エピローグ

その笑顔を見るために

 



 俺と鏡華は『ロストエンド』でアルバイトすることになった。


『ロストエンド』は再開する。




 鏡華はまた髪型を変えるらしい。


 いつかと違って、前髪をヘアピンで止めている。




 全て丸く収まった。


 だが、疑問は残る。


 全ては試練だった。


 俺が神に至るまでの試練。


 では、誰が試練を課していたのか?


 一人しかいない。


 レイセ:「お前だろ?」


 ???:「なんの話です?」


 レイセ:「バランサーが徳を積んだと判断するには、判定する役が必要だ」

 レイセ:「バランサーに指示をだして、魔物の王に権限を与えていた奴がいる」


 ???:「それが私だと?」


 レイセ:「お前しか知らない事が多い」

 レイセ:「お前であれば矛盾しない」

 レイセ:「たぶん、お前は自分以上の存在を必要としていた」

 レイセ:「すべてはその為だ」

 レイセ:「なんて言うんだっけな?」

 レイセ:「そうだ、確認する必要無かったろ?」

 レイセ:「だっけ?」

 レイセ:「お前が番に選んだ男の性能はどうだ?」


 ???:「一回諦めたくせに、よく言えるわね」


 昔みたいに下を向いていない。


 笑った顔が良く見えた。


 嬉しそうな良い笑顔だった。







 終わり


 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 ●番人


 24 絶空のエルハンドラ。

 23 天城のサルバトス。

 22 氷塔のラーカイル。

 21 愚者のドロミア。

 20 晴典のセルジオ。

 19 紺碧のミリアルド。

 18 宙星のフェラールド。

 17 喝采のガードラド。

 16 緑静のスフィニス。

 15 泉光のウルサレル。

 14 虚無のリンゴル。

 13 負業のアストデリト。

 12 魅了のシェルアト。

 11 自在のゴウグダ。

 10 白銀のユーエセブ。

 9 玄月のイーロサレハ。

 8 滅陽のユーミリア。

 7 真紅のキャルパハレ。

 6 万象のクリムゲル。

 5 維濁のテトラデウス。

 4 組成のフェグルド

 3 界新のピヴァクワ。

 2 全能のルプリレ。

 1 神王のミュセア





 ご愛読ありがとうございました。

 筆を折るかどうかも含めて、何も決めていません。

 もし次があるなら、これからもどうぞよろしくお願いします。


 疲れたー。


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『ジ ワン』~神獣との契約者、不老の人外は挑み続ける~ シン @01sin

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