読者好きの「私」が、「君」を想う五分間。冒険小説のように、空想がどこまでも高く遠く、海のように空のように広がり続けます。次はどこへ連れて行ってくれるんだろうと、期待が膨らみます。「私」と一緒に、あなたも世界を股にかける大冒険に出かけてみませんか。その先には、きっと大切な存在との出会いが待っているはずです。
公園のベンチに座って、君を待つ。携帯電話には君とのやり取りの余韻が残っている。不意にできてしまった待ち時間、文庫本を開く。 そこにはめくるめく物語と、君への想いが詰まっている。そして溢れる君への想いが通じるように、そっと向かい合う二人。 秋の季節に、降り注ぐ紅葉。 それはたった五分前。 是非、ご一読ください。