第41話

「そうですね・・・。」

「私は今みたく自分たちで集まって喋ってるのでも十分楽しいと思うけれど」

「おーっほっほっほ!!でもこんなにも面白いものの部活が無いなんて・・・寂しいですわ〜〜!!」

「そ、そそそうだね・・・!」

「この学校には多種多様のクラブがあるのも特徴の1つですし、申請すれば恐らく出来ると思いますよ」

「・・・。先生・・・こんにちは、ですわ!」

「こんにちは!そうですね・・・。辺りから自然に会話に混ざってみたんですけどどうでした?」

「流石に気付くわね・・・。」

「先生はどうして教室に来ておりますの・・・?」

「こういう係なんですよねー。教室は開けてる訳で誰でも自由に使ってもいいんですけど、無いとは思うんですけど生徒たちが密かに陰惨ないじめとか、火遊びとか、破壊行為とか、そこまで行かなくても良く無いことをしてないか一応先生達で見回る当番があるんですよ」

「そうですのね」

(本当は私は今日当番じゃないんですけどね・・・。当番の先生が帰っちゃったんですよー。それで私が見回っているんですよーー。帰ってもいいんですけどせめて一言断りを入れて帰って欲しいんですよー。)

「あなたたち集まって何かしているので声をかけさせてもらいました。でも大丈夫そうですね」

生徒に愚痴を聞かせるわけにはいかないと言葉を飲み込む先生なのであった・・・。大人だね!!

「おーっほっほっほ!!先日お話したようなパズルで遊んでいるのですわ~~!!」

「あー、覚えていますよ!帰ってから調べてみたんですけど、色々な種類があるんですね!」

「そうですわね!!今は美術館というパズルを解いていたのですわ~~!!」

「いっぱい○を書いていますね・・・。」

「・・・ところで部を作るにはどうすれば良いですの?」

「はい!ええと・・・顧問をどなたか先生にお願いして、設立する部員は5人必要です。それで申請用紙を提出すれば部として学校に認められますよ」

「そうなのですわね、ありがとうございます。先生、顧問をお願いできますかしら?」

「部室を使えるようになるにはちょっと前は部員が10人以上必要でしたけど、今は教室が余っていますので恐らくすぐ使っていい事に・・・。ええ!!私ですか!!」

「そうですわ~~!!」

「私文系で・・・」

「おーっほっほっほ!!パズルは慣れれば誰でもできますわ~~!!(たぶん)」

「そうですか・・・そうですね・・・。・・・良いですよ!また部員が5人揃ったら言ってください!!」

「ありがとうございますわ~~!!」

さっさと話を実現しそうな方向に持って行ってしまったパズルお嬢様!!さすがだね!!


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る