第39話 人気がない←これ
人気がない
これをどうやって読まれただろう?
ほとんどの方は「にんきがない」と読まれたはず。
でもこれってご存じの通り「ひとけがない」とも読めるよね。
人気(にんき)という言葉は普段からよく目にする。
だから自ずと人気=にんきと捉える。
ボクに限ってかもしれないけれど、お話しを書くにあたって人気(にんき)はほとんど使用しない。
その代わり「人気(ひとけ)がない」と使用したくなるときがちょいちょいある。
「人気(ひとけ)がない」と打ち込むのだが、やはり打った後に「人気(にんき)がない」とみんな勘違いするんじゃないかと書き手側としては不安に思ってしまう。
寧ろ、書き手側だからこそ過剰に反応するのかもしれない。
読んでいる方にしてみれば、
「前後の文脈から判断できるよ~」
とおっしゃるかもしれないが、やはり詰まらずに読んでもらいたいと考えると少々不安になる。
となると、表現を変えるしかない。
ボクは
「人気(ひとけ)がない」
を
「人の気配がしない」
という表現に変える。
いつもこれだ。
ただこれも文を打ち込んでみると、
「これやっぱり「人気(ひとけ)がない」の方が絶対しっくりくるようなぁ」
と思うことが多い。
少しだけモヤモヤした気持ちになる。
このモヤモヤした気持ちを的確に表現するなら、
「お肉を噛み切りたいのになかなか嚙み切れないもんだから、仕方なしに全部口の中に放り込む」
といったような感じ。
「あれ?これなかなか嚙み切れないな…」
「あ~もう嚙み切れん…パクッ!!」
と全部口に放り込んでしまったときの気持ちと非常によく似ている気がする。
まぁこんなことを悩みながら書いているのはボクだけだと思う。
小説を書きたくて書き始めたのに、思ったように全然書けなくてなんか辛いので、息抜きに思ったことを書いてみます しょうが焼き @kamebuta
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