
「上原のこと?」
ゆずはしばらく黙っていたが、返事をすることなく、ただこくりと頷いた。
「真剣に聞くから話してごらん」
「……私と上原って前から仲良かったじゃん? 私も上原と喋るの楽しかったし、心地良かった。でも、最近は色んなことがあって、上原とも上手く話せなくなって……昔みたいにいかなくなった」
きっとゆずが上原のことを意識し始めたのは文化祭の時からだ。
「六人で遊んだとき、上原と今度は二人で遊ぼうって約束してたじゃん?」
「うん」
「それでこの前上原と二人で水族館に行ったんだけど……」
「ああ、心春たちと会ったっていう……」
「そう。その時すごい楽しくて。気まずくなっていたのが嘘みたいで……」
ゆずの声が震えているのが分かる。
「私は…………私は、やっぱり上原と昔みたいに喋りたいし、仲良くしたい。そういう関係が気に入ってる。だから……だからこそ、上原との関係が変わっていくのが怖い……」
ゆずは、今の上原との関係が変化していくのが怖いんだ。自分に向けられた好意を受け入れることによって。自分が好意を向けることによって。
「ねぇ、ゆず。もし私たちが来年別々のクラスになったら……もし高校卒業してみんな別々の大学行ったら……もし心春や私が結婚したら、私たちってもう仲良く話したりすることはない?」
「そんなわけないっ!」
「うん、私もそう思う。関わり方とか距離とか、変わってしまうものはいっぱいあると思うけどさ。多分、変わらないものもいっぱいあるよ」
ゆずと上原の仲の良さは、その中でも変わらないことだと思うし。
「ゆずが上原のことを好きで、上原がゆずのことを好きでいる限り、きっと二人は二人らしくあり続けるんだと思うよ」
ゆずは無言のままだ。
「ゆずはさ……好きなんでしょ? 上原のこと」
ゆずは隠すように机に顔を伏せる。そして静かに頷いた。髪の毛の隙間から僅かに覗く耳は真っ赤に染まっていた。
「多分、上原は相当な勇気を出したんだと思うよ。文化祭でダンスに誘ったのも、遊びに誘ったのも。だから今度はゆずが自分の気持ちに正直になって、上原のことを誘ってみたらどうかな? 上原はきっとその気持ちを受け入れてくれると思うよ」
ゆずはゆっくりと顔を上げる。
「うん、そうだよね……なぎちゃん、ありがとう」
そして、ゆずは大きな笑顔を浮かべた。
「なんか元気出てきたっ!」
「それなら良かった」
やっぱり、ゆずは笑顔のときが一番かわいい。
「まあ、偉そうに言っておいて、私は恋愛のれの字も知らないんだけどね」
笑いながら、ゆずはハンバーガーを頬張った。
「それじゃあ、作戦会議でもする?」
「さくせんかいぎ?」
「どうやって上原に告白するかの」
ゆずの顔が真っ赤になる。
「い、いや、遊びに誘うだけでしょ!?」
「そのときにしちゃえばいいじゃん」
「いやいや! 告白はさすがに早すぎるよ!! 上原も好意を持ってくれているだけで、好きかどうかも分からないし……まだ心の準備が……」
確実に好きなんだけどなあ。
「大丈夫。ゆずは可愛いし、ずっと一緒にいたくなる温かさがあるし、良い子なんだから。きっと上原も好きだよ、ゆずのこと」
「そうかなあ……」
「せっかくもうすぐクリスマスなんだし、二人で遊ぶ約束してみなよ」
「恋人でもないのに、クリスマスに遊びに誘うってさすがにヤバいよぉ」
「いや、いけるって」
ゆずは暑いと言って、真っ赤になった顔を手で仰ぐ。
「そ、そんなことよりさ、さっきからずっと泣き声が聞こえない!? 気になっちゃって、気になっちゃって」
ゆずは露骨に話を逸らす。
「小さい子でもいるだけじゃない?」
辺りを見渡してみる。
「あれ?」
泣き声の方向には見覚えのある顔が……
「なぎちゃん、あれって……」
「ゆず、目を合わせてはダメ! 他人のふりをしよう」
「でも、今目合っちゃったよ……」
「奇遇じゃないか」
背後から震えた声が聞こえた。よく知る声だ。恐る恐る後ろを振り向くと、そこにいたのは大号泣の沖村凌平だった。
「どちら様でしょうか?」
「他人の振りをしようとするな」
「ゆず、危ないからこっちおいで」
「不審者扱いするんじゃねぇ!」
ゆずは私の隣に座り、その後で沖村は私たちの前に腰掛ける。
「沖村くん、なんでそんな号泣してるの!?」
ゆずが驚いて言う。
「さっき光と会ったんだけど、衝撃の事実を聞かされて……どんでん返しを食らった気分だ」
それって、まさか……例の件を知ってしまった?
秋谷にメッセージを送って確認をとると、予想通りの返答が返ってくる。
「そっか、例の件を知ってしまったのね」
「例の件とは?」
「ほら、秋谷と心春のこと」
「お前らは知ってたのか……光と桜河さんが幼馴染みだって……トホホ……」
沖村はその事実を告げられたときのことを思い出したのか、再び泣き始める。
「ご愁傷様です……」
「そんな落ち込まないでよっ! さすがにずっと一緒にいた幼馴染み相手には勝てないよ。心春ちゃん以外にも女の子はいるって!!」
「桜河さんのことはもう良いんだ……そもそもずっと脈なんてなかったし、俺はあれこれ言う立場にはないし」
以前六人で遊んだときには簡単に割り切れることではないと言っていた。それでもこいつはその苦しみを人知れずに乗り越えようとし、実際に乗り越えたんだろう。
「じゃあ、なんで泣いてるの?」
「リア充ってのが案外身近にいるんだと実感してしまったことへの嘆きだ」
「そっちか!」
「しかも美少女と幼馴染みとか、一番憧れるやつやないかい!!」
泣いたり、怒ったり忙しない。
「光も桜河さんとの関係を隠してたことなんかわざわざ俺に謝る必要はないんだ。そんなことよりも、俺より先にリア充になったことが許せないんだ!」
「理不尽」
「沖村より後じゃなきゃダメなら、秋谷一生彼女できないじゃん」
「好き勝手言いやがって……トホホ、十八杯目のコーラを買ってくる」
「飲み過ぎだよ!」
沖村がいなくなったのを確認してゆずの方へ顔を近づける。
「あいつに相談してみる?」
「絶対やだ!」
「でも、男子の意見も欲しくない?」
「普通の男子のね。普通じゃない人に聞いても意味なくない?」
「まあまあ、ゆずのことはバレないようにさりげなく聞いてみれば、何か役に立つことがあるかも……」
「ホントに? 信じるよ?」
沖村がコーラを手に戻ってくる。
「沖村に聞きたいことがあるんだけどさ」
「連絡先か?」
「違う」
「トホホ」
「それウザいからやめて」
沖村はしゅんとなる。
「クリスマスに付き合っていない異性から遊びに誘うのってどう思う?」
「そうだな……野郎の首を跳ね落とすための刀が必要になるな」
「そんなことは聞いてない」
「そんなの許されない行為に決まってんだろ!! キモすぎる! そんな奴ら、俺が天誅を下してやる!!」
考え得る最悪の答え。沖村のリア充への怒りがこれほどのものとは。っていうか情緒不安定すぎない?
「キモいって……」
ゆずが弱々しい声をもらす。ゆずの方へ顔を近づけて囁く。
「ごめん、私が悪かった。ゆずの言うとおり聞くべき相手じゃなかった。だから当てにしちゃダメだよ」
そのとき、三人の携帯がピロンと鳴った。
「心春から連絡が……」
「私にも来てる!」
「俺はリア充くそ野郎から」
メッセージ内容は三人とも同じようだ。
「えっ、楽しそうじゃん」
「やったぁ!!」
「リア充みたいな提案しやがって!!」
「じゃあ、沖村くん行かないの?」
「俺をのけ者にする気かァ!?」
「めんどくさ……三人分返信しちゃうね。どうせ心春は秋谷と一緒にいるんだろうし」
返信を終えて、ゆずの方へ顔をよせる。そして沖村に聞こえないようにゆずに呼びかける。
「これはチャンスだよ。ただでさえ、冬休みは上原と会う機会が少ないんだから……」
「……うん、そうだよね。なぎちゃん、私頑張る」
※ ※ ※ ※ ※ ※
凌平との話し合い(?)が終わった俺は急いでカフェに向かう。そこで待ち合わせをしている。約束の時間は僅かに過ぎていた。ようやくたどり着いて、カフェの中に飛び込んだ。そこには既に二人の姿があった。
「ごめん、待たせて……二人とも」
心春と颯心が向かい合って座っていた。
「いや、いいよ。誘ったの俺だし。凌平と話してたんでしょ?」
心春が笑顔で小さく手を振ってくれたので、振り返す。
「そう」
「大丈夫だった?」
「たぶん……あの言葉は俺と心春のことを認めてくれるってことかと。あいつがどこまでが本気で、どこまでが冗談なのか、分かんないけど……」
そう言って心春の隣に座る。
「そもそも凌平に認めてもらうっていうのがおかしな話だけどね」
凌平の話が済んで、黙っていた心春が話を切り出した。
「それで、上原くん。今日はどうして私たちを誘ってくれたの?」
「実は、二人に相談したいことがあるんだけど……聞いてもらえるかな?」
「ああ」
「もちろん!」
「七瀬のことなんだけど……」
「もしかして恋愛相談!?」
心春が前のめりになる。
「いや、まあ……そうなるかな」
「ぜひ! 是非とも協力させてください!」
テンション高くなってる心春かわいい。
「桜河さんってどこまで知ってるの?」
「誰かから何か聞いたわけじゃないけど、上原くんがゆずのことを好きなんだろうなあってくらいには」
「俺ってそんなに分かりやすい?」
「めっちゃ」
「まじかあ」
「それで? 相談っていうのは?」
颯心が咳払いをして、改めて話し始める。
「二人もご存じの通りこの前七瀬と二人で水族館に行ったんだけど……」
「うんうん」
「そういえば俺たちと別れた後はどうだったの?」
「楽しかったけど……雰囲気が今まで通りというか、ずっと二人で笑って話してた」
「えっ、めちゃくちゃいいじゃん」
「いや、そうなんだけど。俺もそうやって話しているのが好きなんだけど……どうしても仲の良い友達感を拭えなくて」
「ああ、なるほどね……」
以前颯心が七瀬の特別になることが難しいと言っていたことを思い出す。
「友達止まりから脱却したいわけか」
「確かにゆずって、気さくで明るくて誰とでもそういう感じかも」
「そうなんだよ……結局水族館で何も進展しなかった……」
颯心の声が語尾に向かうにつれて、小さくなっていく。
「そこで実際に付き合っているお二人に意見を聞きたいと思いまして……」
心春と顔を見合わせる。付き合っていることを言われ慣れてないせいか、心春の頬はほんのり赤くなっていた。
「何を答えればいいわけ?」
「これからどうすれば良いかのアドバイスを」
「と言われてもなあ……」
別に恋愛マスターなわけじゃないし。とりあえず現在の二人の距離を確認する。
「颯心はさ、今七瀬にどう思われていると思う?」
「意識されてるんじゃないかって思うときはあるけど……好意を持ってくれているのか、二人きりで気まずいだけなのか分からない……」
「はい」
心春が手を挙げる。
「もうすぐクリスマスだし、その時にゆずを遊びに誘ってみれば?」
「いいね。どう颯心?」
颯心は渋い顔をする。
「恋人でもないのにクリスマス誘うのは、ちょっとハードルが高い……」
「確かに、好きですって宣言しているみたいなものだし」
「でもだからこそ二人の関係が進展しそうじゃない?」
「でも、好意を前面に押し出したら、七瀬が一歩身を引いてまた颯心と七瀬の距離も遠くなりそうだし……」
「でも、この機を逃すと年末になって会えなくなっちゃう」
三人とも腕を組んで考え始める。再び心春が手を挙げて、沈黙を破る。
「じゃあさ、みんなでやろうよ。クリスマスパーティ!」
「確かに、それならクリスマスに会う口実になる」
「いいね、それ。でも、二人は大丈夫なの? クリスマスは二人で過ごすんじゃ?」
「いや……その……」
「まだ実は誘えてなくて……」
心春の方を向くと、心春も顔を赤らめながらこちらをじっと見つめてくる。思わず心春の手を握る。
「心春、クリスマス一緒に過ごそうね?」
「うん……」
「イヴの予定は開けといてね?」
こくりと頷いてから心春は上目遣いで見つめてくる。
「二十五日も、一緒がいい……」
「いいね、そうしよっか」
「……うん」
「ちょっと俺の前でイチャイチャすんのやめてくれる?」
颯心の声でようやく我に返る。ダメだ、心春が可愛すぎて颯心のこと忘れていた。
「ご、ごめん」
俺も心春も慌てるように颯心の方に向かい直ったが、心春は俺の手を握ったまま離さない。机の影になっていて颯心からは見えていない。
「日にちをちょっとずらせばいいよ」
「ゆずと渚に確認してみるよ」
そう言って心春は俺の手を離して携帯を開く。ちょっと寂しい。
「じゃあ、俺は凌平に」
しばらくして、心春の携帯が鳴る。
「三人とも参加したいって」
「あいつら今一緒にいるの? だからさっき藤島からあんなこと聞かれたのか」
「場所はどうする?」
「どこかのお店か……わいわいするなら誰かの家にお邪魔させて貰うとか……」
「俺のためにやってくれるところ申し訳ないんだけど、俺の家は無理だ。お姉ちゃんが受験なんだよ」
「私の家も厳しいかも……」
「心春は門限も厳しいよね……となると、俺の家がベストかあ」
「光、無理にとは言わないけど是非お願いします!」
「分かった分かった、親に聞いてみるよ」
喜んでいる颯心をよそに、心春は俺の手をギュッと握る。
「楽しみだね!!」
そうして、こちらを向いてニコッとはにかんだ。
かわいい。
実は学校一の美少女と幼馴染です シュンジュウ @o41-8675
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