騒然とした街に慣れた主人公。出てくる固有名詞の歴史には、わかるひとにはわかる背景があるように思いました。組み合わせの妙にニヤリと。入り組んだ深みのある物語の個性的な始まりが興味深いです。
デュランとアイラの関係、その二人を取り巻く関係者たちの微笑ましい目がもう尊くて尊くてたまりません!極悪人が集う楽園は今日もある意味で平和。登場するキャラクターたちは個性が強くてほんとに掛け合いが面白い。もっと暗い話かな、と最初は思ったのですが、優しさが至るところに溢れています。素敵なお話です。彼らの未来をもっと見ていたいです!
犯罪まみれの都市を舞台に銃弾と刃物と拳が飛び交う、アウトロー現代ファンタジーです。暴力まみれの本作ですが、ウィットの利いた文章と台詞、それに愉快な個性豊かな登場人物たちの活躍は明るく描かれており、読む人を飽きさせません。軽快に進む物語に加えて、一話当たりの文章量もほどよく読みやすいです。
舞台は中近東をイメージしているみたい、自分は過ぎし日の香港を思い出しながら読みました(チョンユンファの男たちの挽歌だね)暴力が言語代わりになっている世界で必死に生きる主人公たち様々な敵対組織を気軽なノリと拳で解決していく男たちの姿に喝采を贈りたくなります
フォローいただいたご縁で、この物語に出会いました。更新分まで読み終えましたので、レビューさせていただきます。楽園、と呼ばれているダークな舞台。実態は一般的なイメージとは程遠いものですが、そこは間違いなく楽園です。そんな舞台に登場するのは、ハリウッド映画を思わせるような粋なやり取りをする、大人なキャラクター達。彼らに囲まれたヒロインの少女は、一体どうなっていくのか。今後の展開を楽しみにしております。他の皆さまも是非読んでみてください。