05 over extended. いつもの日常
「おはよう?」
「おはようございます。もうあさですか?」
「朝ですね」
「男性陣、朝早すぎません?」
「女性陣の朝が遅すぎますね」
「おおい。三人とも。飯ができたぞ」
「ごはん」
「ごはんたべる」
「本日のメインは、かにサラダです」
「おっ。美味しそうだね」
「かに」
「サラダ」
「食べる前に、君のミントのやつ。一本くれ」
「飯食ってからにしろよ」
「喉の通りを良くしてから、君のごはんを味わいたいのさ」
「欲しいなら、全部やるよ。俺もう肺移植したから。いらなくなった」
「おい」
「あ?」
「君が吸ったやつを寄越せよ」
「なんでだよ」
「早く吸えって」
「なんなんだ。ほら。これでいいか」
「へへ」
「かにおいしい」
「サラダおいしい」
「喉につまらせるなよ」
「わたしも、それ吸う。喉の通り良くする」
「わたしもわたしも」
ミントの香りが漂う。
いつもの、日常。
小説タイトルを入力… 春嵐 @aiot3110
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