応援コメント

第5話 微笑みを乗せた船」への応援コメント

  • 【好きな一ページを読んで感想という企画より】

    【感想】第二章 第5話 微笑みを乗せた船
    長編という事なので、二章から選ばせていただきました。
    この少女は、辛い思いをしたんだろうなと感じた。それでも目的地を目指して突き進む。この回はモノローグで進んでいく。自分が見て感じたもの。見聞きしものに想いを馳せている。自分がここで経験したものが、素敵なものであったからこそこの先の旅に不安もある。それは一人旅という寂しさなのではないだろうか。命があるという事は、そこに賑わいもある。人と一緒に居るだけで明るい気持ちになったりもするものだ。しかし、ここから先は、一人。その事をひしひしと感じてしまっているように思う。
    だが、彼女にはいかねばならないところがあるのだ。自分を待ってくれているかも知れない人のもとへ。寂しがっているかもしれない人の元へ。
    自分自身と向き合い自問自答した結果、彼女は自分なりの答えを見つける。
    これは現実にも起こりうること。人は一人では生きていくことは出来ない。しかし、単体なのだという事。気持ちの切り替え方を学べる回でもあるように感じた。

    作者からの返信

    一人旅の独り言ばかり。そんな序盤の説明回に挑んでいただいてありがとうございます!あれこれ勃発する長編の、初めのまだ何もない場面、書きにくかったと思います。そこを丁寧に拾い上げてくださって感謝です。

    さらに、ここだけ読むと「何それ?」的な密かなる場面展開があって、意味がわからなかったと思いますが、実はこれ、プロローグから続く流れ(プロローグがここにつながる)でした!この神業的なピックアップにちょっと心が!(感動と言う意味で) 特筆すべきことはないけれど、でも作者にとっては大切な始まりのような場面。さあいけ、と背中を押していただいたような気がします。