【エッセイ】カクヨムコン百鬼夜行

武神 スコッパー

　ここでとあるコンテスト内で起きた妖怪事件の為便宜上必要なカクヨムの住民達を紹介する。

　Web小説サイト界隈では有名な存在。

　現世に生きる鉱山ドワーフこと「スコッパー」である。

　スコッパーは一般読者が食い付くランキング上位作品ではなく、誰も見つけたことの無い隠れた良作を見つけ出すトレジャーハンターだ。

　皆が面白いというものより自分が面白いもの追求するマイノリティな存在だが、埋もれてしまった作品を見つけ出してくれる底辺作者の救世主でもある。

　自分が見つけ出した原石を周りに披露する者もいれば、変に目立たせて作品に変な虫を付けさせたくないとい独占欲がある者いる。

　このカクヨム内にも存在し、特に評価基準が非常に高いスコッパーが集まりやすい傾向にある。

　これはカクヨムの比較多少が小説家になろうであり、「カクヨムはアンチなろう」という無意識状態が住民達やここに訪れて来た者達の中に生まれる。これは風土特有のミーム汚染が原因だとされている。

　ランキング上位であり、異世界転生や悪役令嬢等の人気ジャンルだったとしても内容が伴っていなければ他のサイト以上に酷評が生まれやすく、ボコボコになって近況ノートをコメント拒否設定にしたくなってしまうので注意しよう。

　評価基準が人気作品ほど厳しくなる典型的な風土なのだ。

　このサイトでスコッパーに気に入られる作品を作れれば、世間の流行り等関係無い自分の才能部分に並々ならぬ輝きを秘めている証である為、作者は誇りに思って良い。