第42話
勢いでいいよと言ってしまったが、そもそも最近は先生の仕事が忙しかったり、人が良いので現在の教室の見回りのような仕事を色々とすることになってしまって忙しかったり、彼氏との関係が・・・あまり先生の個人情報をバラすのはやめることにしてとにかく精神的な意味も含めて一杯一杯なことに気がついてしまった先生、本当に顧問をやっても良いのか、そもそも自分にできるのか、どんどん気になってきてしまったぞ!!
(でも・・・。すぐに部員が集まることも多分ないですからね・・・。そもそも部ができるとも限らないし・・・。何よりもういいですよって言っちゃったし・・・)
「先生、どういたしましたの??」
「ああ、なんでも無いですよ!!」
「大人は大変なのね・・・。」
「え!!いえいえ!!」
先生を見つめる黒川さん!!
(ものすごく微妙な顔をしてしばらく固まっていたら流石に気になるわね・・・。)
その後、ええと、それでは私は別の教室も見回りに行かなくてはなりませんから、これで失礼しますね!!!と言って先生が立ち去ってしまったので再び教室の中は3人になったのであった!!
「おーっほっほっほ!!パズル部も現実的になってきましたわ〜〜!!」
「す、す、すごいね・・・!ぶ、部活って何をするのかな」
「ええと・・・。こういう風に集まって、パズルを解いたりする・・・のかしら・・・。あとは・・・。パズルを出しあいをするとか・・・。」
「た、楽しそう!!」
「いいわね・・・私パズル作れないのだけど・・・。」
「おーっほっほっほ!!解くことができれば案外作るのもできますわ〜〜!!」
「そうなの?今度やってみようかしら・・・。・・・5人で部活になるって言ってたから、あと2人部員が集まれば・・・集まるのかしら?」
「朝のホームルームで呼びかけてみますわ〜〜〜!!」
「あら、でもあと一週間もすれば試験だし、そのあとすぐ冬休みになってしまうわね・・・。冬休み中は部活のことはできないでしょうし、今は試験勉強でみんな忙しいこともあるし、呼びかけるのは冬休み明けでいいんじゃ無いかしら」
「確かに、そうですわね・・・。・・・では今はどういう部活にしようか考えたいですわ〜〜!!」
「そうね・・・。」
「そうですわね・・・。活動としてはこうやって部室?のようなところで放課後話していれば良いのではないのかしら!!」
「あら、でもそれだとパズル部というよりは教室にたむろするのと変わらないような・・・。」
「おーっほっほっほ!!・・・そうですわね・・・では文化祭の時などに何か・・・活動しておけば・・・良いのかしら」
「そうね・・・。部誌を出すとか?」
「楽しそうですわ~~!!」
「た、たのしそう」
「あとは・・・そうね・・・。パズルを広める方向の活動でいくと・・・。まあ普段からパズルの楽しみを広めるのに・・・張り紙をさせてもらうとか・・・図書館にチラシか何かを置いてもらうとか・・・」
「おーっほっほっほ!!お父様に頼んで全校生徒に本を配・・・」
「どんなスケールなの!!」
「おーっほっほっほ!!ではパズルが解けそうな端末を全校生徒に配・・・」
「さっきよりスケールが上がってるわよ!!?」
「・・・まあそういう無理やりな手段はちょっと・・・微妙そうですわね」
「奥ゆかしいわね・・・。」
「おーっほっほっほ!!でも色々楽しそうですわね!!」
「そうね!!」
「そ、そ、そそうだね!!」
「そうですねえ・・・」
「あら、また一人多いですわね・・・。・・・!!」
「・・・!?」
よくわかっていないみさきちゃん!!
「あら・・・執事様、こんにちは」
「ど、どうして学校にいますの!!!!」
「お嬢様のお帰りが遅いものですから・・・。・・・授業で出た調べる課題があるというので今日は学校に残る、という説明でしたが・・・それは・・・それが課題なのでしょうか」
「おーっほっほっほっほっほ!!!」
「・・・」ピキリ
「わーーーー!!!!ごめんなさいですわ~~~!!!」
「・・・帰りましょう、お嬢様」
「わーーー!!」
引きずられる形で教室を後にするパズルお嬢様!!
「黒川さん、みさきさんごきげんようですわーーーーーー・・・・・。」
教室から出て行った後に発せられた声は遠のいて行くのであった・・・。なんともいえない空気になる残された二人!!
「・・・行ってしまわれたわね・・・。・・・そろそろ暗くなってきたし、私たちも一緒に帰らない?」
「うん・・・!あ、ありがとう・・・!・・・。と、ところで・・・し、執事ってあ、あんな感じなんだ・・・!は、初めて見た・・・!す、すごい・・・!」
「そうらしいわね、私もあの執事しか見たことはないのだけれど・・・。」
終
パズルお嬢様・ザ・ストーリー 青い厚揚げ @aoiatuage
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