第四十章 長者と座敷童
第四十章
「父さん、母さんに会いに行くの?」
「ああ。」
「私も行きたい・・・」
「・・・ダメに決まっているだろう?」
「うん。分かってる。言ってみただけ。」
「どうした?」
「この間母さんに会ったら、もう体はいいから、母さんに
「そうだな。」
お前はもう人間ではない。それに弱いのは人間だけではない。そう胸の中で言って
春は
別に
だが、春を過ぎて夏になった時、
全ては
やって来たのは城かと思うほどの大きな
「いらっしゃーい。」
そう言って
「遠いところ来て下さり、本当にありがとうございます。わしは
「
「ささ、どうぞ座って。
「ありがとうございます。頂きます。」
そう言って
「
「お、味が分かる方ですね。それは
「
「あ、え、実は今回の件、最初は
「それがなぜ
「
「そうでしたか。では
「二週間ほど前、ここで
「ようこそ、
「
「
「やっぱりいるの、
「あ、どうぞ。続けて。わしは静かにしていますから。」
「ここは古くから続く
「中には
「
「ええ!?」
「出て来た
「問題は
「箱は長男が持って行くことになって、この
「
「いいや。箱は
「この家は今じゃ
箱には『
だが、そこから
「
「分かりました。それで箱は今どこに?」
「長男の家から次男の家に渡り、そこでまた
「
「どうしたんですか?」
一人であれこれ喋って、困り顔になった
「箱の
「箱ですか?もしかして
「そうです。その箱です。」
「あれ、本当に中に何かいるでしょう?わしの時はどうやっても箱は開かなかったのに、
「中に
「
「その
「はい。
「はい。任せて下さい。」
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