第35話 飛び降りる
この席はもう嫌だ。
午前10時30分きっかりに、窓に落ちていく女子生徒が見える。
当然僕にしか見えていない。
☆
午前10時30分、私は毎日飛び降りる。死んだ時間きっかりに。
飛び降りたあの日、死神が来て言ったのだ。
「毎日成仏するまで繰り返してきて」
最近二階の窓際に、可愛い男子が座っていて、ちょっと楽しい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます