名前はミャウ

第4話ラブコール

　私は猫のミックス、先輩は犬のミックスだ。

　今更何をと思うかもしれないが、聞いて欲しい。

　実は衝撃的なことを知ってしまった。

　私はソロ先輩のことが好きだ。

　いつでも抱いて貰えるようにクミさんにも協力して貰っている。

　しかし、ソロ先輩は私が猫であることを理由になかなかヤッてくれない。

　しかし、この間とある進化の歴史を記した本に犬と猫の祖先が一緒だと描いてあった。

　猟場の違いとかそういうので二手に分かれてしまった。と。

_チャンス？

　アタックする理由ならまだあると思った私は早速クミさんにお願いしてエリィのアトリエに連れていってもらうことに。

　普通の猫なら縋ってくるだけで何言ってるかわからないが、クミさんは違う。

　私達動物の言葉がわかるのだ。

　おかげで助かっていた。

「ミャウ語りは終わった？出かけるよ」

　違和感はあるが。

　この事実を先輩は受け取ってくれるだろうか？

　今からそわそわする。