母からの言葉が植えた劣等感を解消しきれない凪を、宮原君が変えていく過程が爽やかでいいです。少年少女にとって家族の言葉は重いかもしれませんが、世界はその外にも広がっていると気づいたとき、見方は変わってきます。成長の過程で誰もが通る道を、甘酸っぱく描き出したお話です。