物語の主人公は、生活安全課防犯係の上沢詩織。上司の鷹取と共に行方不明者の捜索をしている。猪突猛進タイプの詩織と常に冷静な鷹取のバディがすっごく良い!班長の谷上も頼りがいがあって、応援したくなる警察官たちです。
フィクションなのに「どこかで起こっているかもしれない」とリアリティが感じられて、とてもわくわくさせられます。「貧乏くじ」と呼ばれる部署で、誇りを持って働く彼女たちの姿はとにかくかっこよくて胸アツ…!
法律は知っていて損はありません。法律の知識があることで、自分だけではなく誰かを守ることにも繋がります。もっと勉強しないとなぁと思わせてくれる作品でした。
最高に面白い警察小説でした!
この作品を一言で言うなら、「シャンパンみたいにライトな口当たりの警察小説である」ってところでしょうか。
ヘヴィなものを敬遠している人でも安心して読めます。
残虐な死体やドン引き級のヴァイオレンスなどは一切ありません。
エログロもありません。警察小説なのに極めて健全、子供にも読ませられます。
それもこれも生活安全課防犯係という特殊な部署ならではなのかな?
なんなんでしょうね、この作者さん警察関係者?
やたらと詳しいです。
「ヘヴィな事件」になる前にそれを察知して未然に防ぐ、そういう繊細な部分が求められるこの部署を支えるのは、クマみたいな体格の声が無駄にデカい(態度もデカい)肝っ玉の据わった班長さんや、どこから見ても暴力団関係者やんけ!ってツッコみたくなるような先輩。いいのかそれ?
個人的には班長が大好き過ぎて上司にしたいです。
あと、サブとお友達になるにはどうしたらいいですか?