第2話 風紀委員

風紀委員室にて俺はパソコンをたたいている。

パソコンの隣には山積みとなっている資料が置かれそれが毎日毎日増えていく日々で、毎日休んでいる暇がない。

「どう、裕太くん。順調に進んでいるかな?」声がし、顔を上げるとそこには、この仕事を全て押し付けてキタ風紀委員長がニヤーとした顔でたっていた。

「進んでるは進んでいますけど、終わる気配がないですよ」ため息交じりに言うと

「あらら、そんなんで風紀委員副委員長が務まるのかしら?」

「大変申し訳ありません、、、って!先輩がパソコン機械音痴でできずにいるから大量にあるんじゃないんですか!」雫先輩は、機械音痴でパソコンか全くできないずに、たまり込んでこの結果である。

「まあ!委員長に向かってなんたる物言い、これだから童貞は。」

「いま、童貞なんて関係ないでしょ!そんなことより先輩こそ仕事終わったんですか?このあと、学校の見回りじゃないんですか?」そう言うと雫先輩は自信たっぷりに、「まあ、私は自分の仕事をちゃんとやっていますので裕太くんほどではありませんよ」

「じゃあどこまで進んだか見せてください。」

「ええ、見てもいいわよ。私がやってのけたの。」すると先輩は終わったものを俺に見せてきた。そこには一つ一つ細かくまとめられている資料。(さすがだな、やっぱり先輩は、、)先輩は勝ち誇った顔で腕を組んで立っている。

「しっかりとまとめてありますね、自分も負けないようにやりますね」

「まあ!じゃあ今日中にそれを全てまとめもらえるかしら?」

「それは無理ですよ!、、、わかりました全力をつくします。」

先輩は笑って、「がんばって」と言って、まとめた資料を資料棚に置きに行った。



☆☆☆

やはり、今日中に全て終わらせることはできず、最終下校時刻が来てしまった。

先輩がお疲れ様ってことで、お気に入りの喫茶店に連れっててくれた。

「今日はお疲れさま、仕事が終わらなかったけど、まあ、あそこまで進んだらいいでしょ」と言ってメロンソーダをストローで吸った。

「あそこまで進んだんですから自分的には上出来なんですが、、でもまだ大量に残っているので明日もがんばりますね」と言って、トーストを噛んだ。

「うん、頑張ってね!」と先輩は言ってくれた、その後は二人で学校の話などをして何気ない時間を過ごした。



どちらともが食べ終わり、店を出て二人で歩道を歩いていると先輩が何かに気付いたのか。

「あ、そう言えばまだこれを渡していなかった。」そう言うと先輩はバックの中をあさり始めた、「うーん、どこにいったかなー。えーと、確かここら辺に、、、お、あったあった。」そう言って先輩はバックの中から腕章を出してきた。

「はい、これ渡すの忘れていたから。これからはこれを付けて生活をしてね」腕章には、〈風紀委員副委員長〉と書かれたのを俺に差し出した。

「腕章、、ありがとうございます。」と俺は〈風紀委員副委員長〉と書かれた腕章を腕につた。

「うん、うん、やっぱり風紀委員にはこれがなきゃね。裕太くん似合っているよ。」先輩はニヒニヒと笑った。

(やっぱり、先輩は笑ってる姿かわいいよな、また先輩と一緒に仕事ができて俺は嬉しいですよ)




☆☆あとがきだべ☆☆

見てくれた人はコメントをくれたら幸いです。

裕太くんと雫先輩の恋愛はまだ全く始まってませんがこれからどんどん進んでいきますので、見てくださってる方々楽しみにしてください!

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先輩のことが好きすぎて困ってる 鐡深夜 @shogo0225

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