『高校3年ノ声明』
誓 メイ
『高校3年ノ声明』
私は虚無へ行きたい。
そこには誰も居ないし、何も無いが、私だけにとって、そこは自由だ。
誰もが私を指差し物見遊山。
私は一人、大仏の螺髪の上で踊り念仏。
されば私はどうすれば、私の望みが叶うのか。
ひっそりと、音もなく消えるのだ。
私は人の影となり、日が沈めば私は消える。
そして誰にも気が付かれないから、それはこの上なく自由な事だ。
私は虚無へ行きたい。
そこには誰の目も無ければ、私へのしがらみも、何故なら全てが虚無だから。
私だけにとって、そこは自由だ。
きっと私は、永遠の自由になりたいのだ。
『高校3年ノ声明』 誓 メイ @543210
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます